評価 (3点/5点満点)
この本のテーマは、人生を変える本当の時間の使い方です。
・いつ死ぬのかわからないのなら、残された人生の時間は自分がやりたいことだけにすべて使おう。
・「自分の人生の時間からどんな結果を得たいのか」を決め、ゴールを明確に1つに絞り、その結果が得られることに時間を集中投資して、1日24時間の中から投資できる時間をかき集める。
人生の残り時間の浪費から守ってくれる1冊です。
時間の神が厳しく、時には優しく、ユーモアを持って、時間の使い方を現代人に叩き込み、人生を大激変させる物語に仕上がっています。
なお、物語と言いつつも、本文中に出てくる時間の使い方は、科学的根拠に基づいたものばかりです。
【my pick-up】
◎「忙しくて時間がない」は単純に時間を先に確保していない
時間を確保するうえで大事なのは「いつまでにやる」という締め切りを決めるだけではなく「いつやるか」を決めることなのです。たとえば「来週中に会議の資料を作る」と決めた場合と、「来週水曜日の14時から16時に会議の資料を作る」と決めた場合、どちらのほうが確実に実行できますか?
◎休憩時間はスマホを見るな
休憩時間にスマホを使うと、脳は全然休んだことにはならないのです。ボーッと眺めようと真剣に見ようと同じです。休憩を脳のパフォーマンスを上げるための時間ととらえるなら、脳を休ませないといけないわけです。一番いいのは目を閉じること。視覚情報をシャットアウトして脳を休ませるのです。
◎気になったことは即メモ書きして、仮完了させろ
未完了のタスクをメモすることで、脳に「これは完了」と思わせて、注意力が散漫にならないようにする。メモの目的は「気になったこと」をいったん完了だと脳に思わせて、今やっていることに集中させることですから。それで行動レベルの低下を防ぐことになります。
◎タスクスイッチングの回数を減らせ
「問題が起きないギリギリのラインを見極める」という視点で考えた時に、毎回オンタイムで出なくてはいけない電話などはほとんどないことに気がついた。本当に緊急かつ重要な電話だったら、何度もかけてくるだろうし、電話を取った人に「緊急」だと伝えるはずだろう。
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