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社長が求める課長の仕事力 価格:¥ 1,470(税込) 発売日:2008-06-03 |
評価
(3点/5点満点)
管理職の立場でいながら現場との接点である課長に必要な問題解決のための仕事力とは何か?この本が教えてくれます。
<仕事力をつける5つの心得>
1.どのような課題にも、必ず解決策があると信じる。
2.24時間、考えることを習慣化する。
3.解決策をつねに論理的に考える。
4.仕事術を身につけたプロになる。
5.1週間に1日、完全にリラックスする日を持つ。
<課長の心構え7ヵ条>
1.原理・原則を重視する
2.悪い情報を隠さない
3.敏速に行動する
4.会議は最小限に減らす
5.自ら仕事をつくり出す
6.信賞必罰が実行できる
7.セクショナリズムに陥らない
【my pick-up】
◎判断は正確に、決断はスピード主義で
「判断」(ジャッジメント)と「決断」(デシジョン)の違い。
判断において求められるのは正確さであり、そのためには情報収集や検討に時間がかかる場合もあるでしょう。
一方、決断に求められるのはスピードです。時間をかけても判断以上に正解に近づくことはないのだから、あとは決めるだけ。迷うのは時間の無駄なのです。
◎企画の基本とは何か?
アクションプランとしては平凡でも、前後のプロセスが的確なら、良い企画といっていい。発想が斬新ではないからといって、悩む必要はないのです。
もちろん発想に斬新さがあるなら、それに越したことはありません。ただ、それが企画のすべてだと考えるのは大間違いです。
◎集める前に、情報のあたりをつける
情報取得コストの安さがインターネットの特徴の一つですが、その影響で、他の情報ソースにお金をかけない人が増えてきました。
他の人と差をつけるなら、まさにこの部分です。
◎自分の本当の適性は3年後にわかる
1年程度の結果で判断するのは早すぎる。自分の適性を見極めるには、少なくても3年間は必死の努力を続けるべきです。
ビジネス環境というものは約3年で一巡します。その3年の間には必ず好機が訪れるし、逆に危機も迎えます。
短期間で結果を出すことと適性の有無は、別の次元の話です。
逆に3年間、我慢できない人は適性よりもやる気、前向きさ、ひたむきさなどの面でマイナス点をつけられてしまう危険性もありますから要注意。