ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

プリンターが・・・

2016年07月07日 02時46分28秒 | ネットの中から
「廃インクパットの吸収量が限界に達しました」
こんな表示が出てプリンターが使えなくなった。
故障したのではない。
廃インクパットというものを交換したらいいだけなのだ。
でも販売店に問い合わせたら、もう部品もない。

確かに買ってもう10年以上経つ。
でも1度も故障したことはない。
ところが2~3か月前から「部品交換の時期が近づいています、販売店に相談してください」という旨の表示が出ていた。
そして昨日「廃インクパットの吸収量が限界に達しました」の表示の後使えなくなった。
故障したのではない。
廃インクパットというものを交換したらいいだけなのだ。
ところが客側では交換できないようになっている。

これって変じゃない?
・・・なんて思わない人も多いかもしれない。
普通の家電でも10年以上使って故障したら、たいていの人は修理よりも買い替えようと思うだろう。
販売店も当然のように買い替えを進める。
それにだいいち部品がもうない。

修理したら使える機械を修理させないで買い替えさせる。
メーカーも販売店も自社の扱ってる製品に何のプライドも愛着もないのか?
かって機械を治すことに誇りを持っていたサービスエンジニアはもういないのか?
エンジニアがチェンジニアになり、
そのチェンジニアもいなくなり、
宅配便の集配で事足りる。
それで多くのサービスエンジニアが失業していった。

昔は・・・ほんの50~60年前まではそうではなかった。
家電はもちろん靴や傘や鍋や刃物や時計や服や壊れたらまず修理に出した。
どんなに省エネタイプの家電などが出てきても最大の省エネは買い替えではなく修理。
どうしてメーカーは自分たちの作っている製品を長く使ってくれることに誇りを持たないのか?
使い捨てだったら品質は悪くても少しでも安い中国製を選ぶ。

消費者はメーカーや販売店にのせられて、
というよりもほかの選択肢がなくやむなく買い替える。
でもその付けは消費者自身がかぶらないといけない。
その分余計に稼がないといけない。
自分の大切な時間を時間泥棒に奪われて暮らさないといけない。

江戸時代は高度には発達した省エネ文化があった。
今その文化が失われようとしている。

メーカーも販売店もまだ使えるプリンターを意図的に買い替えさせる。
それで今までずっと使ってきたエプソンのプリンターにべつに不満はなかったけど、
今度わざとキャノンに買い替えた。
キャノンも同じだろうけどせめてもの腹いせだ。


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