ライラックワンダーが1輪だけ咲いた。
この原種チューリップは草丈が15センチほどで花も小さい。
この原種チューリップは草丈が15センチほどで花も小さい。
派手な園芸種のチューリップと違って、うっかり見過ごして、踏んでしまいそう。
チューリップの原産地はオランダ?・・・じゃなくて、アフガニスタンからイラン、イラク、トルコあたりだよ。
この可愛い花のイメージとは違って、今では、とってもやばい、やばい、危険なところだ。
この可愛い花のイメージとは違って、今では、とってもやばい、やばい、危険なところだ。
オマルハイヤームの「ルバイヤート」でも歌われているチューリップはきっとこんな花だったのだろう。
酒をのめ、土の下には友もなく、またつれもない
眠るばかりで、そこには一滴の酒もない。
気をつけて、気をつけて、この秘密 人には言うな
チューリップひとたび萎めば開かない。
眠るばかりで、そこには一滴の酒もない。
気をつけて、気をつけて、この秘密 人には言うな
チューリップひとたび萎めば開かない。
ササン朝ペルシャの宮殿の庭に、あるいはそのはずれの川の岸辺に、いっぱい咲いていたのかもしれない。
そこは千夜一夜の世界、
アリババやシンドバットが、何の気にすることもなく、
踏みつけてたのかもしれない。
そこは千夜一夜の世界、
アリババやシンドバットが、何の気にすることもなく、
踏みつけてたのかもしれない。
川の岸辺に生え出たあの草の葉は
美女の唇から芽を吹いた溜め息か
一茎の草でも蔑んで踏んではならぬ
そのかみの乙女の身から咲いた花
美女の唇から芽を吹いた溜め息か
一茎の草でも蔑んで踏んではならぬ
そのかみの乙女の身から咲いた花
ここは今では、とっても、やばい、危険な、ところに・・・
再び千夜一夜の世界がよみがえってほしい。
再び千夜一夜の世界がよみがえってほしい。