日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

「アジサイ」の花が咲き始めています。「梅雨入り」はもうすぐです。

2021-05-14 08:38:03 | 日本語学校

晴れ。

正に五月晴れ。まだ関東地方は梅雨には入っていないけれど、なんとなく、もう梅雨に入ってい、そして今日は、その中休みみたいな感じがするのです。

「サクラ」の花を楽しみにするように、「梅雨」が近づくと、「アジサイ」の花が楽しみになってきます。まだ「ヤエザクラ」が咲いている頃から…葉が大きくなりだした。花(本当は、花に見えるものは萼なのだそうですが)が蕾を付けはじめた。蕾が膨らみ始めた。そして小花が開き始め、あっというまに小球になる。

で、今朝、いつものように花の様子を窺うと、奥の方に濃い青の球が見えました。小さいけれども、もう花の格好になっていたのです。

コロナ禍の中で、慌ただしく年が過ぎ(もう1年以上もこんな状態が続いています)、心安まるのは、近くの花や樹を見るときくらい。夏は夏なりに、秋は秋なりに、そして冬も春もそれなりの姿を見せてくれる、命の数々。

人間はコロナウイルスにオタオタしているけれども、地球から見れば、人間がコロナウイルスみたいなもの。人間は「ワクチンだ」、「治療薬だ」と開発に鎬を削り、そして、もとより、同族ですから、死を悲しんでいる。

そういうことができない地球が、同じ生命体であるウイルスを使って、自分を治療しているのかもしれないなどと考えてしまうと、「とにかく自転車で行ける所しかいかない(つまり近くのスーパーや職場です)ぞ」と、自分のできることを言われるとおりにやっている自分が、地球から見れば、それこそ厄介者のウイルスなんだと思われて、虚しくなってくることもあります。

けれども、仕方ないですね。この世に生を受けてしまったのですから、人に迷惑にならないように、ちまちまと命を守る行動を取らざるを得ない。考えることをやめるしかないですね。

この人間というウイルスも、私のように大人しくしているものもいれば、跳ねっ返りで勝手なことをしているものもいる。そっちの方が問題なんでしょうけれども。

さて、学校です。

学校では、手洗いの奨励、教室の椅子や机などの消毒など、できることはできるだけし、学生やスタッフが安全に仕事ができ、また勉強ができるように心を砕いています。これはどこの学校でも同じです。

ただ、ここは日本国ですから、他国の人たちが他国の流儀でやろうとしても、時にはそれが難しい場合もあります。

宗教的な事情で休む。彼等が休むからと言って、他の学生が休みになることはありませんし、特別に休んだ分を補うこともありません。もちろん、本人が聞きに来れば別です。その時は丁寧に対応しています。

というわけで、昨日、集会に参加した人たちに今日は休んでもらおうと考えています。インドからの帰国者も三日は観察しているとのことですから。

昨日、集会があって、一緒に食事をしたとのことですから、翌日の今日を入れれば、土日で三日になります。月曜日から出てきてもらえば、まずは安心ではないかと考えています。まあ、できる範囲で対応するしかありません。これは私達だけの話ではなく、他の学生達もいるのです。

参加はしないように話しても、それは宗教上、できないということですから、それならばこちらで、最低限の要求をするしかないのです、安全のために。何もなければそれに越したことはありませんが、万一ということもある。インドやイスラエルのそれぞれの宗教行事が新聞やテレビで報道され、3密を避けるどころか押し合い圧し合いで、それを指摘されても、神様が守ってくれるからという返事しかない。

それをどうこう言う立場にはありませんが、日本では、いろいろ考えた末に、皆の安全を考えればと各地の祭りも中止になっています(だからオリンピックのためのやり方に対して批判が出るのです。人々の大切な祭りすら犠牲にしているのにと)。それと同じことです。参加は自由だけれども、皆の事を考えれば、これは過分の要求ではないと思います。

日々是好日

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