評価 (4点/5点満点)
この本は、「お金」「時間」「健康」「モノ」「情報」のムダを徹底的に省くことで、余裕ある人生を手に入れる方法を提案します。
俺は飽き性とメンタルの弱さで逃げ続ける人生を送ってきたからこそ自分の土俵に辿り着けた。それがガシェットと生活改善だった。それを突き詰めつつブログとYouTubeで発信していったら仕事になって、本も出すことになったという話。(序章より)
そんな著者がゴールとして目指すのは、作った時間で何もしない優雅な生活。何も無い時間は、心の余裕と人生の豊かさに繋がると言います。本当に毎日を全力で生きてしまうと、緊急時に対応できないし変化もできないとのこと。
本書を読むと、固定費を削りつつ時短を進めれば、質素な自由は簡単につかめることが分かります。人生の目標とか生きがいとかの自己実現はそのあとに考えればいいのではないでしょうか。
【my pick-up】
◎全ての支払いをクレジットカードに一本化する
クレジットカードでの支払いはなんといってもポイント還元が魅力。たまに安い金額でクレジットカードを使うのが恥ずかしいと言う人がいるけど、考えが古い。むしろレジの人にしてみれば未だに手間と時間がかかる現金を出されるほうがいい迷惑。店舗のためにも現金を使うのはやめてあげてほしい。俺の場合はもう現金を持ち歩くことすらやめていて、100円だろうと10円だろうと、あらゆる支払いでクレジットカードを使うようにしている。全ての支出がデータで残るから帳簿を付ける必要が無いし、アプリを開くだけで毎月の支出総額も確認可能。最近はクレジットカード以外にも電子マネーとかQRコード決済とか色々あるけど、それぞれ還元率が微妙に違うから好きに使い分けてOK。ただ、分散しすぎるとポイント消費が手間になる。
◎ムダな交友関係は時間とお金を同時に失う
自身の交友関係は一度見直してみてもいいかもしれない。なぜなら人付き合いは自分の貴重な時間とお金を同時に失うから。付き合いで仕方なく、という交友関係ならむしろ無いほうが良い。誘いを断り続ければ以前より誘いが減って孤独にはなるけど、その分他の濃い交友関係とか新しい交友関係の開拓に時間を回せるようになる。ムダに群れてもお互いのためにならないし、自分の時間を大切にするためにはある程度孤独も受け入れる覚悟が必要。
◎職場の近くに住んで通勤時間を削減する
多くの人にとって通勤は最も人生を縛る時間になる。冷静に考えて職場までのドアトゥードアで1時間は狂気。というのも往復で2時間あればなんだってできるんだ。毎日好きな映画を1本見ても良いし、1年勉強して宅建、行政書士とかの資格を取っても良いし、筋トレに捧げて別人のようになってもいい。毎日の2時間には無限の可能性があるのに、それを捨てることを仕方ないものとして受け入れてはいけない。少なくとも長い通勤時間に縛られている限り、自分の人生を変えるのは難しい。
◎人間は食べれば太るし、食べなければ痩せる
一般的に世の中にいる太りやすい人、痩せやすい人は体質のせいにしがちだけど、実は食事量が圧倒的に多い、もしくは足りないパターンがほとんど。シンプルに食べれば太るし、食べなきゃ痩せるというだけの話。要は消費カロリーと摂取カロリーの計算が大切。
◎日本人は健康管理を軽視し過ぎている
体調不良を頑張りの勲章として捉える考えがまだ根強い。中身を見ない残業称賛、体調を崩せば病院に行けばいいという安易な考えが蔓延している。体調を崩すほど頑張る人は自己管理もできない無能であり、体調を崩して仕事が止まるリスクも計算できない馬鹿だとアメリカ人は言う。俺はこのアメリカ人の考えには賛同する。病院にかかるにもお金と時間が必要だし、病院に行くまでの時間も診察を待つ時間もムダ、更に薬代もムダだし、体調を回復するまでの寝込む時間もムダと、ムダ尽くし。
◎心地よくない誘いは断っていい
断る理由がなくて断れないという人に二度と誘われなくなる魔法の言葉を授ける。たった一言、「あ、行かないです」と言えばいい。ポイントは理由を付けずに断る。理由は無いけど行かないという意思表示をすることが大切。
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