別にあんたなんかいなくてもいいんだよ。
でもたまにふと気になって食べてしまう。
そんな感じの卵かけごはん。
ご飯に卵をかけて醤油を振り掛けただけ。
料理とはとうていいえないえないものだけど、
でもあんまりご無沙汰するのもなんか悪いような気がして、
時々食べてしまう。
でもそのたびに感じる物足りなさ。
それが卵ご飯の味、と言えば味なのだけどなんかもう少し工夫が、もう少し努力が欲しい気がする。
同じ仲間のお茶漬けなんか結構努力している、というか涙ぐましい努力をしている。
ご飯にお茶をかけるだけではいかん!とばかり、漬物とか、お茶漬けのもととかいろいろ工夫している。
そこらへんを卵かけごはんも真摯に見習って欲しい。
たまには生卵ではなく、卵とじはどうだろう?
ご飯の上に卵とじをかける・・・
でも・・・これって親子どんぶりに肉が無いだけじゃない?
それならゆで卵はどうだろう?
上はゆで卵2個、並はゆで卵1個、ご飯の上にのっている。
ただ卵かけご飯は自分で卵をわってかけるのが原則。
それでゆで卵は皿の上に乗せて出てくる。
それでまず卵の殻を剥く作業から始まる。
でも・・・これって洋食ならともかくも和食にねぇ・・・
それならいっそ卵をやめて醤油だけにするか。
でも・・・これって単に貧しいみみっちだけのご飯。
というわけで卵かけご飯はやっぱり卵かけご飯。
何も引かない、何も足さない。
そして物足りなさだけが残る。
そこが卵かけご飯の味なのかもしれない。