ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

古本屋

2014年01月26日 13時22分02秒 | 田舎暮らし
隣の町の小さな古本屋さんに本をどっさり持っていった。
400冊くらいはあっただろうか・・・
すると、本の山の中からトインビーの歴史の研究と吉本隆明の著作集(全巻そろっているわけではない)とをカウンターに移してこれで1000円、あとは外に置いたままで、残りはまとめて1000円でいいでしょうか?という。
今さらもって帰るのも面倒くさい。
それに捨てると決めた本。
捨てるよりももしかしたら誰かか読んでくれるかもしれない。
それにこの程度の金額なら価格交渉するのも面倒で、あっさり承知した。
以前ブックオフの出張買い取りに300冊もちこんだことがあったけど、そのときは1000円にもならなくてがっくりしたことがある。
それにくらべると今回はちょっぴりましか・・・
ただ違うのは新しいかだけを判断基準にするのではなく、本を選んだこと。
歴史の研究と吉本隆明の著作集なんて今どき読む人いるのだろうか?と内心思っていたのだけど・・・
ついでにいろいろ話を聞いた。
ベストセラーものや文庫になった単行本はまず価値は無いということだった。
村上春樹の「1Q84」が3冊セットで1500円で売っていた。
もうこんなものなのだろうね。
文学全集なども価値はないという。
個人全集は喜ばれるらしい。
そして郷土史系の本を欲しがっていた。
この店主独特の価値観なのだろう。
やっぱりこんなこだわりが古本屋には欲しい。
最近のきれいな漫画の本ばかり欲しがる古本屋にはうんざりしている。

そして並べられている本をぱらぱら見てると、なかなかいい本が置いてある。
うむ、いかん!見るのやめよう!!
2000円分売ってそれ以上に買ったら何しにきたかわからない。
ちなみに価格を見るともちろん本によって違うけど定価の3分の2から半分くらい。
古本屋というと昔の商売、今どきやっていけるのかなぁ・・・と思ってしまうけど、
今回持ち込んだ400冊の本のほんの数冊うれただけで元を取る。
これってやっぱりいい商売じゃない?
店主の愛想のいい顔、
あれってほんとはほくほく顔だったんだなぁ・・・
コメント (4)
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