ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

正義の味方~ウルトラマン

2012年08月27日 17時31分15秒 | 雑感
子供向けのテレビにはよく「正義の味方」が登場する。
月光仮面、仮面ライダー、ウルトラマン、ゴレンジャー・・・
どこからともなくやってきて、悪人や怪獣たちをやっつけて去っていく。
こんな映画やテレビドラマが昔からどうもあまり好きになれなかった。
そして「正義の味方」になんか変だなぁ・・・と思っていた。

正義の味方はいつもはどうして暮らしているのだろう?
ちゃんと働いているのだろうか?
ウルトラマンが日ごろ会社勤めしているとはどうも思えないのだけど・・・
それに正義の味方はどうして直ぐに暴力を振るうのだろう?
暴力に暴力をもってする、それはいかがなものか。
もっとその前にやることがあるのではないだろうか?
まず話し合って説得するとか何か他に方法があるのでは・・・
それに「正義」は立場によって違ってくるだろう。
それを一方的に自分の正義を人に押し付けていいものだろうか?

そこでウルトラマンの正しい対応はというと・・・

・まず生活基盤をしっかり立てよう。
ウルトラマンが金を使っているシーンを見たことがない。
きっと無一文なのだろう。
これでは日本で暮らしていけない。
そこで警察に協力しているのだから裏金をもらうとか・・・
裏金が出ないなら正職に就くとか、アルバイトをするとか・・・
それも無理なら生活保護を申請したらどうだろう?
いずれにしても金がないと暮らしていけない。

・次に生活の基盤を確保したあとで、趣味の怪獣退治をする。
(怪獣を退治したからといって、金をもらってる気配がないのできっと趣味でやってるのだろう)
そもそも退治する前にまず名前を名乗らないといけない。
「名を、名を名乗れ!」
「赤胴鈴之助だ!」
と最初に名を名乗るのが礼儀と言うものだ。
と言うわけでまず「こういうものです」といって名詞を差し出す。
そこにはただひとこと「ウルトラマン」と書かれている。
住所も肩書きない。
相手の怪獣はと言うと、まず名詞をもっているものはいないだろうが、それはまあ仕方ないこと。
でも中には律儀な社会的な常識のある怪獣がいて、名詞を出す。
そこにはひと言「怪獣」と書いてある。
住所も肩書きもない。
いずれにしてもまずお互いに名を名乗らないといけない。

・次に暴力を振るうということになるのだけど、やっぱりいきなり暴力はまずい。
まず親身になって怪獣たちの話を聞こう。
怪獣たちにもそれなりの事情はあるものなのだ。
きっと仕事がないのだろう、身寄りがいないのだろう、腹をすかしているのだろう、「正義の味方」たちにいじめられてきたのだろう・・・
そこで仕事を紹介するとか、身寄りのない怪獣たちにはそれなりの施設の入居を斡旋するとか・・・
でもそこは怪獣のこと、そんなに聞き分けがいいとも思えない。
いくら話しても埒があかないとなると、いよいよ暴力?
いやいや多数決で決めることも考えよう。
ただ困ったことにたいてい怪獣は複数いるのにウルトラマンは一人。
これでは多数決で負けてしまう。
実はいきなりウルトラマンが暴力を振るうのもそのせいもあるのだけど・・・
それでウルトラの星から家族を呼び寄せよう。
ウルトラの家族は大家族なのできっと多数決を取れるだろう。
でも呼び寄せるのに時間も金もかかるし、怪獣たちがおとなしくそれまで待ってくれるとも思えない。
それでここは大人の対応、金で解決しよう。
でも・・・どうもウルトラマンはフリーターあるいは生活保護の身、金を持っているとは思えない。
・そこでいよいよ暴力?
いやいやじゃんけんという方法もある。
じゃんけんで負けたほうが潔く去る。

というわけでウルトラマンは最後はじゃんけんで終るというのはどうだろう?
これが一番いい方法のように思える。

これは何もウルトラマンと怪獣の間の問題だけではない。
領土問題となるともろに国家間の「正義」がぶつかり、結局国家間の暴力、戦争でしか解決しない。
竹島もそうだ。
いくら日本がその正当性を主張しようとも韓国が実行支配している事実は変わらない。
それを取り戻すのは戦争しかない
しかしあんな小さな島のために戦争なんてくだらないことだ。
そこで日本の首相と韓国の大統領が竹島に上陸して、じゃんけんをする。
負けたほうは潔く竹島をあきらめる・・・というのはどうだろう?
コメント
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