ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

瓶ビール

2007年07月26日 03時23分06秒 | 雑感
昔はビールは瓶が当たり前だったのに、最近はたまに店屋で瓶ビールを買っている人を見ると奇妙な感じを受ける。しかもそれがどうみてもプロじゃなく素人さんだったら。
「うぬ、おぬしやるな!」と思う反面、まだ瓶にこだわっているのかな?とも思う。
その上買ってる人が主婦だったら、~たいていは普通の主婦なのだけど~もっと複雑な気分になる。
ついついいったいどういう家庭なんだろう?と想像してしまう。
夫は、すぐに癇癪を起こしてちゃぶ台をひっくり返す、星一徹のような男だろうか?そして「家庭内暴力」の影がちらほらする。

しかしどうしてみんな家庭で瓶ビールを飲まなくなったのだろう?
昔はこれでもいっちょまえに瓶ビールにこだわってたつもりなのに、いつの間にかそのこだわりがなくなってしまった。それはきっと発泡酒が出てきた時からではないかと思う。発泡酒は缶だったし、どうせ発泡酒だから、と、いじけてぐじぐじ呑むのが正しい発泡酒の呑み方だったし、それに缶の軽さ軽薄さがいかにも発泡酒によくあっていたし・・・。
というわけで缶で飲むのが普通になったので、みんなビールも缶で飲むようになったのだろう。
それに今では家庭では瓶は邪魔なだけ。わざわざ酒屋さんに返しに行くのも面倒だし・・・。
というわけでほとんどの家庭から、ここはあんたみたいな者の来るところじゃないよ!と瓶ビールは追放されてしまった。

一方飲み屋では瓶ビールの牙城は揺るがない。誰も飲み屋に行ってまで缶で呑もうなんて思わない。暑い日に、水滴のいっぱいついた瓶ビールから、コップについでごくごくと飲む、これこそ、酒飲みにとって至福の時。缶ではこうはいかない。
そう、誰だって本当は瓶で呑みたいのだ。
日本酒だって焼酎だって一升瓶からごくごく、というか、ちびりちびりと、呑みたいもの。缶の軽さ、紙パックの軽さにはやっぱりなじめない。
それでせめて紙パックからせこく、貧しく、みみっちく、瓶に移して呑もうとも思うのだけど、面倒でやっぱりそのまま飲んでしまう。
もし缶ビールをわざわざ瓶に移し変えて飲んでる人がいたら、きっとあきれるとともに、感心もするだろう。
まさかそんなあほなことしてる人いないよね。いたら嬉しいのだけど。
コメント (3)
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