ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

旅~軍艦島(7)

2013年08月24日 18時45分50秒 | 長崎


船は端島を出た。
すると入れ違いに他の船がやってきた。
高島海上交通と書いてるので隣の高島からも出てるらしい。
高島を見物してから端島に来ることが出来るのだろうか?
それもいいプランかもしれない。



なんてことはおいといて船はこれから端島を1周する。
一番左は上陸した桟橋。
その隣に二つ見えるのはかって石炭を積み出した桟橋の跡。



右は小中学校の跡、一番左に先ほどの船が接岸しようとしている。



これから外海、堤防が高くなる。
(10メートルの堤防、そして瓦礫、ついつい東日本大震災とだぶって見えてくる)
手前は病院跡。
その裏の炭鉱住宅の屋上には保育園があった。



船は軍艦の船尾(?)部分を廻る。
これからは炭鉱住宅の高層アパートが林立する。
島の西部分はもっとも波が荒いところ。
大事な炭鉱を守るために高層住宅が防波堤代わりになってたらしい。
木枠の窓を高波が襲う。
台風はとっても怖かっただろう。





住宅は鉄筋コンクリートだけでなく木造もあった。
今ではみな瓦礫になって残骸をさらしている。



これから端島が最も軍艦に見えるところ。
戦艦「土佐」に似ていると言うので軍艦島といわれるようになった。
「土佐」の写真はこちらを・・・
http://hayabusa-3.dreamlog.jp/archives/51312393.html
昔の端島に似てるらしい。











船はぐるっと廻って船首?に来る。
右手にちょっと見える赤いレンガの建物は炭鉱の浴場。
中には浴槽が3つあって地下からあがってきた工夫はまず服を着たままで最初の浴槽に入り石炭のくずがいっぱい着いた服や体を洗う。
浴槽は真っ黒だったらしい。
それから第二の浴槽で体を洗う。
最後に掛かり湯を浴びる。
掛かり湯だけが水で、第1、第2の浴槽は海水だったらしい。



上陸した桟橋には高島海上交通の船が止まっていた。
乗客は上陸して見物しているのだろう。

さてこれから端島を後にして長崎港へと向かう。
もう来ることは無いかも知れない。
これからもどんどん端島の崩壊は進むだろう。
いつまでこんなこの島を見ることが、そして上陸することが出来るのだろう。
コメント (2)
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