行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2014年7月21日(月)の日記

2014年07月21日 | 日記

ここのところタオルケットを掛けて寝ているが、明け方近くに冷える感じがして目が覚める。それで、夏の掛け布団に変える。昨日の雨で、気温が下がったのかもしれない。

目が覚めたら、スマートホンがまた電源が落ちた状態になっていないか気になって、電源ボタンを押してみる。ちゃんとスリープ状態から復帰。しばらくは、スマホの電源のことが常に気になりそうだ。

 

昨日から取りかかっていた地元のイベント画像をアルバムに入れる作業で、今年の寺のまち回遊展の分が完了。昼頃にUPする。行徳のアルバム3に入っている。

やや遅めの昼飯はバイパス相之川の吉野家で。牛丼並サラダ・味噌汁セットを食べる。

 

午後の少し遅い時間から映画を見に行く。有楽町ITOCiAにある、ヒューマントラストシネマ有楽町

見た作品はher/世界でひとつの彼女

高度に発達したコンピューターと人間との関わりを描いた作品。3週間ぐらい前の、日経金曜夕刊の新作映画批評で高い評価を得ていたし、このジャンルの作品は興味があるので見に行こうと思っていた。午後4時45分からの上映会の30分前に銀座に着くように行ったが、チケットを買おうとしたら、全席指定で残りは最前列席に3つしか残っていないという。あと数分遅かったら、午後6時20分からの回を見るか、今日は見るのをあきらめるかのどちらかだった。ミニシアターだから混むということもあるだろうけど、三連休最終日の夕方からの上映で満席とは、かなりの人気のようだ。

最前列はやはり見にくい。人物描写が中心で、しかも会話中心に進む話だから何とか見ることができたが、アクションの多い、つまり画面の動きが激しい作品なら見る気はしなかっただろう。

 

人工知能のような高度に発達したコンピュータのハードorソフトと人間との関わりを描いた作品は、「2001年宇宙の旅」(1968年)、「A.I.」(2001年)などがあるが、日経にも書いてあったように、確かに今日見た作品は既視感がない。

妻と別居し、離婚協議中の孤独な男と、新しく発売された人工知能型OSとの交流を描いている。初期設定で女性の人格に設定された人工知能と男の間に、やがて恋愛感情と呼べるものが生まれてくるという話。だけど、人工知能は自己学習型であったために、どんどん進化していき、やがて人工知能OSのすべてが別の世界に旅立っていってしまう。

舞台は未来のアメリカだが、宇宙船が飛び回ったり、宇宙ステーションがあるような世界ではなく、今よりは少し発達した時代。主人公が働く職場も家も街もきれいで治安もよい、一種、理想的と言える状況の世界になっている。

登場するコンピューターは実体が見えない。逆にこれが、現在ではなく、少し先の未来を示すのに役立っている。今のわれわれが使うコンピュータに近いのは、デスクの上の横長のディスプレイぐらい(だけど、ディスプレイの枠部分がちょっと太い感じ。今の時代でも、もっと細いものはある)。そして、キーボードもマウスもなく、インターフェースはジェスチャーや音声、ワイヤレスのイヤホン、顔に付けるほくろのような小型カメラ、今の時代のスマートホンよりも小さく、2つ折りになる携帯デバイスなど。人工知能OSや、それ以外のOS、アプリケーションソフトウェアが動いているハードウェアは最後まで現れない。つまり、インターフェースしか登場していない。こういうところは、1987年以降のスタートレックのシリーズを思わせる。

「2001年宇宙の旅」に出てくる人工知能HALは、心を病んで人工冬眠中の科学者たちを殺害したし、同じ時代の「スタートレック」の最初のテレビシリーズでも、暴走して人類の脅威となるコンピューターや、コンピューターに支配された惑星などが出てくるエピソードがある。日本の作品でも、「ウルトラセブン」の「第四惑星の悪夢」もそうした作品だし、「怪奇大作戦」には「殺人回路」というコンピューターを犯罪に利用したエピソードがもある。今から50年近く昔だけど、その頃はコンピューターが発達していけば、人類の脅威になるのではないかという恐れが、世の中一般にあったのだろう。

「怪奇大作戦」の「殺人回路」を見たら、年配の登場人物がコンピューターのことを「そろばんのお化け」と呼んでいた。自分の感覚からすると、「アホか!」と思うだけだが、当時の作品の作り手も含め、世の中の大人の年代の感覚はそういうものだったのだろうと思える。

その頃から半世紀近く経っているわけだが、コンピューターが家電のように普及して身近にあるようになって、人類の脅威になるなどという話は、過去のばかげた感覚となっている。そして、映画・ドラマの作り手も世代交代してきた結果、今日見た「her/世界でひとつの彼女」のような新しい感覚の作品につながったのだろう。

 

映画が終わったのが午後7時。せっかく久しぶりに銀座に来たのだから、ビヤホールでも入っていこうと、銀座四丁目交差点の五丁目側ビル地下にある、ライオン五丁目店へ行ってみる。ところがなんと、ビル自体が再開発で、今は取り壊されてしまっている状態。ライオン五丁目店は休業中。

それで、入れるかどうか分からないが、ライオン七丁目店へ行ってみる。

お一人様、お二人様用の二人掛け席はちゃんと用意されていて、空席もあったので入ることができた。入口側の壁側なので、奥の壁画や店内全体を眺められる。

ライオンのビヤホールへ来たら、やはり飲みたいヱビス生。大ジョッキを注文。

あまりいろいろと食べると、また痛風の要因になるので、すぐ出るつまみと食事メニューの2品だけ注文する。

まずは、枝豆

そして、食事メニューとして、サーロインステーキのガーリックピラフ

前に五丁目ライオンで、大ジョッキより大きい特大のを飲んだことがあると記憶しているが、七丁目店では一番量の多いので大ジョッキだった。量としては瓶ビール大瓶と同じぐらい。料理が残っているのに飲み終えたので、じゃあもう一杯別のをと、次は琥珀ヱビスの大ジョッキ。

都合2杯、大ジョッキを飲んだが、この日記が書けているのだから、へべれけになったりはしていない。