厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2016年83冊目『いつも時間に追われている人のための「超」時間術』

2016-05-05 17:03:42 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

午堂登紀雄さんの本は、私が読書を始めた初期に『30代で差をつける人生戦略ノート』(2007年刊)に出会い、感銘を受けた記憶があります。

本書は時間術がテーマで、テクニックもたくさん紹介されていますが、時間術にはコミュニケーション力や論理的思考力などの要素、つまり全人格・人間力が問われていることが、真の主張として感じられます。

時間の使い方とは生き方そのもの。「作業」を減らして「仕事」に専念できる状態・環境をまず作ることですが、その先に自分なりの目的・あるべき姿を考えないと、充実した生活や人生を送ることができないのではないか?そこを考えさせられた1冊です。

【my pick-up】

◎悩むのではなく問題解決を考える

大切なのは悩むことではなく、その問題の本質を洗い出すこと。そうすれば、悩みや不安は課題として可視化され、解決方法が見えてきます。あとは解決のための行動を起こすだけ。

◎全体像が俯瞰できるようにしておく

未経験の新しい仕事に取り掛かるときも、いきなり作業を始めるのではなく、まずは最初から最後までの全体像をノートに書いてみます。すると、別の部署がからむ作業が発生するとか、上司の確認をもらう必要があるとか、どこで最終チェックをしなければやり直しができなくなるかなどがわかりますから、効率的な作業手順を組むことができます。

◎20代はブラック労働をしたほうがいい理由

あまりやることがなくていつも定時で帰れる超ホワイト企業を理想とする人もいるでしょう。それが40代以降であれば、仕事と家庭の両立ができるうえに健康面からも理想的ですが、20代でその環境に慣れてしまうと、使い物にならない人材の一丁上がりというリスクをはらんでいます。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2016年82冊目『やり直し・差し戻しをなくす できる人の準備力』

2016-05-05 16:40:15 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

この本では、準備力というテーマで仕事術をまとめています。

大事なことは仕事を始める前の準備にある。準備の力こそやり直しを防ぐポイントだとして、‘準備の6つのステップ’が紹介されています。

1.仕事の目的を確認する

2.仕事のターゲットを意識する

3.仕事のアウトプットイメージを共有する

4.仕事のプロセス/手順を作る

5.アウトプットを考える

6.仕事をアウトプットする

著者の上阪徹さんは、ビジネスのトップランナーへのインタビューを通じて、著者に代わって本を書くことも仕事にしていますが、10万字の文章を書き1冊の本にまとめるというある意味1大プロジェクトにおいては、行き当たりばったりでは当然うまくいかず、書く前の準備でアウトプットの質が決まることを、ご自身の経験から痛感されていることでしょう。

「お願いされた仕事に対し、やり直しを求められることが多い」と普段の仕事で悩んでいる方は、ぜひ読んで欲しいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする