評価 (3点/5点満点)
40代以降に成熟した一人前の人生が始まります。仕事と勉強なしに、成熟した人生は始まりません。
1942年生まれ、75歳の著者・鷲田小彌太さんが論じる勉強法は、本格人生を望む人のためのものです。いささか他の勉強法の本と異なります。
・暇がないから仕事に忙しいから勉強をする必要がある。大学生が勉強しないのは暇がある、ありすぎるからだ。
・勉強は紙と鉛筆があればできる極貧時代から、パソコンがあればいい情報時代に変わった。
本書を読むと、勉強法とは単なる手段・道具ではないことが分かります。生きる方法で、「どう生きるか」という人生論の中核問題と言えます。
勉強、仕事、人生の相互関連を感じ取りましょう。