ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

2016年06月17日 18時38分01秒 | 鶏の話
暑くなると卵の産みが極端に悪くなる。
寒くなるともっと悪くなる。
それに鶏は卵を抱くともう産まなくなる。

ところがスーパーなどでは冬も夏も普通に卵が出回っている。
これって変だと思わない?
普通、養鶏場では冬は夜も明かりをつけて、まだ冬じゃないんだよ~、と、鶏をだまして卵を産ませる。

鶏が卵を抱いたら産まなくなるのでこれは困る!
というわけで卵を抱かないで、ただ産むだけ。
そんな人工的に品種改良した鶏の産む卵をみんな食べてるんだよ。

江戸時代卵の値段を今の値段に換算すると1個500円くらいだとか。
これわかるような気がする。
それは烏骨鶏の卵の値段(今は少し安くなったけど)1個500円くらいだった。
ウコッケイは月に1週間くらいしか卵を産まない。
それで500円という値段わかるような気がする。
でもこれが普通なんだよ。
鶏は一日一個卵を産み5~6個たまったら抱く。
そして21日間ほとんど飲まず食わず献身的に抱き続けて孵す。
そしてヒヨコが孵ったら数か月子育てをする。
この間も卵を産まない。
これが自然のあるべき鶏の姿なのだよ。
所が今では鶏はほぼ年中産む。
そう、みんなそんなとっても不自然な卵を食べてるんだよ。

鶏肉だってそう。
昔は田舎に行くとどこも鶏を飼っていた。
でも鶏肉を食べるれるは正月や祭りの日、祝い事があった日だけ。
でも今ではいつでも普通にみんな食べている。

暑くなると卵の産みが極端に悪くなる。
今30羽くらいも鶏がいるのに自給にさえこと欠いている。
それでついつこんなぐち言いたくなる。
でもとってもありがたくいただいているよ。
我が家の卵美味いよ、日本一美味いよ、世界一美味いよ・・・と思いながら。
コメント
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