厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2018年39冊目『なぜ、あの人の仕事はいつも早く終わるのか?』

2017-11-26 17:03:03 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

「歯科医師」と「作家」の2つの肩書きがある著者・井上裕之さんの仕事が、最短・最速かつ高クオリティのマルチタスクでまわっている秘密が、本書でお伝えする「集中力」にあります。

結果へと最大の集中でフォーカスした状態を、本書では「超・集中状態」と呼びます。

井上さんの場合、この「超・集中状態」を使いこなすことで、他の優秀な歯科医師が7日かけて行う手術件数を、クオリティを落とさずに2日で終えてしまうとのこと。つまり、「超・集中状態」を使いこなすことが可能になれば、私たちも仕事で究極的には「週休5日」も実現できてしまうのです。

・得たい結果にフォーカスし、完璧な準備を整えば、自然と集中力が高まり、圧倒的な成果を生み出す。

・潜在意識がよい状態に保たれると、結果にフォーカスした途端、それを実現しようとパワーを送ってくれる。

最高のパフォーマンスを発揮しつつ仕事を早く終えるために、この「超・集中状態」を習慣化しましょう。

【my pick-up】

◎会社勤めでも、環境はコントロールできる

私は忘年会や新年会にはほとんど参加しません。毎年、特別にお世話になった人を招いて催すクリスマス会と、医院のスタッフと一緒に1年を締めくくる忘年会を開催するだけです。新年会は一度も開催しません。年末年始のイベントはこの2回で十分。それ以上、イベントを開いたり、ほかの人が開催したイベントに顔を出したりしていたら、仕事のペースが崩れますし、自分で勉強する時間もつくれません。

コントロール外のつき合いに発展しやすいのは、ゴルフも同じことです。私は大学生のときゴルフ部に所属し、しかも副キャプテンまで務めていました。しかし、いまはまったくゴルフをしません。いまの私は、ゴルフで仕事の時間や勉強の時間が潰されるのが、とてももったいないと思っています。飲み会同様、ゴルフもはじめてしまうとコントロールが効かないので、遠ざけているのです。

私にとってストイックであるかどうかは大きな問題ではありません。自分にとって成果を出すために不要だと思うつき合いはせず、必要なルーティーンを崩さないことを一番に考えたライフスタイルを貫いているだけです。

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2018年38冊目『社長の「まわり」の仕事術』

2017-11-26 16:38:31 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

社長になる人はひと握り。多くはエネルギッシュに動く社長に日々振り回され、ビジョンを実現していこうと奮闘している人たち。もしかすると、普通のビジネス書の読者の多くは、そういう人にこそ、学ぶべきなのではないでしょうか。

そんな発想のもと、「社長のまわり」の人たちの仕事術に、ロングインタビューによって迫ったのが、本書です。

登場する代表取締役は、カルビーの松本さんやDeNAの南場さんなど6名。

・できない理由を考えるのではなく、どうしたらできるかを考える。

・経営者は孤独。判断は最終的に自分で下さないといけない。

・私利私欲がない。自分の立場や名声ではなく、会社を良くしようと本当に思っている。

「社長のまわり」の話を聞くと、社長自身の魅力がこれまでになかったような形で伝わってきます。「社長のまわり」で仕事をする上で必要になる様々なスキルに加えて、トップあるいは会社の魅力を知る上でも、本書は役に立つと思います。

 

 

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