「1日15分」が一生を変える! (知的生きかた文庫) 価格:¥ 600(税込) 発売日:2009-07-21 |
評価 (3点/5点満点)
著者は、ジャーナリストでこれまでTV番組のキャスターとしてもお馴染みの蟹瀬誠一さん。昨年から明治大学国際日本学部長も務めています。
自分のやりたいことを実現するためのポイントは、生活習慣の「最小単位」を発見することであり、蟹瀬さんにとってそれは「15分」だったと言います。
細切れ・隙間時間の活用法は、時間術の中でも1つの大きなトピックですが、この本では蟹瀬さんの記者・ジャーナリスト・キャスターなどの実体験に基づいており、今すぐにでも始められるものも多いですよ。
【my pick-up】
◎15分で原稿を書く私の「文章術」
通勤電車の中などで内容や構成をある程度頭の中で組み立てておいて、パソコンの前に座った時にはそれを活字に置き換えるだけという状態まで”脳書き”をしておくといい。
◎単純作業には「ゲーム感覚」を取り入れる
仕事が終わるまで働くというのではなく、決めた時間までに仕事を終わらせるという意識が大切になる。
◎決断力をつける"Why"と"Because"
大切なのは、どちらか一方の意見を選び、そちらを選んだ理由を箇条書きにするトレーニングを繰り返すことだ。これを習慣にすれば、やがて自分の明確な意見が形成され、それとともに決断力が身についていく。
◎優先順位は「公私混同」でいい
優先順位を決める際には、仕事とプライベートを分けずに考えるべきだ。プライベートが充実すれば、必ず仕事も充実する。また、その逆もしかりなので、生活全般のバランスを考えて優先順位をつけていくといい。
◎私が「夜のつき合い」をやめた理由
私は、クリスマスやスタッフの入れ替わりなどの特別の場合を除いて、夜のつき合いには出かけていかないという決意をした。仕事と私生活のどちらが大切かと問われれば、私は迷わず「私生活のほうが大切」と答える。
極力、自分のための自由時間を増やすことに力を入れるようにしたほうがいい。夜のつき合いをしないかわりに、人と会って話をする必要がある場合は、もっぱらランチを一緒に取るようにした。
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