厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2021年8冊目『ワークハック大全』は、個人やチームの仕事を充実させる30の科学的メソッドを紹介

2020-11-01 15:15:49 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

原書は『THE JOY OF WORK』で、世界18か国での刊行が決定した世界的ベストセラー。Twitterの欧州・中東・アフリカのヴァイスプレジデントで、Google、YouTubeでの勤務経験もある著者が、仕事をもっと充実させるためのシンプルな30の行動を紹介します。

 

「リチャージ」(充電)

エネルギーをリチャージする方法について説明する。仕事をうまくコントロールするための秘訣や、マイナス感情からプラス感情に移行するための方法。

「シンクロナイズ」(同期)

チームに信頼とつながりをもたらす方法を提案する。チームメンバー1人のビジョンと良質な情報がきっかけで、チームは改善される。

「バズ」(活気)

チームにとって最高の状態、つまり特別なバズがある職場環境について説明する。職場での創造性や活力、成功を刺激するための効果的な方法とは何か。

 

誰もが誇りを感じながら仕事をしたいと思っているし、同僚とともに笑う喜びを愛しているはずです。

昼休みを取るなんて軟弱者のすることだとか、職場はおしゃべりや笑いではなく恐怖や不安で満たされるべきだと主張する人たちを黙らせるような科学的なエビデンス。そんな証拠の多くは、専門誌や研究論文の中に埋もれています。

この本で目指しているのは、こうした価値ある情報を一般の読者に伝えることですね。

 

【my pick-up】

◎「会社に行く意味」があるかを考えてみよう

いまでは、ブロードバンド接続しているパソコンさえあれば、オフィスでできる9割の仕事は自宅でもできる。だから私たちは、〝この時代、オフィスは何のためにあるのだろう〟と自問すべきなのだ。

事前に予定していた人と会ったり、その場所にいる人たちと顔をあわせて話をしたりするために会社に行くべきだ。メールは基本的に、人間関係を広げていくためのツールではない。

◎他のメンバーと効果的に協力するためには、同期的なコミュニケーションではうまく実現できない

同期的なコミュニケーションでは、即時的に意見が交換され、物事が決定していく。そのためメンバーは、常に遅れを取ってはいけないというプレッシャーを感じる。一方、非同期的なコミュニケーションは、迅速に物事を決定しなければならない場合などには向いていないかもしれないが、全体としての期限を決めれば、熟考した意思決定がしやすくなる。その場で急いで回答する必要がなく、考える時間ができるからだ。

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