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ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

卵かけご飯

2013年11月17日 06時17分54秒 | 食の話
別にあんたなんかいなくてもいいんだよ。
でもたまにふと気になって食べてしまう。
そんな感じの卵かけごはん。
ご飯に卵をかけて醤油を振り掛けただけ。
料理とはとうていいえないえないものだけど、
でもあんまりご無沙汰するのもなんか悪いような気がして、
時々食べてしまう。
でもそのたびに感じる物足りなさ。
それが卵ご飯の味、と言えば味なのだけどなんかもう少し工夫が、もう少し努力が欲しい気がする。
同じ仲間のお茶漬けなんか結構努力している、というか涙ぐましい努力をしている。
ご飯にお茶をかけるだけではいかん!とばかり、漬物とか、お茶漬けのもととかいろいろ工夫している。
そこらへんを卵かけごはんも真摯に見習って欲しい。
たまには生卵ではなく、卵とじはどうだろう?
ご飯の上に卵とじをかける・・・
でも・・・これって親子どんぶりに肉が無いだけじゃない?
それならゆで卵はどうだろう?
上はゆで卵2個、並はゆで卵1個、ご飯の上にのっている。
ただ卵かけご飯は自分で卵をわってかけるのが原則。
それでゆで卵は皿の上に乗せて出てくる。
それでまず卵の殻を剥く作業から始まる。
でも・・・これって洋食ならともかくも和食にねぇ・・・
それならいっそ卵をやめて醤油だけにするか。
でも・・・これって単に貧しいみみっちだけのご飯。

というわけで卵かけご飯はやっぱり卵かけご飯。
何も引かない、何も足さない。
そして物足りなさだけが残る。
そこが卵かけご飯の味なのかもしれない。

芋!

2013年10月29日 05時19分21秒 | 食の話
芋!
米、麦、豆、芋。
みな必要なものだけど、
一番は米。
二番は麦。
三番はう~ん、どっちなぁ・・・?
まず純米酒や米焼酎、次にビールや麦焼酎、そして芋焼酎・・・
いえ、いえ、そんな話ではなくて芋の話。
すべての日本人は次の4種類に分けることが出来る(・・・と勝手に思っている)。

ジャガイモ派~根は南米の高地の田舎の出だけど、ヨーロッパを経由したことでなんかスマートな文化的な印象を与えていて、それに新参者と言うこともあり、今だに・・・もう一つ・・・日本になじんでない。
ジャガイモと言うとジャガ・バタ炒め・・・肉じゃが・・・ポテトチップス・・・
ジャガイモは好きだけど、とっても料理の応用範囲は広いけど、なんかちょっと、日本料理の中では違和感をもたれる。
里山の田舎暮らし派って所だろうか。

サツマイモ派~ジャガイモよりもずっと日本では歴史が古い。
でも南方系なので寒さに弱く今だに他所者。
日本料理では冷遇されている。
焼き芋、たまにケーキ。
それに貧しいときの記憶、日本人の原体験、戦時中の米が無いので芋ご飯。
あるいは芋だけで生きながらえた。
こんな記憶があって、今では別にあんたなんかいなくっても少しも困らないよ、とついつい思ってしまう。
それに「薩摩」というローカルな名前をつけたのがやっぱり敗因だった。
せめてジャガイモのようにジャガタラ(ジャワ~インドネシア)というちょっぴり国際的な名前を付けてほしかった。
芋がしばしば「イモ!」と蔑まれるのはこの薩摩芋の罪、というか印象を受けるからでは無いだろうか?

里芋~根は東南アジアの出だけど、今ではすっかり日本料理に根付いている。
遠い先祖をたどれば他所者だけど、今では地元に定着し根っからの地元の人と思われている。
でも根は隠せない。
サツマイモと同様に寒さに弱くすぐに他所者だとばれてしまう。
それでも今では地元の人。
レストランのような日のあたる場所にはあまり登場しないけど、
家庭料理の定番。
ねちねち感が里山にはよく似合っている。

というわけで、日本人は4つに分けることが出来る(と勝手に思っている)

・ジャガイモ派
・サツマイモ派
・サトイモ派
・イモ嫌い!派

あなたはどちらですか?

侘しい食事

2013年10月23日 16時56分56秒 | 食の話
昼はたまたま一人だったので、チャンス!とばかり侘しい食事。
昔を思い出してラーメンライス。
インスタントラーメンと残りご飯と、これまた朝の残りの漬物だけ。
インスタントラーメンは手軽に出来るのがいい。
食べ終わって、
なんか・・・物足りない、というか、
なんか・・・惨めというか、
そんな感じがいい。
ただ食べたのは「ラ王」
これってひょっとしたらインスタントラーメン界の高級品?
やっぱり日清のチキンラーメンにしといたほうが良かったかな・・・

侘しい食事

2013年10月19日 03時05分53秒 | 食の話
今日も寒い、それにしとしと雨も降っている。
こんなときは里山では侘しい食事が良く似合う。

侘しい食事?
宮沢賢治風に、3合の玄米と味噌を食べる・・・?
でも1回の食事で玄米を3合も食べるって、とっても贅沢なように思える。
それに我が家では(玄米は好きなのだけど)たいてい白米。
白米1合に味噌を少し付けて食べる・・・なんて侘しくていい。

冷やご飯に漬物を乗せてお茶をかけてさらさらと食べる。
お茶漬けの素、とかそんな軟弱なものではなく普通の漬物を。
沢庵2切れだけならなお良い。

ご飯にふりかけ・・・だけと言うのもいい。
そのふりかけも市販の加工品ではなく、
手製の大根やニンジンの葉っぱを切って乾燥させたものを使う
・・・こんなこだわりがほしい。
それが面倒なら塩昆布を振りかける。
塩昆布はお茶漬けにも使えるので、常備しておきたい。

卵かけご飯は・・・もうひとつ侘しさに欠ける。
卵は今でこそ安いけど昔はちょっぴり贅沢で毎日食べられたわけではない。
それにとっても高い卵かけご飯を売ってる店もあるので侘しさを求めるなら、どうかなとも思う。
わが家では自給用に鶏を飼っているので卵はただで手にはいる。
それで卵かけご飯は侘しい食事なのだけど、
でも平飼い地鶏の有精卵!~わぁ~、贅沢!!
なんて思う人もいるだろうから、卵かけご飯は侘しい食事のメニューからはずすことにしよう。

昔好きだったのは、今でも好きだけど、花ガツオに醤油をかけてご飯に振り掛ける。
「いや、やめて!」と花ガツオはご飯の上で暴れる。
それを、よしよし悪いようにはしないから、と騙して悪代官になったような気分で口にほうばる。
カツオの香りが心地よい。

ご飯1杯におかずはメザシ2匹、と言うのも悪くない。
でも野菜中心の我が家の食卓ではメザシでさえも贅沢に思えてくる。

残りご飯を油でいためただけのチャーハン。
これも侘しいけど、でも油で炒めるという所にがちょっと軟弱。
それにここは中華料理ではなく日本料理で決めたい。

おにぎりに梅干。
これもいいのだけど、おにぎりというとすぐにコンビニのおにぎりを連想する。
それでもうひとつ侘しさに欠けている。
ほかにもっと侘しい食事は・・・

大根飯・・・食べたことないけど、おしんのテレビドラマを思い出しながら食べるのもいいかもしれない。
でもそれは邪道、テレビを通して侘しさを求めるのでなく、そのものずばりの侘しい食事でありたい。

おかゆ。
たまに食べると侘しいと言うよりもとっても美味く感じられる。
おかゆは毎日食べないとその侘しさは伝わってこない。
やっぱり1回の食事だけで侘しさが感じられるものでありたい。

というわけでお勧めしたい究極の侘しい料理は、
醤油かけご飯。
ご飯に醤油だけをかけて食べる。
醤油に飽いたら、ソースをかける。
たまに贅沢したいなら、マヨネーズをかける。
もちろん里山の秋にソースやマヨネーズは邪道だけど、時々ならば許される。
というわけで醤油かけご飯食べませんか?
で、あんたは?
もちろん食べません!

うなぎ

2013年07月23日 18時31分56秒 | 食の話
昨日は土用の丑の日。
久しぶりに(家で)うなぎを食べた。
うなぎは嫌いじゃないけど、そんなに好きでもない。
外でわざわざ高い金を出して食べたいとは思わない。
(もっとも驕ってくれるならとたんに好きになるのだけど・・・)
味がちょっとどぎついと思う。
下品な味だとさえ思う。
それに不思議なのは、ヘビが嫌いな人もうなぎは平気、ということ。
あの形気持ち悪くないのかな・・・
最初から魚と思っているから平気なのだろうけど。
もっともそれはこちらも同じ。
ヘビは触れないけどうなぎは触れる。

ところで今年はうなぎが滅茶苦茶高いらしい。
ニホンウナギが絶滅危惧種に指定されるかもしれないという。
そうなるとうなぎを食べれなくなる。
世界の7割のうなぎは日本で食べられていると言う。
そのために日本で取れる分だけでは到底足りず、世界の各地からうなぎを輸入する。
そのうち現地の人たちもうなぎの味を覚えうなぎを食べるようになり、うなぎの乱獲・・・そして絶滅危惧種指定・・・
うなぎも鯨やマグロと同じ道をたどっている。
だからそんなにうなぎをたべなくてもいいじゃない。
鯨やマグロやうなぎを食べなくても生きていける。
そう、鰯を食べよう!
うむ、いかん!!マイワシも少なくなってきたらしい。
それならアジやサバを食べよう。
日本近海ですぐに手に入るもので満足しよう。
そのうち鯨やマグロがどんどん増えて、オーストラリアなんか鯨のために他の魚が壊滅状態。
漁業関係者は音を上げて、日本に、鯨をとってくれ~!
そうなっても知らんもんね。
ざま~みろ!!

ラーメン

2013年07月13日 19時38分26秒 | 食の話
久しぶりに姫路に行った。
ここでは姫路は大都会。
街の中に入るとむっとする暑さに大阪住まいの頃を思い出す。
やっぱり都会ではクーラーなしでは暮らせないよね。

ここは古民家なので家の中は涼しい。
昼寝はクーラーも扇風機も要らない。
風が家の中を通り過ぎていく。
昼寝と夕涼みと、いうか晩酌。
他に何の楽しみがある?
そうだ風鈴を作ろう!
自分で作った風鈴の音を聞きながら昼寝なんていいんじゃないかな?

ところで昼は久しぶり外でラーメンを食べた。
「ずんどう屋」ってここらへんでは有名なところ・・・らしい。
タカナ食べ放題!ニンニクも!
まあニンニクはどうでもいいけど
九州出身の身にはタカナは懐かしい。
「冷やし豚骨つけ麺」と餃子を頼んだ。
すると店員からとっても辛いけどいいですか?念を押された。
食べて見たら確かに辛いけど、でももともと辛いのが好きなのでちょうどいい味。
ここのラーメン屋は博多風。
替え麺も出来るし、みんな普通に替え麺を頼んでいる。
替え麺文化がここまで来たのかなぁ・・・と思った。
大阪に住んでる頃は替え麺なんて聞いたことなかった。
生まれの長崎でも替え麺は、たしかなかった、
(今ではあるけど)
でも、あれってどうなんだろうね?
もともと1皿分にちょうどいい分量のスープを入れてるはず。
それで普通に食べていくとスープが余ることはない。
そこで替え麺を頼もうと思うと、最初からけちけちスープを飲まないといけない。
そんな食べ方って、とってもみみっちくない?
それなら替え麺だけでなく、替えスープ、替えチャーシューなんてあってもいい。
ところがそんなこと聞いたことない。
まあそんなことはどうでもいい。
また今度行くときはまたここでラーメンを食べて見よう!!

う~ん、美味しい!

2013年02月24日 04時24分12秒 | 食の話
我慢できないもの、
それはテレビのグルメ番組。
珍しい料理、珍しい食材。
いったいどんな味がするのだろう?
わくわくしながら見てたら、
グルメタレントは決まって言う、
「う~ん、美味しい!」
「すげぇ~!うめぇ~!!」
これで味が伝わるとでも思っているのだろうか?

ある人から聞いた話、
テレビ局の人から、とにかく珍しい食材を出してくれ、と頼まれて、
仕方なく、不味いことはわかってたけど、海亀のさしみを用意した。
リハーサルの時試食に出したら、
さすがのグルメタレントも「・・・」
(何にもいえなかった)
ところが本番では、
「う~ん、美味しい!!」
と、とっても美味そうに食べてしまった。
これにはさすがにそのある人もすっかり感心して、
グルメタレントはたいしたものだ!!

皆さんくれぐれもグルメ番組に、
グルメタレントに騙されないように!!

餅の問題

2013年01月03日 17時57分53秒 | 食の話
正月と言うと欠かせないのが餅。
我が家では年末になると餅つきをする。
蒸したもち米をぺったんぺったん杵で打つだけの単純作業だけど、それを見てる分には楽しい。
自分でやろうとは思わないけど・・・
ところで餅の問題。
それは丸か四角か言うこと。
関東では一般に四角、関西では丸・・・かと思う。
いったい正しいのはどっちか?と餅つきを見るたびに悩む。
・・・といいたいところだけど、それが全然悩まない。
餅は丸に決まっているから。

もち投げに四角は考えられない。
角っこにあたったら痛いから。
鏡餅が四角だったら・・・これはかなり異様な光景だ。
三重塔になってしまう。
丸い餅だったらどこから食べ始めてもかまわない。
それが四角だったら、さてどこから食べたらいいものか・・・と悩む。
確かに容器には四角だったらぴったり収まりなにかと便利なようだけど、
丸だったら隙間が出来るのでその分より多く見せかけることが出来る。
そう隙間ももちの一部なのだ。
食べるほうはその分損した!と思うかもしれないけど、作るがわはその分得した!ときっと思っていることだろう。
餅を焼くとぷっと膨れる。
そのとき四角の餅だったら四角に膨れるだろうか?
そうではない、やっぱり丸く膨れる。
そう、四角の餅だって本当は丸くなりたいのだ。
というわけで餅は丸なのだ。

寿司屋

2012年12月16日 07時42分35秒 | 食の話
昨日は久しぶりにすし屋に行った。
いったい何年ぶりだろう?
田舎暮らしを始めて以来、
なかなかすし屋に行く機会がない、
と言うよりもわざわざ遠くまで食べに行く気にもなれない。
それでいつ食べたかもわからないくらい、ながいこと行ってなかった。

すし屋はわざわざ頼まないでも、すしの方からやって来るというそれはそれは便利な種類のすし屋。
このようなすし屋に入ると、まず心がけることは寿司の流れの上流に座らなければいけない。
下流だと古いのが来るし、すぐ目の前で狙っていた皿が消えていく。
というわけでさっと流れを見て上流に・・・と思ったら満席で最下流の席しか空いてなかった。
うむ、いかん!
しかし気を取り直してあらためて流れを見たら、寿司の補給基地がいくつかあり、最下流と思っていたのが、実は上流であることに気づいた。
一見上流だと思っていた席の客を見て勝った!と思った。

さてここで皿を・・・とってはいけない!
まずはゆっくりお茶を飲む。
でも長いことすし屋に行かなかったので、どうもお茶のいれ方もよくわからない。
苦労しながらお茶をいええると、なんと白湯だった。
どうやらここでは粉茶を入れてからお湯を注ぐようになってるらしい。
内心のあせり、動揺を隠しつつゆっくりお茶を飲むと次第に感がよみがえってきた。
そうだまだ皿を取ってはいけない。
まず壁を見て皿の色を頭に入れなければいけない。
ところが壁には皿の値段がかかってなかった!
いかん!とちょっとあせった。
ともあれ、まあいいかとばかりそんなに高くなさそうなのを2皿ほど食べた。
どちらもいい味だった。

ここでふと気づいた。
席にメニューがあって、お勧めメニューの下に皿の値段が書いてあるメニューが隠されていたことを。
なるほど、そう来たか。
どうやら皿の値段を見せたくないらしい・・・
とった皿は下から2番目と3番目の皿だった。
しかし一番最下等の皿、いかにも卑しいという感じの白い皿はなかなか回ってこない。
しかも皿は柄模様で色がわかりにくい。
うむ、さてはこれがこの店の狙いか。
少しでも高い皿をとらせようと言う魂胆なんだな。
騙されないようにしなければ・・・と内心つぶやきながら用心しながら皿をとっていった。
白い皿ではイカとげそがとっても美味かった。
他には青・緑・黒などの皿を取ったけど、どうも色がよくわからない。
うむ、敵もなかなかやるな!

ともあれほとんどの皿は満足できる味だった。
値段もその割には安かった。
たまには外食もいいものだ。
たまには・・・
たまぁには・・・

料理

2012年09月29日 00時41分03秒 | 食の話
今ゆえあって、独身状態のような生活をしている。
それで食事は自炊。
でもきっと信じてはもらえないだろうけど、
実は料理はとっても得意なのだ。
昨日はカレーと蟹雑炊を作った。味噌汁も。
しかも自分で言うのもなんだけど、ものすごく手際がいい!
カレーも数秒、雑炊も数秒!
カレーは別にご飯を温めるの2分30秒かかったけど・・・

しかしフリーズドライって優れものだね。
インスタント物のように3分間も待たなくていいのだから。
お湯をかけるだけ!
味もいい!
ただちょっと量が少ないのが物足りない。

ラーメン

2012年01月08日 09時17分45秒 | 食の話
日ごろ外でラーメンは食べない。
家の中でインスタントラーメンを食べるほうがまだ気楽でいい。
わざわざ食べに行くのはどうも面倒でならない。
それにラーメンははずれが多い。
それで一度行けと勧められていた姫路のラーメン屋さん「一徹」もなかなか気がすすまなかった。
それにまだあまり知られてなかった頃なら良かったのだけど、雑誌などに取り上げられてからは、ますます億劫になって行く気になれなかった。
ところが昨日たまたま姫路まで出かける用があり、それにたまたま姫路で食事することになり、思い切って「一徹」に行ったのだった。

場所は学校の側の住宅街の中の一角、なかなか難しいところにある。
前もって場所を調べておかないとたどり着けないだろう。
時間は12時1~2分前。
それでも客はいっぱいいた。
やっぱりはやっているんだ!
中は靴を脱いであがる。
掘りごたつ風なテーブルに座った。
ちょっと変わったつくりだ。
ラーメン屋と言うよりは居酒屋風。
それもそのはずで前は居酒屋だったらしい。
なんせこのような店屋がはやる土地ではないので、何回もオーナーが変わっている。

どうして「一徹」を知ったかと言うと、店主が同じ「兵庫在来種保存会」のメンバーなので以前から保存会の仲間から話を聞いていたのだ。
でも面識はなかった。
どこかで会ってたのかもしれないけど、講演会などでは人が多いので話す機会はなかなかないし、
懇親会では呑むことに忙しく、なおのこと話す機会はない。
というわけで初対面だった。

初めてのところでは店の名前がついたラーメンがあったら、それを食べることにしている。
きっとお勧めのラーメンだろうから。
それと餃子を頼んだ。
しばらく待って餃子
小さいけどからっと仕上がってて、やわらかさも程よい。
これはいける!と思った。
1人前は直ぐに食べてしまう。
う~~~ん、もうちょっと量がほしいなぁ・・・
さらにしばらく待って「一徹ラーメン」が出てきた。
あいにく醤油味だった。
九州出身なのでラーメンと言うと豚骨、せめて塩ラーメン。
醤油には今でもなじめない。
塩ラーメンか野菜ラーメンにしとけばよかったかな。
そういえばここのお勧めは「一徹ラーメン」よりも「野菜ラーメン」らしい。
それでも醤油ラーメン嫌いの人間にも充分食べられる味だった。
薄くもなくどぎつくもなくほどよい味だった。
ここのスープは少ない。
よその店の2/3くらいの量か。
全部飲んでほしい!でも全部飲んだら塩分のとりすぎになる・・・
というわけで2/3くらいの量にしてるらしい。
ラーメンはスープが命。
どこの店もスープつくりに苦心する。
それなのに客はたいてい半分くらいは残す。
これには店側としてはがっかりするだろう。
というわけで2/3くらいの量・・・これはなかなかいいと思う。
チャーシューは量は充分!
厚くて大きくてそしてやわらかいチャーシューが2枚。
これは気に入った。

このでは一番こだわっているのはやっぱり野菜。
自分で畑で無農薬で作った朝どり野菜を出している。
また水は播磨の名水をわざわざ鳥取近くまで汲みに行っているらしい。
頑固一徹、こだわりのラーメンなのだ。
というわけでお勧めは「野菜ラーメン」。
今度いつ行くかわからない。
なんせとっても出不精だから。
でもそのときはきっと「野菜ラーメン」を食べるだろう。

キヌガサタケ

2011年10月25日 13時10分26秒 | 食の話
畑のそばに季節はずれのキヌガサタケが生えていた。
よし食べてみよう!
いちどは食べてみたいと思っていた。
このキノコはとってもユニークな姿なので他のキノコと間違いようがないので安心して食べられる・・・はずだ。

さてどうやって食べるかな?
中国では高級食材だとか・・・
と言うことはやっぱり中華料理。
中華料理と言うとやっぱりラーメン。
ラーメンと言うとやっぱりインスタント。
そうだ、インスタントラーメンにいれて食べよう!

~この考えには多少の無理を感じる人もいるだろうけど・・・
えっ、ラーメンが中華料理?
なんて細かいことをいう人もいるだろうけど・・・
そこらへんは無視して・・・
こんな高級食材をインスタントラーメンに使うなんて許せん!
なんていう人もいるだろうけど、またまたそんな人は無視して、
インスタントラーメンに入れて食べることにした。
頭の茶色い部分はとって、網と茎の部分をスープに入れて食べてみた。

味は?・・・ない!
あるいはかすかにあったのかもしれないけど、インスタントラーメンの濃いスープの味に完全に負けている。
それにこの食材は味よりも食感を楽しむものらしい。
いかにもふかひれスープを好む中国人がすきそうな食感。
ふかひれスープほど緻密ではなく、ぬめり気はあるけどもう少しスカスカにしたような感じ。
でもなかなかいい感じではある。
ただ1本では少ないので何本かいっしょに食べたい。
それにせっかくの網の形を壊さないで生かした方がいい。
から揚げなどがいいかもしれない。

ともあれ別に自分では高い金を出して食べようとは思わないけど、きっと人に出したら喜ばれるだろう。

*写真は何年か前の6月頃に撮った物。

豚汁

2011年10月15日 05時50分48秒 | 食の話
寒くなると暖かい豚汁を食べたくなる。
でもこの豚汁・・・
これをなんと読むか?
トン?豚?
昔、長崎に住んでるころはみんな「ぶた汁」といっていた。
でも大阪に来て「とん汁」と皆いってることを知ってびっくりした。
さらに全国的に「とん汁」が主流と言うことを知ってさらにびっくりした。

酢豚 焼き豚 豚饅・・・みんな「ぶた」という。
それなのにどうして豚汁だけは「トン」なのだろう?
もちろん「トンカツ」といって「ブタカツ」と言わないけど、「カツレツ」には
「トン」と言うのには何の違和感も感じない。
でも「シル」だとやっぱり「ぶた」だと思う。
大阪暮らしも長かったので今では普通に「トンじる」というけど。
この重箱読みには、今でも違和感をもっている。

ところで酢豚。
これを長崎では「スーパイコ」といっていた。
ところがほかの土地ではみんな「すぶた」と言うのを知ってがっくりきた。
とっても下品だと思った。
「スーパイコ」のいわれは知らないけど、今でも「すぶた」には違和感を持っている。

かしわ餅

2011年05月08日 11時44分24秒 | 食の話
かしわ餅は柏の葉で包むとばかり思っていた。
ところが柏の葉を使わないところもあるらしい。
所によってはサルトリイバラという葉で包む。
サルトリイバラ?
これはどうやらサンキラといってたものと同じらしい。
しかも不思議なことに東日本は柏が西日本はサンキラが多いという。
でも・・・九州出身だけど子供のころからかしわ餅は柏の葉で包んでいたよ。
柏の葉はたくさんとることができるけどサンキラの葉は探さないととれない。
それで次第に西日本でも柏の葉を使うようになったのだろう。
しかしそれにしてもサンキラの代用に柏を使うにしてはぜんぜん葉が似ていない。
柏は粗い、サンキラはなめらかでしっとりしている。
包むのは粗い柏よりもしっとりとしたサンキラの葉のほうがずっといい。
でもそれならサンキラで包んだ餅はかしわ餅ではなくサンキラ餅あるいはサルトリイバラ餅と言うべきではないだろうか?
かしわ餅をシバ餅と言うところもあるらしいけど・・・
まあどうでもいい話なのだけど。