goo blog サービス終了のお知らせ 

ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

コーヒー

2011年04月19日 02時27分20秒 | 食の話
毎日たいてい2~3杯はコーヒーを飲む。
別にそんなに好きと言うわけでもないのだけどそれでも飲む。
本当は紅茶が好きなんだけどそれでも飲む。
それもインスタントコーヒーがいい。
昔はサイフォンで飲んでたけどこれは洗うのが面倒でいけない。
それに比べるとお茶も紅茶もドリップ式のコーヒーも出し殻が出るので面倒でいけない。
それに出し殻を見るといつもなんかむなしいと言うかなんか損したというか・・・そんな気になってどうもいけない。

コーヒーだといつもは砂糖を入れるけど、ないならないでも別にかまわない。(ミルクもいらない)
でも紅茶だとそんなわけには行かない。
やっぱり砂糖はほしい。
砂糖だけでなく、レモンかハーブがほしい。(ミルクはいらない)
というわけでやっぱり面倒なのでコーヒーにする。
インスタントコーヒーのブランドは別にどこでもかまわない。

でもそうはいってもまったくこだわりが無いわけではない。
そう実はとってもこだわってるものがある。
それはコーヒーカップ。
せっかく飲むならやっぱり良いコーヒーカップでインスタントコーヒーを味わいたい。
カップによってずいぶん感じが違うものだ。
というわけでコーヒーカップにはとてもこだわっていて、それでもっぱらメーカー品を愛用している。
以前はマクドナルドのロゴマーク入りのコーヒーカップを使っていた。
でもこれは薄いので手に持つと熱くて持ちにくかった。
それで今はミスタードーナツのコーヒーカップを使っている。
これは厚くてなかなか具合がいい。
このようにとってもコーヒーカップにはこだわっている。
やっぱりコーヒーカップはメーカー品、それも(今のところ)ミスタードーナツのカップにこだわっている。

牡蠣

2011年03月09日 12時29分36秒 | 食の話
今年は近くの海では牡蠣は大豊作でいかだが沈むくらい獲れるらしい。
それで我が家でも食べる機会が多い。
大きな殻つきの牡蠣を囲炉裏でそのまま焼くとたいていの人に喜んでもらえる。
でも正直自分ではあまり好きではない。
食べるのはいいのだけど面倒なのがいやだ。
ふたが開いたのはまだしも開いてないのをこじ開けるのがいやだ。
わざわざ苦労して食べるだけの価値があるのだろうか?といつも悩む。
でも食べないのも後悔しそうでやっぱり無理やり食べる。

不思議なことに囲炉裏の定番の海老・蟹・牡蠣・ホタテ・・・そのどれも面倒臭い系。
みんな一見豪華に見えるけど、焼くのに時間がかかる、食べるのに時間がかかる。
そのためにそんなに食べられない。
まあそこが狙いなのかも知れない。

それで焼牡蠣はそんなに好きじゃない。
牡蠣ならやっぱりフライがいい。
揚げたての熱々のカキフライが。
それから酢牡蠣もいい。
酒がすすむ。
食べるのに面倒くさくないのがいい。

かなじ屋

2011年03月05日 12時59分55秒 | 食の話
上郡のかなじ屋という蕎麦屋に行った。
草屋根のちょっと変わった店で確か1年ほど前に開店した。
時々そばを通るのだけど、道からちょっと外れていることもあり、
それに外食はほとんどしないので今まで気になりつつも行ったことはなかったのだ。
それでやっと昨日行った。
たまたま東京から娘がやってきてたので、買い物ついでに外食しようということになったのだ。

昼時とはいえ多分ひっそりしているだろうなと思っていたら、駐車場は満車。
ちょうど一台が出るところだったので何とか停められた。
中もほぼ満席、でも座敷のテーブルがひとつ空いてたのでこれもすんなり座れた。
客はみるからに仕事の昼休み・・・風なサラリーマン。
それから多分地元の人で何かのサークルの食事会・・・の20名くらいの団体さん。
それ以外の人、家族連れなどはいなかった。
もっとも平日の昼間なのでこれは当然といえば当然。
そしてそこに家族連れと労働者が加わったわけだ。
汚い作業着を着て家族連れで行ったから。
きっといつもはもっとひっそりしていただろう・・・団体客がいなかったら。
蕎麦屋というとやっぱりひっそりしたうらぶれた雰囲気か、逆に鶏の餌場のようなたちあわただしい立ち食い食い蕎麦の雰囲気のどちらかを期待する。
そんな意味では中途半端な雰囲気だった。

内装は特別豪華というわけではないけどきれいにまとまっていて、好感が持てた。
メニューを見ると、蕎麦の種類は少ない。
ざる蕎麦ともり蕎麦とキノコあんかけそば蕎麦、掻き揚げ蕎麦・・・くらいだだったかな。
よくある天麩羅蕎麦とかとろろそばとかは無かった。
値段はやや高めで単品の蕎麦で800~900円くらい。
定食で1300円くらい。
サラリーマンの昼食ではそんなにはこれない値段。
いつもはコンビニ弁当でたまにこんなとこに来る・・・というところか。
定食を頼んだらご飯が無いということ。
きっと20名くらいの団体さんでご飯がなくなったのだろう。
やっぱりいつもはもっとひっそりしているのだろう。
うんうん蕎麦屋はそうでなくっちゃ、今日はたまたま悪い日にあたったんだ・・・と一人で勝手に納得した。
それで定食はあきらめて単品の蕎麦、もり蕎麦とキノコあんかけそば蕎麦と掻き揚げ蕎麦を頼んだ。
それから付け出しの何とか言う川魚のから揚げと、デザートに蕎麦豆腐のわらび餅風というのを。

しばらく待ったら、程よく待ったら蕎麦が出てきた。
蕎麦は細めの固めの蕎麦で腰があり、出汁は濃い目の濃厚な出汁。
どちらも値段相応満足のいくものだった。
ご飯は近くの水車で搗いた米を使った蕎麦ご飯というもので食べられなかったのは残念だった。
川魚のから揚げは我が家の近くの川でも獲れる魚で依然何度か網で取ったことがある。
こんなのを食べるとやっぱり酒がいる。
酒を呑めなかったのが残念だった。
やっぱり蕎麦屋はうらぶれたほうがいい。
みみっちく日本酒をちびりちびり呑むのがいい。
川魚のから揚げを貧乏くさく食べるのがいい。
柿渋色の和紙のところどころ破れた障子を見ながらわびしく呑むのがいい。
蕎麦豆腐のわらび餅風は蕎麦豆腐に小豆餡をかけたもので適度な甘さがよかった。

というわけでこれだったら人を連れてきてもいいかなと思った。
内装をもっとわびしくしてくれたら一人でたまに来ていじけながら呑むのにもいいなと思った。
でも車でしかいけないところだから、一人で行くことは無いだろう。

吉野屋

2011年02月15日 01時52分18秒 | 食の話
吉野家に行った。
いったい何年ぶりだろう?
10数年ぶり・・・?
昔はよく行った。
吉野家で昼食代を浮かせて呑み代にまわした。

今は昼はほとんど外で食べることは無い。
それに近くに吉野家は無い。
それでながいこと吉野家には行ってなかった。

でも最近困ったことに市の中心部に吉野家ができた。
これは挨拶しなければなるまい。
というわけで吉野家に行った。

吉野屋に入るといつも鶏舎が頭に浮かぶ
並んで餌を突っつく鶏を。
ここでは食事を楽しむのでなく並んで牛丼を胃の中に流し込む。
ゆっくり食べてはいけない。
さっと食べてさっさと引き上げる。
それが吉野家のプロというものだ。

店は昼時混んでいた。
ちょっと待って座った。
うんうん吉野家はこうでないといけない。
でもなんか雰囲気が違う。
店員はみな女性。大きな声を出してはいるもののもうひとつ雰囲気が・・・
いかにもバイトという風な男の店員がいないと・・・

牛丼と豚汁を食べた。
吉野家は他の牛丼チェーン店よりもやっぱり美味い・・・と思ってたけど、なんか昔と味が違う。
こってり感がない。
豚汁もこってりしてなくて素人っぽい。
あれこんなんだったかな?
店によって味が違うのだろうか?
でも大阪で食べてたころはどの店も同じ味だった。
地域によって味が違うのだろうか?
それとも10数年の間に味が変わったのだろうか?
それはあるかもしれない。
他のチェーン店との値引き競争で次第に味が落ちて行ったのかも・・・
あるいは変わったのはこっちの舌のほうかもしれない。
ここに住んで食事は菜食中心に変わったから・・・
それもあるかもしれない。
ともあれ、これでもう一生吉野家に行かなくても後悔することは無いだろう。

チョコレート

2011年02月14日 18時36分40秒 | 食の話
チョコレートは偉い!
今ではチョコレートはそんなに高くはないけど、とっても高いのもあるけど、でもみんななんか高価に見える。
駄菓子の中に混じっててもひときわ目立っている。
「あたし、あんたたちとは違うんだからね」

駄菓子のイメージは「地場産」チョコレートのイメージは今では死語となった「舶来品」。
森永のミルクチョコレート、グリコのアーモンドチョコレート・・・子供のころはわくわくしながら食べた。
今ではめったに食べることはないけど、それでも食べるとなんかわくわくする。

板チョコは大人のチョコレート、子供のころはやっぱりアーモンドチョコレートが好きだった。
歯にやわらかいチョコレートの中に固いアーモンドが入っているその食感が好きだった。
パンを買いにいくとすぐチョコレートパンを選んだ。中にいっぱいチョコレートが入っているのが好きだった。
中に洋酒が入っているのはもっと好きだった。バッカスチョコレートやウィスキーぼんぼん。大好きだったけどちょっと高かったのであまり食べられなかった。

今日はバレンタインデー。
年に一度男が「あれっ、俺って意外ともてるんだなぁ・・・」と錯覚する日。
最近はさすがにほとんどもらうことはなくなったけど、といって昔だって義理チョコ以外は対してもらうことも無かったけど、それでもやっぱりもらったらうれしい。
誰からももらえなかったら「あんなのみんな業者の陰謀にのせられてるだけじゃないか・・・」とひがみのひとつも言いたくなるけど、でもまあそこはおおらかに楽しんだらいい。
いっそ1年の中の1日だけとけちなことを言わないで、1年中バレンタインデーにしたらどうだろう。
もし毎日チョコレートを、それも酒入りのチョコレートをもらえたらうれしい。
なんなら中身の酒だけでもよい。

ただホワイトデーはよくない。
これこそ業者の陰謀。バレンタインデーの2番煎じでまたまた儲けてやろうという意図が見え見えだ。
というわけで1年中バレンタインデー。ホワイトデーは無し。というのはどうだろう。
そしてチョコレートは酒入りに限る。それも中身が多いほどいい、という線で決めたいのだけど・・・


コーヒー?紅茶?ココア?

2011年01月20日 18時38分36秒 | 食の話

「コーヒーがすき?紅茶がすき?」
と聞かれると、「ココアがすき」と答える。
「コーヒーにする?紅茶にする?」
と聞かれると紅茶にする。
でも自分で入れるとなるとたいていコーヒー。
コーヒーは大して好きでもないけど面倒くさく無くていい。
インスタントコーヒーだったら何も残らない。
コーヒーよりも紅茶のほうが好きだけど、パックの後始末が面倒であまり飲まない。
ココアはミルクと砂糖を入れて沸かすのが面倒で自分で入れて飲むことはまずない。
でも好きなのはココア。
でも不思議なことに喫茶店でも自宅でもあまり飲む人はいない。
何の栄養も無いコーヒーや紅茶に比べてココアは栄養たっぷりなのに・・・
それに手もかかってるので飲むとなんか得したような気分になれる。
でもやっぱり喫茶店ではココアは頼みにくい。
男が一人で入って「ココア」といったら、なんか変な人と思われないだろうか?
それにコーヒーや紅茶ならメニューを見ないで注文するけど、ココアはどうしてもチラッとメニューを見てしまう。
そしてコーヒーや紅茶よりいくら高いか確かめてから注文する。
それがまた面倒くさい。
それにみんながコーヒーを注文しているときに一人だけココアを頼むのがなんか店の人に悪いような、なんかいけないことをしているような気になってくる。
でも不思議にも紅茶だと一人だけ注文しても少しも悪いとは思わない。
それにコーヒーだと何もついてこないけど、紅茶だとレモンがついてくるので得した気になる。
それに感心な店なら紅茶がポットに入ってくるので2杯飲める。
でも何人かで入ったときは頼むのは流れに任せてやっぱりコーヒー。
そのほうが気楽でいい。
頼むのもひとこと「ホット」といえばいい。
なんで「熱い!」といってコーヒーが出てくるのだろう?
紅茶だってココアだって熱いじゃないか。
・・・なんて考える間も無く当然のようにコーヒーが出てくる。
その無愛想さが、そのわけのわからないところがいい。
というわけで、コーヒー?紅茶?ココア?
どれも捨てがたい。

モスバ

2010年12月29日 13時12分55秒 | 食の話
毎年1度だけハンバーガーを食べに行く。
里子を引き取りに行くときに、帰りに食べるのだ。
今まではたいていマクドナルドだったけど、去年からモスバーガーに行っている。
モスバーガーのほうがあくどくなくて好きだ。
それにいつもがら空き。もっともまだ昼前に入ったからかも知れないけど・・・
でも店員はなにやら忙しそうに動いている。
そういえば車は次々とやってきては立ち去っていく。
みんな家で食べるのだろうか?
店でゆっくり食べればいいのに・・・
なんてことはきっと大きなお世話なのだろう。
というわけでそんなことはどうでもいいのだけど、
いつもなんか気になっていたのが、マクドナルドは関西ではマクドというけど、モスバーガーはどうしてモスバといわないのかということ。
不思議に思って検索してみたら、そこはさすが大阪。やっぱり「モスバ」というらしい。
マクドナルドをマックではなくマクド、モスバーガーをモスバ。
関西圏はどうも略し方に品が無い。
でもそこが気取らないいいところだ。

マクドと言おうマクドナルド!
モスバと言おうモスバーガー!

ドーナツ問題

2010年12月25日 18時10分12秒 | 食の話
ちくわを見るとなんか妙な気にならないだろうか?
なんか足りないようななんか損したような・・・
ざっくりえぐられた中の穴を見て。
そして思わず叫びたくなる。
穴の分を返せ!と。

レンコンを見てみんな思わないだろうか?
いったいこの穴誰が盗ったんだ、穴の分を返せ!と。
もちろん頭ではわかってる。
ちくわは棒に魚のミンチを塗り焼いて最後に棒を抜き取った跡だということも。
レンコンは水の中で育っているために通気口として最初からついていることも。
でもやっぱりあの穴を見ると思わず叫びたくなる。
穴を返せ!と。

でも不思議なことにドーナツを見ても損したとは思わない。
どうしてだろう?
長年考え続けていたのだけど最近それがやっとわかった。
ドーナツは本当は丸い棒なのだ。
それをぐるっと回して円にする。
すると中に穴ができる。
つまり穴はサービスなのだ。おまけなのだ。
というわけでドーナツの穴を見ても少しも損したとは思わない。
思わないどころか穴の分を得した!とさえ思えてくる。
これでやっとドーナツ問題が解決した。

講演会のお知らせ

2010年09月30日 06時38分42秒 | 食の話
「ひょうご在来種保存会」の講演会のお知らせです。
半農半X運動の塩見さんと大和野菜の農家レストラン清澄の里「粟」のオーナー三浦さんの講演です。
今回はお勧めですよ!
みなさん参加しませんか?




レンコン

2010年08月28日 12時25分52秒 | 食の話
姫路近辺はレンコンの産地で、今収穫の時期らしい。
レンコンの収穫・・・考えただけでもうんざりする。
暑い中、泥まみれになって、ヒルと戦いながらの収穫。
いったいレンコンにそれほどまでして収穫する価値があるのだろうか?
人参や大根のような緻密な味ではなく、粗いがさつな味。
それになんとしても許せないのはあの穴だ。
いったいどういう了見なのだろう?
穴を食べさせようというのだろうか?
いったいあの穴は何のためにあるのだろう?
水の中にあるので酸素が少なく通気孔のために空いているらしいのだけど。そんなこと消費者には何の関係もないこと。
気になるのは穴の分まで売りつけられているのではないかということ。
重さを量って値段を決めているのなら穴の分ははいってないだろうけど、長さや太さだけで値段が決まっているとしたら、穴も売りつけているに違いない。
これはとんでもないことではないだろうか。
穴の分を返せ!といいたいところだ。
しかし中には良心的な生産者もいて、穴に辛子をつめて売り出した。
これでやっとレンコンも居所を得たし、穴まで売りつけて今まで良心の呵責に苦しんでいた生産者も救われた・・・ような気がする。

もっともこれはレンコンだけの問題ではない。
チクワだってそうだ。チクワを見るとみんな思うに違いない、穴の分はどうした?穴を返せ!
そこで良心的な生産者はチクワの穴にチーズを入れた。
うんうん、そうかチーズか。
これでみんな納得した。
それで今では辛子レンコンもチクワチーズも酒飲みの友達。
うんうん、そうか、そう来たか・・・

カップヌードルご飯

2010年08月20日 18時49分49秒 | 食の話
カップヌードルご飯売れすぎて販売休止!
販売わずか4日目で!!

う~ん、この今風ラーメンライス、これは食べなぁ!と思ってたのに・・・
せこいのが大好き、みみっちのが大好きなこのぐうたら百姓にとってはこれは避けて通れないと思ってたのに・・・

誰か食べた人いませんかぁ~。
感想を聞かせてくださぁ~い。

ぼた餅

2010年05月03日 08時27分22秒 | 食の話
つぼみをいっぱい膨らませたヤマツツジ、まもなく咲くなと楽しみにしていたら・・・
葉をほとんど鹿に食べられて、がっくりしている。
去年増やそうといっぱい株分けした牡丹も鹿にやられて見るも無残な状態。
年々鹿の被害がふえているけど今年は特に酷い。
異常気象は野菜だけではなく、山菜や山の鹿や猪の餌にも影響しているのだろう。タケノコは少なく猪がタケノコを探してとっても深い穴を掘っている。
牡丹のそばを通るたびに無残な牡丹から目をそらせて歩いている。

ところで牡丹といえばぼた餅(牡丹餅)。
いったいぼた餅は何を考えているのだろう?
饅頭は中に餡が入っている。
おにぎりも、サンドイッチも中に具が入っている。
みんな客のことを考えて食べやすくしているのに、ぼた餅はいったいどういう了見だろう!
外に餡を塗りたくってわざと食べにくくしている。
これを手づかみで食べる勇気のある人は子供以外まずいないだろう。

ぼた餅をみるとその品性を疑いたくなる。
「ぼた餅」というやぼったい語感、つぶつぶの餡、みればみるほど下品だ。
「おはぎ」というとなんか上品に聞こえるけど、でも実態は同じで、これは食品偽装・・・とまでは言わないけど、
中身を変えないで言葉だけ塗り替えるという姑息な手口がどうにも気に入らない。

ところでぼた餅とおはぎはちがうのだろうか?
ぼた餅は潰し餡、おはぎは漉し餡・・・と思っていたけど、逆だという人もいる。
でも実態はというと同じなのだ。
何が違ちがうのかというと、ぼた餅は「牡丹餅」、おはぎは「お萩」
牡丹の咲くころ食べるのが牡丹餅で、萩の咲くころ食べるのがお萩。
それで違いうと食べる時期の違いだけ。
もっとも萩の咲くころは新しい小豆が出てくるので、皮も柔らかく、そのまま食べられるのでお萩は潰し餡。
一方、牡丹のころは年越しの小豆を食べるため皮も固くなるので、牡丹餅は漉し餡にした、
・・・そうだけど今では調理技術もあがったのでそんな区別もしなくなったし、
それに今では季節のものではなく年中、気が向いたときに食べるのでこの区別の意味がなくなった。

というわけでこの下品なたべもの、ぼた餅を困ったことに大好きなのだ。
ただ大きいので2個くらいしか食べられない。
それで「赤福」くらいの大きさにしたらどうだろう?
これだと何個でも食べられる。
それに牡丹餅というならいっそ牡丹肉バージョンを作ったらどうだろう?
中に牡丹肉を入れる。そしてタケノコを食べる猪への恨みをこめて牡丹肉入り牡丹餅をたべて、「くっくっくっ、どうだまいったか!」
しかし・・・鹿は?
う~ん。
広島の宮島ではもみじ饅頭が有名だけどあれはもみじの形をしているだけでもちろんもみじは入っていない。それでもみじ肉を入れたらどうだろう?たしか宮島も鹿の被害を受けていたはず。
それでまがい物のもみじ饅頭ではなくて本当のもみじ饅頭が出来るだろう。
「くっくっくっ、どうだまいったか!」

柏餅

2010年05月02日 03時01分55秒 | 食の話
五月になった。
五月というと鯉のぼりと柏餅。
柏餅は今では年中あるけどやっぱり今の時期、手作りの柏餅を食べたい。
柏のあのごつごつした葉を無理やり剥がすと、そこには純白の、柔らかい、もち肌が・・・恥ずかしそうに・・・出てきて、
なんか・・・そのぅ・・・ぞくぞくというか・・・わくわくというか・・・
いやいや、柏餅の話だった。
柏の葉はたいして良い香りだとは思わないけど、ごつごつとした葉の触感と滑らかな餅の食感の対比が実に良い。
そのためにはぬたっとした葉ではなく新鮮なぴちぴちした葉に包まれた柏餅を食べたい。
今年は異常気象で野菜だけでなく柏餅の葉も成長が遅いようだ。