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2018年32冊目『孤独をたのしむ力』

2017-11-17 22:29:03 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

孤独力とは、社会の中で人と関わりあいながらも、つねに自分の意志を主軸に置いて、自己責任で生きようとする姿勢のことです。

孤独による内省とは、自分で自分の精神を進化させる「セルフ・ディープラーニング」とも言えます。また、「自分にとって本当に大切なのは、自分の人生を生きること」と思える強さは、大人としての成熟度です。

この本で言う孤独とは、人との接点を自ら避けるとか、誰からも無視されて孤立することではなく、ひとり自分の信じる道を歩く「孤高」のほうが近い概念です。

みんなでいても楽しいけれど、ひとりでも楽しい。どちらの状態でも楽しむことができる。

本書では、寂しさという意味でのネガティブな孤独ではなく、人間が精神的に成熟するための必須体験としてのポジティブな孤独を紹介します。そして、いかに孤独を使いこなし、心の成長を獲得していくか、その方法論も紹介しています。

「どのような事態にも動じずくじけない強固なメンタル」「多様性への尊敬と寛容」「どのような状況でも自分の幸福につながる意味を与える力」そんな能力は、本人の心の持ちようで獲得できます。

午堂登紀雄さんの前著『「いい人」をやめれば人生はうまくいく』と合わせて、読んでみてはいかがでしょうか。

【my pick-up】

◎好きなことに没頭すれば孤独は感じなくなる

自分自身につながっていれば、図書館でひとり勉強していても、河原の土手をひとり走っていても、カフェでひとり企画書を書いていても、「寂しい人と思われたらどうしよう」などという雑念が入り込む余地はありません。孤独で寂しいと感じている人は、夢中で打ち込めるものを見つけることです。

◎相手に幸せにしてもらおうと思わない

何が何でも高年収というのは、どこかに相手のお金を使って幸せになろうという自己中心的な発想を内包している可能性があります。他人のお金を使って自分が豊かになろうという依存心の強い女性は、まともな相手であればなおさら敏感に感じて引かれてしまうでしょう。もはや自分のことしか見ておらず、一緒に乗り越えようという発想がない自己中心ぶりは、むしろ旦那さんのほうが気の毒です。女性はむしろ、自分のほうからこの人を幸せにしたいとか、どんな状況でも二人協力してがんばっていこうと思える人を相手に選んだ方がいいような気がします。

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