ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

ウドの移植(2)

2018年12月03日 18時09分51秒 | 田舎暮らし
さてウドの移植の話。
ウド畑にたどり着くまでが何とも面倒だった。
春の収穫を終わった後はほったらかし、雑草が生い茂っている。
とりわけ困るのは笹とキクイモ。
これはウド畑の中まで侵入している。
笹は根を抜かねばまた茂ってくるので、引っこ抜いたり掘り起こしたりしなければならない。
さらに困るのはキクイモ。
勝手に生えてきたのだけど、芋は食用になるのでこれはちまちま掘らねばならぬ。

キクイモは嫌いじゃない。
というか我が家の冬の貴重な野菜。
でもあまり可愛くない。
どうもキクイモは野菜としての自覚が足りないようだ。
というよりもきっと自分を野菜だとは思ってないのだろう。
まったくだれも当てにしていない、
「一人で生きていくもんね!どうせ誰も面倒みてくれないのだから・・・」
と世をすねて暮らしている。

キクイモに肥料はいらない。
虫も食わない。
他の野菜のように、可愛がってやらねば、時々は肥料をあげて、虫よけなんかもして、草引きなんかして、大切に育てねば・・・
なんて少しも思わない。
それどころかほったらかしでいい。
それどころか、わざわざ植えなくてもいい。
収穫の時、売り物にならない小さな芋を適当にばらまいて、適当に土をかけてあとはほったらかし。
もちろん肥料もいらない。
そして晩秋、収穫するだけ。

こんな気楽な野菜(?)それとも山菜(?)それとも雑草(?)はない。
そこらへんがとってもいいのだけど、どうも可愛くはない。
我が家には別にちゃんとキクイモ畑はあるのだけど、植えたはずもない所にも勝手に生えてくる。
それでウド畑のキクイモはすっかりお邪魔虫。
年々ウド畑がキクイモ畑に変わって、年々ウドの収穫が少なくなっている。
それでときどき掘り返して笹やキクイモを除かないといけない。

まだちょっとしかウドの移植はしていないけど、キクイモはどっさり採れた。
掘り上げたウドの株は半分以上は別の畝に移植して、残りは埋め戻す。
まだちょっとしか掘り上げてないので、よくわからないけど、もし余ったら、ウドのカブあげますよ。
いりませんか?

市販のウドは普通きわめて人工的な環境で、暗室みたいなところで作って白い茎を売る。
でも我が家では落ち葉を積み上げて作っているので自然の環境に近い。
それで落ち葉やもみ殻が手に入るところだったら、ウドはわりと簡単に作ることができるよ。
肥料もいらない。
作ってみませんか?
コメント
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