夏至が過ぎてしまいますと、さすがに夏本番が来たような気がいたします。梅雨というものこそないですが、北京ではここ数日雷雨が毎夜のように続いています。雨が上がった後は一旦涼しくなりますが、翌日、日差しが強くなるにつれて、気温が又ぐんと盛り上がってきます。やはり夏ですからね。一雨ごとに暑さも増します。
昼間、小鳥の囀りの中に蝉のざわめきがいつの間にか混じりこんできています。蝉というと、声が「岩に染み入る」日本の蝉の様子が又目に浮かびます。北京の蝉より体格が少しほっそりしていて白っぽく見えますが、鳴き声にかけては並大抵のものではありません。うだるような暑さの中で、こやつだけが元気に熱唱しているのはいとも悔しいです。
昼間は蝉の声、夜はやはりヤンコ踊り。十数年もの間に、北京は、町の様子や人の生活振りがめまぐるしく変わってきたものの、変わらないのは、この夏の風物詩です。愛好者として、婆ちゃんや爺ちゃん達が殆どですが、偶には若者の姿も見かけられます。尤も、ヤンコ踊りのほかに、現代風らしい様々な踊りもあちこちで勝手に踊られています。何といっても、暑いですからね。夕食後、健康のために散歩がてらにその場の隊列に加わり、リズミカルに体を動かして一汗をかくのは確かに良いことです。
天山来客
昼間、小鳥の囀りの中に蝉のざわめきがいつの間にか混じりこんできています。蝉というと、声が「岩に染み入る」日本の蝉の様子が又目に浮かびます。北京の蝉より体格が少しほっそりしていて白っぽく見えますが、鳴き声にかけては並大抵のものではありません。うだるような暑さの中で、こやつだけが元気に熱唱しているのはいとも悔しいです。
昼間は蝉の声、夜はやはりヤンコ踊り。十数年もの間に、北京は、町の様子や人の生活振りがめまぐるしく変わってきたものの、変わらないのは、この夏の風物詩です。愛好者として、婆ちゃんや爺ちゃん達が殆どですが、偶には若者の姿も見かけられます。尤も、ヤンコ踊りのほかに、現代風らしい様々な踊りもあちこちで勝手に踊られています。何といっても、暑いですからね。夕食後、健康のために散歩がてらにその場の隊列に加わり、リズミカルに体を動かして一汗をかくのは確かに良いことです。
天山来客