前日何とか用を終えたので、ひそかに一度は行きたいと思っていた軍艦島上陸クルーズに参加することにした。
端島(俗称、軍艦島)は長崎港外の主要な島々の中で最も遠い島。
長崎で生まれ育ったのに一度も行くこともなく、やがて端島炭鉱も閉山し、
かって5000人も住んでいた島は無人島となり住居・施設は廃墟となり二度と行くことはできなくなった。
ところが2~3年前「軍艦島上陸クルーズ」というものが出来て、島に上陸してのほんの一部だけど見学できるようになった。
それでこれはいつかは行かねば!と思っていたのだ。
前日の予定が良くわからなかったのでクルーズの予約をしていなかった。
平日とはいえ夏休みの期間、切符取れるだろうか?と不安で大急ぎで食事をして、もちろん缶ビールもちゃんと飲み7時過ぎにはホテルをでた。
でもこれは大きな誤算、そんなに急ぐことはなかった。
港に着いたときは窓口はしまったまま。
五島行きの客以外、クルーズの客らしき人は誰もいなかった。
それから何の案内もない窓口を時折ちらちら見つめながら、
おとなしくまっていた。
おとなしく?・・・待つ分けないか。
売店で買った焼酎をちびりちびり飲みながら、まった。
1時間ほどしてようやく窓口が開いた。
切符か簡単に取れた。
夏休み期間中でも土日はどうか知らないけど平日ならば別に予約しなくてもよさそうだ。
誓約書にサインをさせられた。
もちろん、はいはいとろくに内容も見ないでサインした。
いやだといったら、じゃ上陸させた上げない、といわれるから。
もっとも内容はごく当たり前のこと
・係員の指示に従うこと
~はいはい、根が人の先を歩くよりも人の後からついていくのが好きな種類の人間、従いますよ
・見学区域以外の区域に立ち入らないこと
~はいはい、廃墟の中をみんな勝手に動いたら危なくてしょうがない。
これも素直に従いますよ。
・柵を乗り越えるなど危険な行為をしないこと
~はいはい、そんなあほなことしません!
・安全に利用するのに適した衣服・靴を着用のこと
~はいはい、作業着みたいな服しか持ってません。
・飲酒(船内も含む)をしないこと
~うん? これはちょっと・・・
でもまあ、はいはい・・・
でも内心(くっくっくっ・・・甘い!実はこのようなこともあろうかと、
ペットボトルの麦茶の中に焼酎をまぜていたのだ。このぐうたら百姓をなめてはいけない)
というわけで、手続きも済み、料金も払い、
(4000円それに別に上陸費300円!高~~~い!!)
桟橋をぶらぶらしながら30分ほどまって船に乗りこんだ。
この船に?
・・・あいにくこの船ではない。
この船は長崎港遊覧の船・観光丸。
幕末の勝海舟や坂本竜馬ゆかりの長崎海軍伝習所の練習船だ。
といっても、もちろん今そんな船が残っているわけではなく、ハウステンボスが複製した船。
で乗る船はこちら。
まあ、なんてことはない普通の船。
そして出発!!