ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

健診

2010年08月05日 08時48分14秒 | 田舎暮らし
健診に行った。
いつものことで健診の時は1週間前から酒をやめて、医者をだますことにしている。
それで結果はいつも、異常なし!
もし酒を断たなかったら、きっとγーGTPは3桁になっただろう。
それで今年も・・・と思ったのだけど、1週間はとても長すぎるような気がして、4日にしようと思った。
4日も酒を絶ったら十分だろう。
ところが酒を断つと4日でもちょっと長すぎるような気がした。
急に酒を絶つのもどうも体に悪いような気がして。
それでなか日にちょっと呑んだ。
ちょっと呑んだら、もうちょっと飲まないといけないような気がした。
きっとこれでは体には良くても精神的には良くないだろう。
というわけで結局、なか日に普通に呑んだ。
というわけで結局、断酒は1日だけで自然体で健診に臨んだ。
ますますアルコール依存症が進行してきたな、と反省しつつ・・・
やっぱり自然体が一番!
そもそも医者をだまそうというその根性がいかん、と自分に無理やりいいきかせつつ・・・

さて健診に行くといつもひっそりしているクリニックがなぜかとっても多い。
ふ~ん、たまには流行ることもあるのだな、悪いときに来た。
大分待たされて、やっと中に入ると看護師がいそがしく走り回っている。
まず身長計に立ってください、といわれて立った・・・立たされた・・・数分経った・・・なんか悪いことでもしたのかな・・・と首をかしげたところにようやくやってきて、身長を測った。
あれっ、短くなっている?
そうだ首をかしげた分だけ短くなっているのだ。
でも、まっいいか。
次に体重。
昔は増えるのが気になったけど今では減るのが気になる。
都会にいた頃は最高70キロあったのに今では56キロなのだから。
田舎暮らしは恐ろしい!

それから視力。
Eの文字の空いてるところを言えという。簡単な問題だ。
もっと難しい問題を出したらいいのに・・・
漢字検定に出てくるような漢字を読ませたり、雑学辞典にあるようなクイズを出したり・・・
もうちょっと工夫が足りないと思った。
もっともそれだったら、異常あり!と診断される可能性大だけど。

次に聴力。
イヤホンを片側ずつ当てて聞くタイプで、周りの騒音が気になって聞くのにちょっと苦労した。
聴力検査もまたどうにも面白くない。ピッーとなったら押すだけ。これだったら猿でもできる。もっと工夫が欲しい。
それにやっぱり検査は楽しくやりたいもの。
せっかくイヤホンがあるのだから音楽を流したらどうだろう?
ワルツを流すとワルツのリズムに合わせてボタンを押す。
ポルカを流すと・・・これは良い運動になる。
ただ現代音楽はいけない。
シェーンベルクなどを流すとどこで押したらいいか混乱してしまって、きっとみんな、難聴!と診断されてしまうだろう。

それからいよいよ血圧。
これが最初の難関だ。
というのも血圧はいつも高いから。
でもいつも病院で計ると不思議なことに低くなる。
それでまあ大丈夫かなぁ・・・と思いつつもやっぱりいつも不安になる。
血圧計は手でぴこぴこ押していく昔風のものではなく、セットしたら勝手に判断してくれるタイプのもの。
看護師もどうも面白くないらしく、こちらをそっちのけで、他の患者のことで他の看護師や医者と大声で話したり、動きまわったりしている。
あの~血圧を計ってもらっている人がここにいるのだけど・・・
あれっ、あんたまだいたの?という感じで看護師が戻ってきて血圧計をはずす。
やっぱりいつもより低かった。
家にいるほうがストレスが高いのかもしれない・・・
それで外に出るとほっとするのかも?

次は血液検査の採血。
これで看護師の上手下手が直ぐわかる。
・・・下手!

それから心電図。
ベッドに寝転ぶ。冷たいベッドが心地よい。
真夏の真昼間こんなところで寝転んでていいのだろうか?
これで生ビールでもあったらいうことないな、とついつい冷蔵庫の方をちらちら見る。
そして忙しく動き回っている若い看護師に声をかけたくなる。
大変だね、少し休んだら、どう、一緒に寝る?
でも最近は心電図を測る時間がとっても短くなって、直ぐに心電図室を追い出された。

それからまた待合室で待たされる。
もうこの頃にはすっかり自分が収容所の収容者。
看守の命令には素直に従う気持ちになっているので少々待たされてもあきらめの気持ち。

ようやく呼び出されてレントゲン室へ。
ここでも腕を前に不自然に出す格好で長いこと立たされ、医者を待たされる。
医者の都合でなくもっと患者の都合を考えてくれたらいいのに・・・
でも・・・そうだよね、収容者は看守の命令に従わないとね。

レントゲンはあっさり終わり、~昔はもっと時間かけたけどなぁ~またしても待合室へ。
するとまたレントゲン室に呼び出された。
えっ、またレントゲン?
待たせて悪いと思ったのか、もう一枚サービスでとってくれるのだろうか?
でも間違いということが直ぐにわかった。な~んだ。

最後は診察。
おまじないのようにポンポンポンと聴診器をあてて(去年はこれもなかったな・・・)
すべて異常なし(血液検査と尿検査はまだ結果が出てないのでそれ以外は)
尿検査がまだ出てない・・・?
もっとサービスしてたほうが良かったのかな?
なみなみとコップについでやった方が・・・
でも異常ナシというと、ほっとすると同時に、なんか物足りないような、なんか損しているような・・・
ちゃんと検査したの?とか
ねえ、なんか隠してない、隠しているでしょう、あとで家族にこっそり言うつもりじゃないの?とか聞きたくなるような・・・
そんな気がしてくる。

ともあれこのまま強制的に収容されることもなく、出所することができた。
娑婆は真夏。日差しが暑い。
さあこれで思いっきり酒を呑むことができるぞ、
長い禁酒期間(といってもわずか1日だけど・・・)を破って。
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