評価 (3点/5点満点)
著者のアーノルド・ベネットは20世紀最大のイギリスを代表する小説家で、この『自分の時間』は約100年前に発行されたものです。時間について書かれた実用書のうち、世界中の多くの一流人たちに支持された本の1つです。
いわば時間術の古典ですが、原書は14ポイントという大きな活字で、しかもゆったりと組んであって100ページ弱、一晩もかからないで読み終えることができます。
しかし、その時間活用術は、以下のようなことなど現在の私たちでも大いに活用できるものです。
「まず私から皆さんに提案したいのは、2時間、あるいは1時間でもよいから、早起をしてみてほしい、ということだ」(まえがきより)
本書からは、「何となく歳をとっていくというところから抜け出し、少しでも自分をよりよいものにしてから人生の最後を迎えて欲しい」というベネットの考え方が伺えます。