厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2021年7冊目『残業ゼロ社員の「やらない力」』は、プロジェクトマネジメントの徹底によってムダな時間をなくす

2020-11-01 15:04:41 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

この本では、あなたにとっての「ムダな時間」を徹底的になくし、日常の仕事の生産性を上げるメソッドを紹介します。

その名も「工程管理変革プログラム」です。

 

「工程管理変革プログラムの」6つのプロセス

1.目標設定(自分のなりたい姿を強く脳に刻み込む)

2.(自分の)時間の価値の計算

3.「やるべきこと」と「やらないこと」を決める

4.他人に振るためのシステム構築(タスク分担)

5.スケジュール管理表の活用

6.ToDoリストで15分単位のタイムマネジメント

 

残業ゼロとは、自分にとって「やらなくてもいいことをやってしまっている時間」をゼロにすることです。

 

この本に書かれているメソッドには、新技術や革新的な技術など一切ありませんし、目新しいものなどないと感じられるかもしれません。プロジェクト・マネジメント技術として大事なのは「メソッドを実践するか、しないか」なのです。

 

【my pick-up】

◎残業する社員と残業ゼロ社員の頭の中は?

残業ゼロ社員の頭の中は「残業代なんかより、自分の目標に向かうための時間が欲しい」という思いで占められているはずです。両者の思考には、目標が「ある」か「ない」かという決定的な違いがあります。

自分の年収をそれまでの数倍の1000万円にしたいと強く思えば、残業なんてしている場合じゃない。年収を1000万円に上げたいと思うのであれば、会社の仕事は定時に終わらせて、残業などをせず、副業などダブルワークをするというのもひとつの方法かもしれません。そういう大胆な発想の転換を図って働き方を変える。

◎締切りは自分で決める

締切りが設定されてしまうと、それは「守らなくてはいけない」というストレスに直結します。

締切りを他人に決められるから、ストレスになるのです。自分の意思で決めれば、締切りは「目標」になります。締切りは、自分で決めることが絶対に重要です。

◎締切りを入れることの重要性を知ろう

私は、スケジュール管理表を作る際に、最初にこの日付を入れていきます。しかも、これ以上ないというほど明確に、です。つまり、「締切りの日付」を当初から明確にスケジュール管理表の中に入れていく。工程管理において、このことは非常に重要です。

クライアントとの打ち合わせの日付を入れる。そこから、工程管理のすべてが始まります。自分で締切り日を設定する。いわば自分で自分の締切りを作るわけです。締切りを設定することが、発注者をコントロールする、社内のスタッフをコントロールする、といったことにつながるのです。

◎「悩みや課題は何ですか?」と素直に質問してみる

私は、自治体の担当者とのヒアリングで単刀直入に聞きます。「今、○○さんが抱えている悩みは何ですか?」「ほかのコンサルタントさんが、何か問題やトラブルを起こしていませんか?」直面している悩みや課題、困り事や改善したい事柄・・・それを聞き出すことができれば、もうあなたの技術提案書はAランクの評価が約束されたようなものでしょう。

そして全部は示さずに、少しヒントになるようなことだけ会話の中で小出しにします。それを聞かせれば、きっと相手は喜びます。

多くの技術者が失敗するのは「私の技術にはこんな独自性があります」「これまで培った、こんなに素晴らしいスキルがあります」といった、自分目線でのアピールに終始してしまうことです。

自治体の担当者は、あなた自身の技術やスキルに対して、これっぽっちも興味はないのです。興味があるのは、その素晴らしい技術を使って「私をどのように助けてくれるのですか?」という、自分自身がいかに楽になるか、ということなのです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2021年6冊目『理系読書』は、... | トップ | 2021年8冊目『ワークハック大... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

おすすめビジネス書」カテゴリの最新記事