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(3点/5点満点)
新書の世界にパチンコというジャンルの風穴を開けた漫画家・谷村ひとしさんが、2015年11月からスタートしたパチンコの新ルールをもとに、今後のパチンコの活性化に向けた課題とその対処策を提言します。
新ルールとは、MAXタイプ(大当り確率が低い分、大当り時の連チャン・出玉が多い機種)の規制や、東京都のホールでの等価交換の禁止(4円交換が3.57円交換になった)です。また、2015年はメーカーの倒産や、中堅チェーン店が買収されて大手グループの傘下に入る、といった業界再編の動きも加速しました。
こういったパチンコ業界の動きや対応も、ビジネス全般に応用することができます。
・業界の歴史が大きく変わるかもしれないルール変更に伴う、ユーザの動きを見極める。(ルール変更の前日にこれまでの貯玉を交換するためにお客さんが景品カウンターに行列を作った)
・ユーザの動きをもとに、新たな課題を抽出する。(等価交換禁止よりも貯玉の1日当たりの利用に制限がかかることのほうに不安が残った)
・ユーザに対するサービス向上。(等価交換じゃなくてもパチンコは楽しく勝てるということを浸透させていくしかない)
・将来の業界やユーザの動向を読む。(2016年GWより各メーカから渾身の新基準1号機がリリースされホールの風景はガラリと変わる。等価交換禁止の波は全国に波及)
業界でのルール変更を、長いスパンでいい方向に変えていくためのものと捉えるということはたしかに大事ですね。
【my pick-up】
◎新基準1号機はやっぱり甘くなる?
MAXタイプがなくなってしまい、もうパチンコで大爆発は味わえないのかな、と諦めかかているファンを振り向かせなくてはいけない。もちろん、これまでのようなストレートな爆発はムリです。ただ、新ルールで定められた「確変継続率は65%まで」というのが肝でしょう。ここでいう「継続率」は純粋な確変継続率で、時短での引き戻しは計算に入っていないんですね。つまり、時短100回での引き戻しも考慮すると、トータルでの継続率は72~73%ぐらいになります。MAXタイプのST機でスルーしてしまうよりも、よっぽど夢も出玉も、そして安定感もあります。しかも、大当り確率自体が甘くなるわけですから、時短を抜けたあと、すぐに引き戻す、というケースも増えていくことでしょう。一気に10連、20連は難しいけれど、5連チャンしたあと、時短で引き戻したり、時短を抜けたあとに、またすぐに当たったり・・・という「数珠連チャン」的な当たり方が期待できます。結果、少ない投資でドル箱をみ上げる快感が味わえる。