仙人のごとく、あるいは修行僧のごとく、
そろそろ娑婆の世界の煩悩を断ち切って、
極楽浄土へ旅立ちしたいものだけど、
そこはそれ、それはそれ、
娑婆の世界で極楽浄土に行けるなら、その方がずっといい!
というわけで、今日もまた西方浄土でなくこの農園浄土で呑んでいるのであります。
相変わらずどうしようもない、煩悩のかたまりの人間なのであります。
でも、まあ、それはともかく、今日もまた、この楽園、いえいえこの農園で収穫作業。
買い物に行くのが面倒になったら、
タケノコやフキやセリ・・・などをとってきて、食べるだけ。
でも困るのは、山菜はいちどきに収穫しないといけないこと。
あるときはどっさり、ないときは何もない。
そこら辺の加減が自然はまったくわかっていないらしい。
というわけで今、ウドは採れすぎ、タケノコには早くももううんざり!
それで今日採ったタケノコの半分は鶏の餌にした。
食べてくれるかなぁ~
せっかく採ったのに、食べてくれなかったらむなしいなぁ~
・・・なんて思ったけど、食べてくれた!うれしい!!
これで調子に乗って毎日餌にしてたらそのうち・・・
「ここ、ここここ?」(また、たけのこ?)
「こ~ここここ、こっこ~!」(い~かげんに、してよ~!!)
と怒り出す。
でもそのうちタケノコの季節が終わり、
竹の葉が色づき、卯の花が咲き、ホトトギスが鳴きだす、夏が来る!
このどうしようもないマンネリな暮らしを毎年楽しんでいる。