評価 (4点/5点満点)
この本は、「もう二度と太らない体」を手に入れるためのテキストです。
知っておいた方がいいのは、運動は期待するほどやせる効果がないこと。
ウォーキングは1時間歩いても消費量は240kcal、ジョギングは1時間で500kcalです。
次に、1日の運動量がそんなに多くない人がダイエットを始める場合、食べていいカロリー量は「34×なりたい体重」で割り出すことができることを覚えておきましょう。60kgを目指す場合は、34をかけて2040kcalが食べていいカロリー量です。
自分が食べすぎていることを自覚して、その食べすぎ分のカロリーを減らすというのが、まさしくダイエットの王道ですね。
【my pick-up】
◎ダイエットは食事が9割
そもそも、カロリー消費という点でロジカルに突き詰めていくと、じつは「運動をがんばってもやせることはできない」ということに行き着いてしまいます。筋トレにはもともとやせる効果がありませんし、ウォーキングなどの有酸素運動もほんのわずかなカロリー消費にしかつながらず、到底やせるほどの効果は期待できません。運動はダイエットを成功させるために必要不可欠ではあるものの、それは筋力や心肺機能を引き上げて日常のカロリー消費量を増やすために必要だということであり、運動を行うだけでダイエット効果を引き出すのは非常に難しいのです。では、ダイエットにおいて「主役」になるのは何かというと、それは食事です。やせるためには、日々の食事を見直して摂取カロリーをコントロールすることが絶対条件。「目標体重まで落とした場合に必要となるカロリー量」を計算で求めることができ、そのカロリー量に脳と体を慣らしていくことによって、無理なく健康にやせていくことが可能になるのです。
◎「代謝」や「体質」を言い訳にしない
「自分は代謝が悪い」と言っている方々は、たいていの場合、日常の活動レベルが低い傾向にあります。「基礎代謝」も「体質」も関係はなく、単純に日々食べすぎたりろくに動かなかったりしてきた生活のツケが体に表れているだけなんですね。
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