ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

パリの野菜売り場

2018年09月15日 19時15分06秒 | 田舎暮らし


パリの野菜売り場。
ちょっと暗めの店に、野菜にスポットを照らす。
そして斜めに展示すると奥までよく見える。
高級感にあふれる店。



フランスではばら売りが主流らしい。
ばら売りと日本の主流のパック売りとどちらがいいのだろう?
消費者の立場になったら、自分で選べるばら売りの方がいいのでは?
パック売りだと2個でいいのに3個のパックだと余分にもう1個買わないいけない。
これって無駄なこと。



一方生産者の立場になるとどうだろう?
パック売りだと大きいものも小さいものも適当に混ぜて売ることができる。
でもバラばら売りだと、きっと大きいもの見栄えのいいものが先に売れてしまって、
小さいものや見栄えの悪い野菜は売れ残るだろう。
これは生産者にとっては困ったもの。



でももしかしたらそれはいいことかもしれない。
分別する機械をもっている大規模農家は別とし、
零細農家は手間暇かけて野菜を分別している。

そんなことしないで野菜をそのまま売れたら?
分別は消費者に任せたら・・・とっても楽。
そして売れ残ったら次の日に安く売ったらいい。
あるいはその日に持ち帰って家族で食べたり加工品にしたらいい。
手ま暇かけて生産者が分別しなくてもよっかたら、
生産者にとっても有難いことではないだろうか?



しかし・・・衛生面ではどうだろう?
煮炊きする根菜類やイモ類などはいいとしても、
そのままサラダで食べる野菜はどうだろう?
多くの人が触った野菜を、洗うにしても、そのまま食べたら・・・
なんてこともつい思ってしまう。



でも買う側にだって自己責任はある。
昔はみんなばら売りだった。
消費者は自分の目で見て、触って、選んだ。
みな自分で判断した。
消費者はプロだった。

ところが今では諸費者は素人だ。
賞味期限なんて訳の分からないもののために、
まだ食べられるものも捨てられて、結果的に高いものを買わされている。



たまたまメル友の人から送られてきた、このフランスの野菜売り場の写真を見てついついいろんなことを考えてしまう。
フランスでは野菜のパックはハーブ系の葉ものしかあまり見かけないらしい。
スーパーでは果物や野菜は要る分だけ自分で計りに乗せて値段シールを出しレジで精算する・・・らしい。
肉も野菜も紙で包んでくれるだけ、発泡スチロール製も見かけない・・・らしい。

毎週毎週近くのゴム捨て場では発泡スチロールやラップのゴミの山。
昔はこんなものはなかった。
包むものと言ったら薄板や新聞紙や竹の皮・・・みな再生可能なものばかり。
そして買い物籠持参が常識だった。

これって進歩なのだろうか?
消費者の消費能力が退化しているだけではないのだろうか?
コメント
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