なごみの食卓

３月下旬並みの気温のぽかぽかの１日、
わたしは電力会社主催の料理教室に当選したので出かけてきました。

人気の料理家やレストランなどのシェフ、
色々な分野の講師陣が名を連ねるここの教室は、
抽選で当たらないと行けないところ。

なかなか当たらないと嘆く方も多い中、
運良く年に数回は行かせてもらっております。

今日の講師はパンやスープの本、
今日のタイトルと同じ家庭料理のほんも出版されている坂下美樹先生。
以前一度講座を受けたときに、
家庭で手軽に出来る美味しいお料理と、
かわいらしい笑顔と、お優しい話し方に惹かれ、
都合のつく講座は応募しています。
なかなか毎回当選とはいきませんが、
是非受けたい講座です。

上の画像は私たちの卓の出来上がり。

　　　　　　　　　　　　　

ここからは先生が作られたものをひとつひとつご紹介。

ワタリ蟹と卵の炒め物。

　　　　　　　　　　　　　

蒸し鶏とくらげの中華風あえもの


　　　　　　　　　　　　　

タイ風えびトースト

　　　　　　　　　　　　　

芝麻球　ゴマ揚げだんご

今回それほど身近でない素材はワタリ蟹だけ。
それでも鍋物用としてこの時期は割と安価で出回っていますし、
他のお料理は身近な素材で出来ています。

帰りにお買い物をして、夕食のメニューに出来るというのは、
主婦には嬉しいですよね。
またワタリ蟹を他の素材に置き換える方法もお聞きして、
どうしてもこれでなくてはということでもないのがいいところ。

どれも家庭で簡単に作れて、美味しい。
先生のお料理が人気なのが理解できます。

今日はベテランの先輩主婦の方々とご一緒。
あれこれ細かく決めずとも、
うまくみんなが手分けして、あっという間に完成。
後かたづけも早い早い。（笑）

どれも美味しいお料理ですが、
デザートのゴマ揚げだんごは、
すごく油っぽいものを食べてから、敬遠していました。
でも、先生のレシピは一手間かけることにより、
全然油っぽくない。
同じ卓のみなさんも、
ジュッと嫌な油が出るものを食べたことがあるそうで、
油っぽくないゴマだんごに感激して、
すぐにも作りたいとおっしゃっていましたよ。

お料理は日々のこと、
特に習わなくてもある程度のことは出来るし、
レシピ本も巷に溢れています。
けれど自分の時間やそこまでの交通費や受講料をかけても、
魅力のある教室は、
自分では気づかないこういう一手間を習いに行っているのだと思います。

今日も心も温かくなる教室でした。
こういう時間がわたし自身の心を豊かにし、
日々の暮らしを楽しいものにしてくれるのです。