厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

今年155冊目『社長が求める課長の仕事力』

2009-09-18 08:46:12 | おすすめビジネス書
社長が求める課長の仕事力 社長が求める課長の仕事力
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2008-06-03

評価  (3点/5点満点)

管理職の立場でいながら現場との接点である課長に必要な問題解決のための仕事力とは何か?この本が教えてくれます。

<仕事力をつける5つの心得>

1.どのような課題にも、必ず解決策があると信じる。

2.24時間、考えることを習慣化する。

3.解決策をつねに論理的に考える。

4.仕事術を身につけたプロになる。

5.1週間に1日、完全にリラックスする日を持つ。

<課長の心構え7ヵ条>

1.原理・原則を重視する

2.悪い情報を隠さない

3.敏速に行動する

4.会議は最小限に減らす

5.自ら仕事をつくり出す

6.信賞必罰が実行できる

7.セクショナリズムに陥らない

【my pick-up】

◎判断は正確に、決断はスピード主義で

「判断」(ジャッジメント)と「決断」(デシジョン)の違い。

判断において求められるのは正確さであり、そのためには情報収集や検討に時間がかかる場合もあるでしょう。

一方、決断に求められるのはスピードです。時間をかけても判断以上に正解に近づくことはないのだから、あとは決めるだけ。迷うのは時間の無駄なのです。

◎企画の基本とは何か?

アクションプランとしては平凡でも、前後のプロセスが的確なら、良い企画といっていい。発想が斬新ではないからといって、悩む必要はないのです。

もちろん発想に斬新さがあるなら、それに越したことはありません。ただ、それが企画のすべてだと考えるのは大間違いです。

◎集める前に、情報のあたりをつける

情報取得コストの安さがインターネットの特徴の一つですが、その影響で、他の情報ソースにお金をかけない人が増えてきました。

他の人と差をつけるなら、まさにこの部分です。

◎自分の本当の適性は3年後にわかる

1年程度の結果で判断するのは早すぎる。自分の適性を見極めるには、少なくても3年間は必死の努力を続けるべきです。

ビジネス環境というものは約3年で一巡します。その3年の間には必ず好機が訪れるし、逆に危機も迎えます。

短期間で結果を出すことと適性の有無は、別の次元の話です。

逆に3年間、我慢できない人は適性よりもやる気、前向きさ、ひたむきさなどの面でマイナス点をつけられてしまう危険性もありますから要注意。

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今年154冊目『エフェクティブ・タイム・マネジメント』

2009-09-16 20:30:03 | おすすめビジネス書
エフェクティブ・タイム・マネジメント―仕事を最大に効率化する 八代式15分間仕事術 エフェクティブ・タイム・マネジメント―仕事を最大に効率化する 八代式15分間仕事術
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2009-08

評価  (3点/5点満点)

前回に引き続き「15分」をキーワードにした本です。

国際弁護士でTV出演も多い八代英輝さんが、時間をいかに効率的に使って計画的に仕事や勉強をするか、オンの時間をいかに効率的に働くことによってオフをより充実させるか、という点にフォーカスして解説しています。

時間は無限にある訳ではないので、70点でよい仕事と100点を目指す仕事を見極め、うまく時間を配分するという発想が大切です。

【my pick-up】

◎3分あったら何をするか

急ぎの案件に関しては、とりあえず「メールを確認しました」という返事をするようにしている。メールの作法にはその人の人柄が如実に表れるものだ。”とりあえずの返信”をしておくだけでも、相手はあなたの仕事ぶりに安心感を抱く。

「返信はすぐに」、「期限は明確に」。メールに関してはこの2点を守ることだけでも、信頼感がアップするのだ。

◎夜のつきあいは控えめに

実は私は夜のお酒のおつきあいというものはほとんどしない。夜の社交生活に羨望を抱いたこともなければ、仕事上それで今まで不便を感じたこともない。

いつも同じメンバーで集まり、上司や仕事の愚痴を言っているとしたら、時間を有効に使いたいと思っている人にとってはもったいない話ではないだろうか。夜のつきあいは、自分にとって有効な時間になりそうかどうかで判断しよう。コミュニケーションは、昼間でも十分とれるのだから。

◎読んだ本・観た映画も記録する

手帳は週単位で記入しているが、たいてい、どんな手帳にも見開きで1ヵ月になっているページがある。手帳のこの部分は実は一般的にはあまり活用されていないように思えるが、私はそこには読んだ本と観た映画を記録するようにしている。

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今年153冊目『「1日15分」が一生を変える!』

2009-09-16 12:47:36 | おすすめビジネス書
「1日15分」が一生を変える! (知的生きかた文庫) 「1日15分」が一生を変える! (知的生きかた文庫)
価格:¥ 600(税込)
発売日:2009-07-21

評価  (3点/5点満点)

著者は、ジャーナリストでこれまでTV番組のキャスターとしてもお馴染みの蟹瀬誠一さん。昨年から明治大学国際日本学部長も務めています。

自分のやりたいことを実現するためのポイントは、生活習慣の「最小単位」を発見することであり、蟹瀬さんにとってそれは「15分」だったと言います。

細切れ・隙間時間の活用法は、時間術の中でも1つの大きなトピックですが、この本では蟹瀬さんの記者・ジャーナリスト・キャスターなどの実体験に基づいており、今すぐにでも始められるものも多いですよ。

【my pick-up】

◎15分で原稿を書く私の「文章術」

通勤電車の中などで内容や構成をある程度頭の中で組み立てておいて、パソコンの前に座った時にはそれを活字に置き換えるだけという状態まで”脳書き”をしておくといい。

◎単純作業には「ゲーム感覚」を取り入れる

仕事が終わるまで働くというのではなく、決めた時間までに仕事を終わらせるという意識が大切になる。

◎決断力をつける"Why"と"Because"

大切なのは、どちらか一方の意見を選び、そちらを選んだ理由を箇条書きにするトレーニングを繰り返すことだ。これを習慣にすれば、やがて自分の明確な意見が形成され、それとともに決断力が身についていく。

◎優先順位は「公私混同」でいい

優先順位を決める際には、仕事とプライベートを分けずに考えるべきだ。プライベートが充実すれば、必ず仕事も充実する。また、その逆もしかりなので、生活全般のバランスを考えて優先順位をつけていくといい。

◎私が「夜のつき合い」をやめた理由

私は、クリスマスやスタッフの入れ替わりなどの特別の場合を除いて、夜のつき合いには出かけていかないという決意をした。仕事と私生活のどちらが大切かと問われれば、私は迷わず「私生活のほうが大切」と答える。

極力、自分のための自由時間を増やすことに力を入れるようにしたほうがいい。夜のつき合いをしないかわりに、人と会って話をする必要がある場合は、もっぱらランチを一緒に取るようにした。

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今年152冊目『くよくよしない人の頭のいい習慣術』

2009-09-15 08:46:26 | その他私が読んだ本
くよくよしない人の頭のいい習慣術―人は心配するようにできている (知的生きかた文庫―LIFE (さ4-33)) くよくよしない人の頭のいい習慣術―人は心配するようにできている (知的生きかた文庫―LIFE (さ4-33))
価格:¥ 560(税込)
発売日:2006-01

評価  (2点/5点満点)

医学博士の斎藤茂太さんが、元気が出る工夫、プラスの考え方、逆転の発想法・・・人生を前向きに生きるための習慣術を、様々な生活のシチュエーションの中での具体的なケーススタディとして取り上げています。

極度の心配性はさすがに問題ですが、適度なものであれば自分の捉え方次第で、良い方向へもっていくことができます。それは、あらゆる側面から先を見通し、必要な対策を立て行動することです。

【my pick-up】

◎ストレスを「別のストレス」で解消する法

体にストレスを与えること。ストレスというのは、別のストレスで解消できる性質がある。心が少々疲労気味ならば、むしろ体を動かしたほうが疲れはとれるのである。

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今年151冊目『マネジメント基礎力』

2009-09-14 09:08:39 | おすすめビジネス書

マネジメント基礎力―はじめてリーダーになる人の本 マネジメント基礎力―はじめてリーダーになる人の本
価格:¥ 1,995(税込)
発売日:2009-07-30

評価  (3点/5点満点)

著者は、明治大学経営学部教授の中西晶さんと、NTTデータ人事部人財開発担当部長の家田武文さん。

現場のリーダーがクラスの行う「マネジメントの基本」「他者と協働しながら行う仕事の仕方の基本」、つまり、適正で魅力的な目標を設定し、その目標に沿って業務を遂行し、成果を上げる。そして、その遂行プロセスでは他の組織の成員と協働していく、ということを中心に本書では解説しています。

マネジメントの基礎的内容が体系的・理論的に整理されているので、これからマネジメントに関して勉強したい方に最適です。

【my pick-up】

◎「問いかけ」のスキル

よい上司やよいリーダーというのは、「問いかけ」をうまく使ったマネジメントを行っています。「発問」とは、答えがわかっていても、あえて相手に聞く場合です。発問による問いかけは、メンバーにとって三つのメリットがあります。

・メンバーの自律的学習を促進する

・メンバーの問題解決能力を育てる

・メンバーの視野を広げる

実際にメンバーに対して発問するときには、以下のような点に留意するとよいでしょう。

・最初は答えやすいものから

・体系だった発問を行う

・クローズ発問とオープン発問を使い分ける

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