ここから20~30分いったところに林田という古い町並み・・・とまでは行かないけど古い立派な家が残っているところがある。
大庄屋、三木家。
林田藩の藩校、敬業館。
大好きな酒、八重垣酒造の建物も魅力的だ。
この旧三木家の建物もりっぱな家。
まだ改修されたばかりなので、なんとなくいかめしさだけが目立ち居心地の悪さを感じたけど・・・
でもまあ年とともにそれなりに落ち着くだろう。
家に入るとまず目に付くのがこの屋根を支える曲がりくねった梁。
どうしてまっすぐな木を使わなかったのだろう。
昔だってまっすぐな木はあったはず。
古い寺の柱はみなまっすぐだ。
まっすぐな柱の方が作りやすいのに・・・
確かに上に弓形に曲がった木の方が強度は強くなるだろうけど、
どうもここに余分な金を掛けて、人を威圧しようとか、職人技を自慢しようとか、
そんないやらしい気がして、わぁ・・・いいなぁ!なんて単純に思う気にはなれない。
庭・・・それなりに立派な庭だけど、ありきたりの庭。
もうちょっと工夫がほしい。
あるいは再建の時にあまり手を加えないで荒れた雰囲気を残していた方が良かったかも知れない。
家の中、田の字型ではなく意外と小さな部屋に分かれていて、部屋の数は多いけどそれほど広さを感じなかった。
もっとも別棟に男部屋、女部屋とかあったので、これでも充分に広かったのだろう。
三木家の近くに旧林田藩の藩校、敬業館があった。
藩校といえば備前の閑谷学校。
ここは大藩池田藩の閑谷学校とはくらべるべくもなく、公民館位の規模だけど、それなりに好感が持てた。