評価 
（3点/5点満点）
この本では、偉人たちの言葉を引用しながら、集中するためのコツを色々な角度から取り上げ、またその実践法を紹介します。
現代のように慌しく、それでなくても忙しい生活の中で、充実した人生を実現するためには、短時間で効率的に物事を処理していく能力がどうしても必要になってきます。そのために大切になるのが「集中力」なのです。
自分への自信、リラックス、いいイメージを持つ、発想を変える、感情を上手にコントロールする、人に貢献する意識を持つ・・・
集中力を発揮すれば、逆境を乗り越え、大きなことを成し遂げられるのです！
【my pick-up】
◎はじめは、「面白いふりをする」だけでもいい、それがきっかけになる
とりあえず、「今、この仕事に面白みを感じています」と、まわりの人たちに口にして言ってみるのです。仕事が面白く感じられると、より積極的に自分のアイデアを提案するようになります。そして、自然に仕事への集中力も増していきます。
◎食べる量を減らすことによって、集中力が高まっていく
確かに、「食べすぎ」は、集中力を落とす原因の一つになります。一方で、「食べる量を減らすことで、集中力が高まる」という説もあります。昔は、「仕事ができる人ほど、よく食べる」といったことが言われていた時期もありました。しかし、そういう考え方は誤りだったのかもしれません。実際には、「仕事ができる人ほど、食べる量が少ない」というほうが正しいのかもしれないのです。
◎他人を自分の思いどおりにしようと思うと、不満とイライラが溜まっていく
かえって相手は、自分の思いとは裏腹なことばかりするものです。そうなると自分の心には、思いどおりにならない相手への不満、怒り、イライラといった感情を心に溜め込まなければならなくなるのです。そのために気が散って、自分がしなければならないことに集中できなくなります。結局は、自分自身にとって有益になることはなにもないのです。相手を自分の思いどおりにしようと思うよりも、相手の幸福を願って生きていくほうが、自分の人生にとって良いことがたくさんあるのです。
