厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
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今年158冊目『図で考えるとすべてまとまる』

2009-09-24 12:38:54 | おすすめビジネス書
図で考えるとすべてまとまる 図で考えるとすべてまとまる
価格:¥ 1,344(税込)
発売日:2009-09-14

評価  (3点/5点満点)

著者は、世界トップクラスのアートスクールで学び、JPモルガン、ボストンコンサルティンググループにてキャリアを積んだ異色の経歴を持つコンサルタント・村井瑞枝さん。

図は考えを実際にアウトプットする(=書いて表現する)という技術を鍛えるものです。本書では、図を使うことによってどのようなメリットがあるのか、そして、いつ、どのような時に使うのかという具体的なノウハウが述べられています。

図の引き出しが増えるということは、考え方の引き出しが増えるということです。その分だけ、思考力・問題解決力が高まるということです。できるだけ多くの事例を通して図の使い方を紹介していますので、意識的に図を使ってみて頭の中を整理し、物事をシンプルに捉えるようにしましょう。

【my pick-up】

◎手書きは簡単に直せる

ある程度構想が出来上がるまで、あえてパソコンは使わない。パソコンを使うのは資料を作る最終工程。考えるプロセスは手書きが一番効率的なのです。

◎手書きは人を巻き込む

きれいにパソコンで作った資料だと、もう完成しているように見える。手書きだと、まだ考えている途中に見えるから、相手も意見を言いやすい。

◎メッセージをうまく書くための3パターンを覚えよう

①相手が知らないことを述べる

 「実は~」「やはり~」「本当は~」

②意思決定するための結論を述べる

 「結論として」「比較した結果」

③相手に行動してほしいこと・承認してほしいことを述べる

 「~すべき」「~が必要」「~開始」

◎色の使い方を知る

プロフェッショナルの資料では、色はモノゴトの重要度を表すのに使われます。特に、濃い、鮮やかな色は自然と目を引くため、資料の中で、特に重要な箇所を示すために使います。

まず、資料の中で使うベースとなる色を1色選びます。自分の会社のコーポレートカラーが決まっていればそれを使うのが無難でしょう。

基本カラーを選んだら、基本カラーより一段明るいトーンの色をサブカラーとして選びます。資料の中で使う色は、基本的にはこの2色と白です。

基本カラーは一番重要な箇所などに使い、サブカラーは、基本カラー以外でも色をつけたいときに使います。

この色使いだと、白黒にしても明暗がはっきりわかりますので、社内で白黒印刷をしたり、コピーなどして使う際にも便利です。

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今年157冊目『一流の人ほど小さな仕事をバカにしない』

2009-09-24 10:49:01 | おすすめビジネス書
一流の人ほど小さな仕事をバカにしない 一流の人ほど小さな仕事をバカにしない
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2009-08-29

評価  (3点/5点満点)

『一流の・・・』というタイトルの著書が多いビジネスコンサルタント・山﨑武也さんが、「一流の人」になるためには、一つひとつの仕事を手抜きしないできちんと完成させ、それを積み重ねていく重要性を強調しています。

コピーの取り方、クリップやホチキスの留め方といった小さな仕事についても解説していますので、若手ビジネスパーソンはもちろんのこと、ある程度経験を積んだ中堅の方が自分の仕事を振り返り、チェックするのにも役立ちます。

【my pick-up】

◎自分の記憶を過信しないで、常にメモを取る習慣があるかどうかで差がつく

録音しておけばいいと思うかもしれないが、機械に頼っていたら駄目である。その場で要領を得たメモをつくり上げるという意気込みがなくてはならない。「習うより慣れろ」である。とにかく実地で全力を尽くして要点を一つ残らず書き留めておく心構えを実践していくことだ。

◎残業は本質的に必要悪

残業は能率の観点からは心身の限度を超える確率が高いので、よくない。一時的なものであり緊急避難的にするもので、本質的には必要悪といっていい。

◎月曜日の自分の気持ちで仕事に対する取り組み方を見つめ直す

働くことを避けようとする姿勢と歓迎しようとする姿勢の違いは、どこからくるか。その違いの出発点は、仕事に打ち込んでいるかどうかにある。

休みから仕事への戻り方が下手な人は、仕事に関して「嫌い」と「下手」の悪循環に陥っている。

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