ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

「大鏡」

2021年02月01日 18時03分12秒 | 本の中から
失われた時を取り戻そうと、
毎日、日本の古典を読んでいる。
高校の国語の授業の呪縛から解き放された今、
日本の古典を思いっきり楽しんでいる。

もっともっと早くこんなことに気づいてたら・・・
日本の古典をもっともっといっぱい楽しんでたのに!
高校の国語の古典の授業の最大の目的は、
きっときっと日本の古典はつまらない!と思わせることだったのだろう。
国語の授業は無駄な無駄な時間、居眠り時間、失われた時・・・だった。
そして今この失われた時を取り戻そうと、
日本の古典を読み続けている。
西洋の古典は西洋史の授業が面白かったこともありよく読んだ。
そしてその分日本の古典は避けてきた。
でも、今、国語の授業の呪縛から解き放された今、
そんな気持ちで読むと、とっても面白い!
西洋の古典には、いくら読んでもやっぱりどこか違和感を覚えた。
でも日本の古典には当時の習俗を表す言葉がなかなかわからないものの、
同じ日本語、より近い親しみを感じる。
そうそう、きっとここが自分の居場所ではなかったか、と思えてくる。
「源氏物語」にまだまだ距離を感じるものの、「枕草子」は平安時代のブログ。
これはまず現代語訳で読むことをおすすめしたい。
「桃尻言訳枕草紙」みたいな訳で。
すると「なぁ~~~んだ!普通のブログじゃない」と思えて来るだろう。
今こんなブログを投稿してもきっと本にまでなることはないだろう。
でも1000年も前にこんなブログがあった!
なぁ~~~んだ、今と同じじゃん!
そう思わせる・・・
そこが「枕草子」の魅力だ。

今まで避けて通ってきた軍記物もいろいろ読んだ。
御伽草子や浮世草子、仮名草子や洒落本、滑稽本・・・失われた時を取り戻そうと、室町~江戸時代の庶民の夢に浸りつつ、
いろいろ読んでいる。

そして今、ちょっと目先を変えて、読んでいるのは「大鏡」。
これもまたまた面白い。
きょうもまた、うとうと酔いに任せて「大鏡」を読み、
紫式部や清少納言と同時代の平安時代の夢に浸りながら眠りにつく・・・

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