ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

生石神社

2014年11月21日 13時28分14秒 | 田舎暮らし
根が出不精な人間で、なかなか遠出する気にはならない。
近場でさえも行きたいところはいろいろあるのに行ってない所も多い。
高砂の生石神社や加古川の鶴林寺もここから車で1時間くらいの近場なのだけど、
今まで行ったことがなかった。
そこでこの前たまたま姫路に用があったのでついに意を決して行ってきた。

高砂市にある生石神社は石でできた宝殿が全国的に有名だ。
写真を見たら、あぁ、あの!と思う人も多いだろう。
*この生石神社、「おうしこじんじゃ」という不思議な読み方をする。

姫路を東にしばらく行くと加古川市になる加古川をさらに行くと明石市。
明石をさらに行くと神戸市になる。
ところでここでみんな、えっ?と疑問に思うだろう。
高砂は?
高砂市は姫路と加古川の間、面積も狭くよほど注意しておかないと通り過ぎてしまうなんてこともない所だ。
海側は工場、山側は住宅地。
どこにでもあるような風景。
でもここには全国に誇れる・・・というか何とか・・・かろうじて・・・有名なものが2つある。
一つはこの石の宝殿。
もう一つは高砂神社。
「高砂や この浦舟に帆を 下げて~」
の祝いの席で謡われるあの謡曲「高砂」の舞台となったところだ。
昔は高砂は砂浜と松で有名だった。
でも今では海岸はみな工場になってしまった。
「高砂や この工場で 働いて~」では謡曲にならないね。



例によって間違わないでもいい道を、間違いながらたどり着いた。
神社は総合運動公園と住宅街のそばにあった。
もっと人里離れたうらびれたところを期待していたのだけど・・・
社殿も予想よりはちょっぴり大きかった。
でも石の宝殿は観光案内などの写真通りだった。




まあ、当たり前といえば当たり前。
これが写真と全然違っていたら、インチキだ!詐欺だ!とみんないうだろう。
というわけで写真通りの宝殿を見て、うんうん本物だ、と一人で納得したのだった。
(いったいみんな何しに観光に行くのだろうね。写真通りの実物を見て納得しに行くのだろうか?それだったらパンフレットだけで済ませといたらいいのに・・・と、ついついこのぐうたら人間は考え込んでしまうのだった)




この宝殿は裏を登って見ることもできた。
神を見下ろす・・・?
普通だったら勿体つけて立ち入り禁止にするところ。

そして裏から見るとますます思う。
いったい何のために誰がこんな役に立たないものを作ったのだろう?
といってもこの宝殿を貶しているのではない。
本当に人間にとって大切なもの。
それってこんななんの役にも立たないものでないだろうか?

宝殿の上から見るとっても見晴らしのいい景色!
高砂の街並みと瀬戸内海。
これを見ただけでも来たかいがあった。
コメント (2)
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