イギリスの作家デイヴィッド・ミッチェルの小説「出島の千の秋」を読んだ。
舞台は長崎・出島の商館。
フェートン号事件や、シーボルトらしい医者、怪しげなカルト教団などエピソードいっぱいの小説。
故郷が長崎なので興味を持って読めた。
フェートン号の時の長崎奉行はイギリス船が去った後、切腹した。
その墓地に両親の墓もある。
最後はシーボルトらしい医者の葬式が稲佐の外人墓地で行われる。
稲佐は生まれ育った町。
でも長崎を出てずいぶん時がたった。
今では故郷にそんなに未練があるわけではない。
墓さえなかったら2度と行くことはないだろう。
それでもちょっぴり懐かしく感じられた。
ところで小説の中に「2回腐らせたキャベツ」の話がのってた。
船員はこの腐ったキャベツを誰も食べようとしない。
それで「士官専用」と張り紙をしたら、みなこっそり食べだした。
こうして、みな壊血病にかからなくなった。
この腐ったキャベツはドイツの漬物で「
ザワークラウト」
どんなのだろう?
ドイツの肉料理・ソーセージなどの傍に出てくるそうだから多分食べたことあると思うけどよく覚えていない。
まぁどうでもいい話だけど・・・