厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2024年209冊目 『小さな会社のデータドリブン経営』は、経営に関するアドバイスができる経理マンを目指す

2024-07-10 14:05:23 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

多くの中小企業では経理業務はいまだに1.0(紙の時代)か2.0(システム入力の時代)のところばかりで、経理マンは経営に関するアドバイスがなかなかできていないと思います。

現代、会計業務は3.0の時代に入っています。2012年にクラウド会計ソフトが登場し、もはや入力する必要すらなくなっています。

 

クラウド会計はただの入口に過ぎず、やはりその先のデータ分析と、そこから導き出された課題の抽出、それに優先順位を決めて課題を解決し、会社のなりたい姿を明確にして、全社一丸となって進んでいくことが大事です。

 

本書ではそれを「データドリブン経営」と呼び、中小企業で最初に始めるべきことについて解説しています。

 

「まず実績を作り見える化する」「実績(データ)を分析して計画を立てる」「会社のビジョンを明文化する」

経営の基本は、立てた計画と出た実績を比較すること。昨年と今年を比較することで気づきが得られるのです。

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2024年208冊目 『40歳からの「仕事の壁」を超える勝間式思考』は、やりたいことを我慢してきた結果、思考力・行動力が停まっていないか?

2024-07-10 13:52:49 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

40代になると壁を感じやすいのは、働き方や生き方において「選別」が始まるからです。

 

これまで我慢をし過ぎてきた一番の問題は、思考停止に陥ることにあって、やりたいことを実現する思考力や行動力を発揮できなくなってしまっています

 

本書では、自分が何を大事にして生きていきたいかということを改めて意識をして、それを優先して生活する考え方をお伝えします。

 

「私も20代、いや30代までは全くおおらかな人間ではありませんでした。細かいことにこだわって怒りっぽく、いつも時間に追われて余裕がありませんでした。そんな自分を変えたいと思ってアンガーマネジメントやポジティブ心理学、幸福学、セレンディピティ、効率化や時短術など、さまざまな思考法や学問について学んだ結果、徐々におおらかさを身に付けていくことができました。」(おわりにより)

 

そんな勝間さんを救ってきた、悩みに聞く書籍も紹介しています。

 

また、身近に一歩踏み出す人がいるかいないかの違いはかなり大きいですね。踏み出す人に囲まれていたら、自然と感化されて行動するきっかけを掴みやすくなると思います。

 

【my pick-up】

◎「老後は家を借りられない」は思い込み

なぜか年寄りには家を貸してくれないと思い込んでいる人が多いですが、都心でも地方でも年金さえもらっていれば貸してくれる物件はあると思います。介護サービスが付いた高齢者専用の賃貸物件も増えています。日本は65歳以上が人口の29.1%(2023年10月1日現在)を占める超高齢社会です。老後の住居問題は、もはや優先順位が低い課題なんです。

◎ペースダウンしても同じ成果を上げられる工夫が必要

年齢とともにペースダウンしても以前と同じ成果を生み出せるような働き方に変える工夫が必要です。不要な会議やクライアントのためにならない社内業務を減らすように提案したり、オンライン対応で済む日は在宅勤務にしてもらったり、やりようはいくらでもあると思います。変わるのは年齢だけではなくて、DXやChatGPTなどのAIの浸透などのビジネス環境も、です。ビジネス環境は、この先も加速度的に変わっていくでしょう。そのことも踏まえても、働き方を変えるべきだと思います。変化する前のほうがよかった、と言っても時代の流れは止められません。

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2024年207冊目 『仕事が好きで何が悪い!』は、悠々自適な老後を捨てて社会を構成する「良い高齢者」になる

2024-07-10 13:41:35 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

歳を取ったら「悠々自適」の生活を楽しもうと、多くの人が夢見ているのは事実でしょう。

しかし、現実にはそういう生活を素直に楽しめている人はそんなに多くはないようです。

 

そんなことなら「悠々自適」の夢なんか捨てて、働けるなら働き、「若い人たちの税金や社会保険料で養ってもらう」側ではなく、「税金や社会保険料を支払っている」側に回って、なんの引け目も感じることなく、できるだけ長く「社会の普通の構成員」として堂々と生きている方が、はるかに気分が良いのではないでしょうか?

 

この本では、多くの高齢者やその予備軍の方々に、少しでも長く働き、自分の力で社会の一隅を照らし、この世の中や将来の世の中を少しでも良い方向へと導く「良い高齢者」になってもらえるように訴えています。

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