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ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

サザエ

2017年07月23日 19時22分33秒 | 食の話
サザエをたくさん頂いた。
アワビはもちろんサザエも大好き!
もともと貝類大好き人間。
特に生がいい、刺身がいい。
サザエの刺身もアワビに劣らず大好き!

牡蠣も店で売ってるものよりも海岸の岩にくっついてるのをそのままかじるのがいい。
もちろん牡蠣のフライも好き。

汁物も・・・ハマグリとか・・・浅利とか・・・
でもシジミも・・・好きだけど・・・身を食べるのは面倒くさい。
まあ、身まで食べるのなら浅利程度にしてほしい。

焼き物にするのもいい。
バーベキューに貝類は肉に比べるとちょっと控えめだけど貝がいないととっても寂しい、かなり寂しい。
他の具材がすっかり観念してあきらめてるのに、貝類やエビやカニ、
最後の抵抗だとばかり「いや、いや、いや!」
ここは悪代官のごとく、かたい殻を無理やり開けて、食べるこの快感が何とも言えない。
特にサザエは、そのとげとげが、精いっぱい抵抗しようとするそんな気持ちがいじらしい。

というわけで、2つだけ焼いて食べて、
それから刺身にしたりして、あとは必死に抵抗するサザエを金槌でわって、身を取り出す、そんな過酷な作業を続けた。

「おぬしも悪よのう~~~」
と、思いながら。




スタミナ太郎

2017年06月01日 20時20分54秒 | 食の話
久しぶり焼肉を食べに行った。
肉よりも魚が好きなので日頃あまり肉は食べない。
まして焼肉屋に行くことはほとんどない。
何年かに1度くらいしかないだろう。
でもたまには食べねばと誘われて行ったのだった。
焼肉食べ放題と聞くと行かないと損したような気がして行ったのだった。

そこは隣の町、とはいえここからだと50分くらいかかる。
「スタミナ太郎」という店で食べ放題。
ファミリーレストラン風なきれいな店だった。
平日だと1000円をちょっと切った値段で焼肉だけでなくサラダ、唐揚げ、枝豆、タコ焼き、カレーやうどんやラーメンや、スイーツやアイスクリーム類、種類は少ないとはいえ寿司も食べ放題。珈琲も飲み放題。
あと1000円をちょっと切った値段で酒、呑み放題。
ただしビールは金麦・・・ほかの酒もきっと同じレベルのものだろう・・・ここはある程度割り引いて考えておかねばならない。
でも1000円くらいで飲みほうだい。3杯飲んだら元を取る。

肉を滅茶苦茶食べた、でも全種類はとうてい食べきれなかった。
気分悪くなるくらいに食べて、もういいや!もう当分焼肉はいらない!!

今度はグループのちょっとした会などで食べに来てもいいかもしれない。
安いので気楽に来れる。


いかなご

2017年03月14日 17時25分35秒 | 食の話
今の時期ここら辺ではどこの家庭でもイカナゴのくぎ煮を作る。
そしてあちこち知り合いのところに送る。
(他に何にもないのかねぇ~~~)
ないこともないのけど・・・
ここは素麺・揖保乃糸の産地だし、
薄口醤油の産地だし、
それなりにないこともないのだけどね・・・

でもやっぱりくぎ煮は別格らしい。
くぎ煮は好きなことは好きなのだけど、特別に好きというほどでもない。
ないならないで一向にかまわないのだけど・・・

みんないっぱい作るので年々イカナゴが高くなっているような気がする。
そして今年は特別高いらしい。
いっそ何年かに一度は資源保護のために滅茶苦茶高くしたらどうだろう。
さすがにみんなその年は作るのをやめるだろう。

ともあれイカナゴの季節がやってきた。


遺伝子組み換え食品~現代の魔女狩り

2017年01月11日 18時32分57秒 | 食の話
進化は2つしかない。
メンデルの法則と突然変異。
メンデルの法則は種(たね)の選別による種(しゅ)の改良。
突然変異は新しい種(しゅ)の出現。
F1種はメンデルの法則。
遺伝子組み換えは突然変異。

今までは突然変異によってできる新しい種をとってもとっても苦労し、探してきた。
自然にできた新しい種を探すとか、
あるいは放射線などをかけて無理やり突然変異を起こしてそのなかからわずかにとれた種をさらに選別するなど手間暇かかることをしてきた。
ところが科学の進歩によって突然変異を意図的に行うことができるようになった。
これは本来歓迎すべきことだ。
ところが現実は遺伝子組み換え食品というだけで拒否されている。
悪いのは遺伝子組み換えではない。
どのような意図で作られたかが問題なのだ。
食品のことがまるで分っていない大手の化学会社の稚拙な販売戦略によってすっかり消費者に不信感を与えてしまった遺伝子組み換え食品。
「虫も食わない野菜!」といって遺伝子組み換え食品を拒否する。
その一方で農薬まみれの「虫も食わない野菜」を平気で食べる。
こんなに感情的に評価するな!もっと頭を冷やせ!もっと冷静になれ!と言いたい。
新しい技術をつぶすな!!
どのような意図で作られたか、それを冷静に評価しろ!といいたい。

ココア

2016年12月25日 20時25分14秒 | 食の話
「コーヒーがいい?紅茶がいい?」
と聞かれると「ココアがいい」と答える。

コーヒー専門店は普通だけど、
紅茶専門店も少ないけどあるけど、
でもココア専門店はめったにない。

昔、会社勤めのころ近くに紅茶専門店とココア専門店があって、どちらもときどき行ってた。
でも本当はココアが好き。
でも、女性客が多く入りづらくてたまにしかいかなかった。
そこにはいろんな種類のココアがあって選ぶのが楽しかった。

でも、そのうちその店はなくなった。
潰れたのかな?

そしてあるとき大阪の繁華街・心斎橋でこの店を見かけた。
そうかぁ~、ここに移店してたんだ。
中に入ったら客がいっぱい!
待たされた。
そうかぁ~、繁盛してるんだ。
会社の近くの店がなくなったのは寂しかったけど、
繁華街で繁盛してるのはうれしかった。

そうだ、書いてるうちに店の名を思い出した。
「赤い鳥」!
北原白秋などが編集した子供向けの雑誌。
ここからたくさん童謡が生まれた。

 赤い鳥小鳥
 なぜなぜ赤い
 赤い実を食べた

店内にはこの「赤い鳥」の雑誌がたくさん展示されてあった。

久しぶりにココアをのみ、ふとあの店を思い出した。


卵かけごはん

2016年11月07日 08時58分17秒 | 食の話
卵かけごはんは得意な料理の一つで、
他に得意な料理というとゆで卵と目玉焼き。
それにインスタントラーメン。
それも日清のカップヌードルやチキンラーメンが得意だ。
他には得意料理は何もない。

卵かけごはんはもともと嫌いじゃないけどそれほど好きでもなかった。
でも近ごろ、朝食がご飯の時はたいてい卵をかけている。
そして我が家の卵やっぱりうまいと思う。
市販の普通の卵よりもずっと美味い。

特にこれから寒くなると、
卵の産みが悪くなる。
冬の卵は滋養があるという。
本当に滋養があるかどうか知らなうけど、
でも本来貴重なことだけは確かだ。
スーパーで買ってる分にはわからないだろうけど・・・
これからも卵かけごはん、ありがたくいただこう。

「王将」

2016年08月27日 01時32分06秒 | 食の話
「王将」に行った。
何年ぶりだろう?
15年のうちにほんの数回。
日頃あまり外食しないし、
外で食べるときでもスーパーの弁当などで済ませてしまう。
そしてたまに奮発して、とっても奮発して寿司くらいか。
それもたのまないでも相手の方からわざわざ親切にやって来てくれる種類の寿司くらいだ。

というわけで久しぶりの「王将」
店は8割がたはうまってて、ほぼ満席。
がら~んとして、店員は手持無沙汰で、客よりも自分たちの会話に時間をつぶしてるような店よりも、
忙しそうに動き回っている店の方がまだいい。

味は塩分の多さや濃さが気になりつつも、それなりにそれなりのしっかりした味。
餃子はやっぱり、王将だね!って味。
大きさもぱりぱり皮もいい。
あとで餃子の定番、げっぷしたときずいぶんニンニクが入っていたんだなぁ~と気づいた。
ニンニクは好きだけど日頃はあまり食べない。
たまに一人の時、しめた!とばかり3~4粒インスタントラーメンに入れて食べ、あとで家族の顰蹙をかう。

ただ問題なのはビール無しの餃子だ。
この問題が解決されない限りなかなか中華系の外食チェーン店には行く気になれない。

枝豆

2016年07月30日 18時41分24秒 | 食の話
塩辛を「酒盗」というけど、
枝豆こそ酒盗ではないだろうか?
特に夏は、まずはビール!
まずは、枝豆!

未熟の大豆を煮て塩を振りかけただけ、
なんでこんなものが?と、思いつつも
食べだしたら止まらない、やめられない。

枝豆はゆで過ぎてはいけない。
程よい硬さがいい。
料理は趣味ではないけど、
枝豆をゆでるのは得意だ。

枝豆は皿にどっさり盛ってあるのがいい。
小皿にちょっとしかないのは許せない。
でも食べた後の豆柄が皿に積みあがってるのは汚らしい。

枝豆は庶民の食べ物。
高級ホテルには向かない。
家庭や屋台や居酒屋、焼肉屋に向いている。

まずはビール。
まずは枝豆。
でも一気に食べないで少しずつみみっちく食べる。
そして他の皿をとるのを少しでも減らして、その分より多く酒を飲む。
それが居酒屋での正しい枝豆の食べ方だ。

道満カレーリュアル

2016年07月01日 19時19分22秒 | 食の話


隣の町の田舎暮らし仲間の古民家リユ~アル完成!
そのイベントに参加した。

大きな大きな廃屋寸前の古民家。
兵庫県佐用町の「道満」というカレー屋さん。
それが、よくぞここまで!
(内心)無理だろうな~~~と思っていたけど、
よくぞここまで!
今そんな気持ちでいっぱい!

おめでとう~~~!




ところでここは古民家。
お宝がいっぱい!
それで買いました!

ねえ~これ欲しいと思わない?
この木の火鉢で熱燗をちびりちびり・・・
これなんか、いいと思わない?
これがなんと3000円!



そしてこちらは・・・

これ、いろんなことに使えそう!
炭を置きに使ってもいいし、
もっといい使い方が・・・
イベントの時、なんか入れてもいいし・・・
とっても使い勝手よさそう!
これがなんと1000円!
という訳で買いました。



寿司屋

2016年06月21日 18時34分31秒 | 食の話
久しぶりに姫路まで出たので回転、いえいえ開店したての駅ビルの寿司屋さんに行った。
そこはわざわざ注文しないといけない寿司屋さんと違って、
ネタの方から来てくれる、それはそれはそれはありがたい親切な種類の寿司屋さん。

注文する間合いにいつも悩みながら
忙しそうにしている寿司職人の顔色をうかがいながら、
「あの~お忙しいところをごめんなさい」と
何とか勇気をふりしぼり、謝りながら、
注文を聞いてもらえるだろうか?とはらはらどきどきしながら、
何とか注文をききとどけてもらえると、
すっかり安心してどっと疲れが出る、
そんな種類の寿司屋さんではなく、
ネタの方から「ねぇ~私を食べてぇ~」
なんて言い寄ってくるその種の寿司屋さん。

しかしそこはもちろんぴちぴちネタだけじゃない、
中にはかなり年増のネタ、
軍艦巻きの海苔にしわが寄ってたり、
通夜、いや艶をなくしたネタもいる。
何回も人の間を回されてきたんだね。
うんうん苦労したんだね。
・・・なんてついつい思ったりする、そんな種類の寿司屋さん。

そこで「雨夜の品定め」のごとく、
気娘をかどわかす悪代官のごとく、
「そんなに恥ずかしがらなくてもいいんだよ悪いようにはしないから」と言いくるめて皿をとる。
そんな種類の寿司屋さん。

ここに行こうと思ったのはたまたまネットで見た店の様子。
棉屋さん
の藍染がたくさんかかっていた。
それを見に行きたいと思ったから。
棉屋さんは古い町家で藍染を展示販売しているお店。
田舎暮らしを始めたころこのお店で月に1度朝市が開かれていた。
そこに声をかけていただき出店した。
でも・・・まだ時期尚早だったのだろう、
姫路ではまだ今ほど無農薬野菜とか自然食品とかに関心を持たれていなかったらしく、そんなに売れなかった。
そして朝市も1~2年続いたかな・・・?
間もなく終わってしまった。(今だったらいけたのに・・・)
そして代替わりして、今ずっと多くのこのようなイベントに野菜を出している。
棉屋さん・・・懐かしい田舎暮らしの原点の一つ。
とってもセンスのいい藍染を見たくなって、他の用にかこつけてわざわざ姫路まで出かけたのだった。

ここ「力丸」は、今まで知らなかったのだけど、姫路近辺に10店以上あるチェーン店。
日頃あまり外食しない人間だけどたまに行くのは「はま寿司
ここは平日は一皿90円!
土日だって100円。
しかも当日のおすすめメニューだって150円!
皿の色を気にすることなく安心して食べれる。
ここはあのせこい知事には勝てないまでもこのみみっちいぐうたら百姓お勧めの店。
それからさらにたまには高級路線をと、皿の色が気になりつつも、お目当ての100円皿はほとんどないものの、
確かまだ2店舗しかないとってもローカルだけど、皿の色を気にしつつ、ちょっぴりリッチな気になる「たいの鯛
ここここ「力丸」は、その中間くらい。
回転ずしの王道を行ってる価格帯で、安心して食べれる。
昼の2時ころ行ったのでテーブル席にすぐに座れたけど、
昼休みのころだったらきっと待たされただろうな・・・
味も回転ずしの王道、満足できる味だった。
ただ注文はタッチパネルでできるけど画面が小さくて見にくかったし、
壁に貼ってるお勧めメニューが画面に出てこない。
それを注文するのが面倒だった。
「はま寿司」のように大きくてわかりやすい画面、入店から出店まで一言もしゃべらなくても済ませるような店、
あるいは「たいの鯛」のようにタッチパネルなんかなくすべて口頭で注文しないといけない店、
そんな店の中間、ちょっと中途半端な気がした。

しかし最近回転ずしなんかおかしくない?
まるでファミレスだよね。
寿司というともともとはそばやうどんと同じく屋台で食べてた庶民の食べ物。
それがいつしか高級化してきた。
それで「うむ、これではいかん!原点に戻ろう!!」と回転寿司が生まれた。
大阪難波の「元禄寿司」が確か回転ずしの元祖だったと思うけど、
この店(今ではどうだか知らないけど)焼き鳥屋や焼肉屋と同じような雰囲気の店だった。
これを大きく変えてファミレスかしたのは「倉寿司」ではなかっただろうか・・・
最新のシステム化が進んだ。
もう今では回転ずしはコンピュータのシステムなしにはやっていけない。
チェーン店はどこも味気ない店になってしまった。
でもそうはいっても面倒くさがり屋の人間にとって入店から出店までほとんどしゃべらなくてもすむのはありがたいシステムだ。

柿の種

2016年04月10日 18時27分08秒 | 食の話
柿の種は好きじゃない。
でも手軽で安いのでよく食べる。
これがピーナツだけだったら絶対に食べない。
裏の表示を見て「やっぱり!」といって食べない。
でも柿の種だったら裏に「中国産」と書いてないので騙されたふりをして食べてしまう。
「わかってるんだからな、なめんなよ!」なんて心の中で言いながら・・・

しかしこの表示何とかならないのかな。
どうして加工品なら原産地を表示しなくていいのか?
こんなんだったらいくらでもごまかせる。
柿の種・国産、ピーナツ・中国産・・・とどうして表記しないのか。
(それとも柿の種も中国産?日本では単にまぜただけ?)

しかしどうしてだろうね・・・
こんなに食で中国産を拒否することはなかったのだけどなぁ・・・
これも時代の流れというか、ムードというか。
国産だったら安全なんて内心たいして思っていないんだけど・・・
自家用の野菜には農薬を使わないで、売り用の野菜には農薬かけまくり。
そんな農家は普通にあるし、
農協も農薬をかけてない野菜は買わない!
・・・こんなこと普通に行われている。
それでも国産は安全?
日本は世界有数の農薬使用国なんだよ。

イカナゴ

2016年03月23日 19時21分11秒 | 食の話
不漁で高かったイカナゴも去年並みの値段になってきた。
それで我が家でもくぎ煮を作っている。
(自分で作っているわけじゃないけど・・・)
家内も二人とも九州出身、それでイカナゴには恩も義理もないと思いつつも、
たまたま播磨に住んでるのそこはやっぱり一宿一飯の義理、
くぎ煮を作らないわけには行かないだろう。

くぎ煮はまあ好きだけど、食べなければ生きていけない!というほどのものでもない。
ないならないでも全然困らない。
とはいえくぎ煮、
たかがくぎ煮、されどくぎ煮、
今の時期、やっぱりくぎ煮。

イカナゴの釘煮

2016年03月12日 21時09分36秒 | 食の話
今の時期、この播磨地方ではどこの家庭でもイカナゴのくぎ煮を作ってあちこちに送る。
「イカナゴ?」
「釘煮?」
イカナゴって魚、他所にもあるのかな?
くぎ煮?黒豆を煮る時みたいに釘を入れるのかな?

イカナゴ、他所にもいるのかどうか知らないけど、余り他所では聞かない。
くぎ煮って釘を入れるわけではなく煮た形が曲がった釘に似てるので釘煮というらしい。

我が家でも毎年作って他所におすそわけもしてるけど、今年は不作で去年の2倍するらしい。
それでたぶん今年はなし。
今年は我が家でくぎ煮は食べれないなぁと思っていたら、知り合いの人からいただいた!
というわけで今年も今の時期、我が家でも「イカナゴのくぎ煮」なんだよ。

メザシとシシャモの問題

2016年02月16日 19時04分38秒 | 食の話
魚の卵は大好きだ。
めったに食べられないカラスミはもちろん、
タイの白子、
イクラ、タラコ、メンタイコ、
昔はそんなに好きじゃなかった数の子も今は好き。
魚の煮つけに卵が入ってたら、とっても得した気分になる。

そこでメザシとシシャモの問題。
どうしてメザシに卵がないのだろう?
どうしてシシャモにはいつも卵が入っているのだろう?
イワシは卵を産まないのか?
シシャモは年中卵をはらんでいるのか?
そんなことはないだろう。

メザシとシシャモ。
どちらもなんかとっても、侘しい、貧しい、惨め…とついつい思ってしまう。
でもシシャモは卵があるだけでリッチに思えてくる。
子持ちシシャモを見ると、
思わず貧乏人界のエリート!
え~い!と思わず拍手をしたくなる。

でもたまに子持ちでないシシャモを食べるととっても損した気分になる。
手抜きだ!と思わずその筋に訴えたくもなる。
でもよく考えると、これが普通なんだよね。
卵をはらんでいるのはほんの一時期。
卵がないのが本来の清く正しいシシャモのあり方なんだよね。
もし卵つきシシャモを食べる習慣がなかったら、
あの一粒一粒が孵ったらシシャモはもっともっともっと増えるだろう。
志半ばで干物になってしまった口惜しさ、よ~~~~くわかるよ、そのくやしさ。
それでとっても感謝しながらいただいているんだよ。

ところがメザシ、
どうして子持ちメザシはいないのか?
ちょっぴりリッチなシシャモに比べていかにも貧しい!いかにも情けない!いかにも惨め!
小さなイワシのミイラ・・・という以外にいったい何がある?
なぁ~んにもない!
焼くと立ち込めるあの安物の油臭さ、
隣近所に隠してこっそり焼きたいような、
なんか悪いことをしてるような、
思わず、メザシを焼いてごめんなさい!
と謝りたくなるような・・・
そんな気分になりつつ・・・

実はメザシも大好き!
シシャモは卵で持っているけど、卵のないどおしで比べると絶対メザシの勝ち!
あの荒っぽさ、歯ごたえ、が実にいい!

メザシを見ると、
うんうんそうなんだよね、
お互い今まで苦労してきたよね・・・
わかるわかるその気持ち、
・・・なんてついつい思いながらメザシを齧る。

シシャモとメザシ。
まるで園芸種と雑草のよう。
シシャモとはお友達になりたいとは思わないけど、
メザシとはお友達になりたい!
そして今までの境遇を酒を呑みながら語り合いたい。
メザシを肴に。

自炊

2016年02月11日 05時39分33秒 | 食の話
独身時代、意外とまめに自炊をしていた。
えっ、自炊?ぐうたらさんが?!
と、きっと誰でも思うだろう。
ところが意外とまめなんだよ。
鍋でご飯を炊いて、
おかずは?というと・・・
得意料理は缶詰。
サバの味噌煮とかイワシのかば焼きとか、
インスタントラーメンは作るのに3分かかる。
でも缶だと1分もかからない。
ただ缶を開けるだけなのだから。
でもおかずはそれだけでは物足りない。
食にこだわりのある人間だから、せもてもう一品は欲しい。
というわけで豆腐か納豆。
それからそうだ、スープがいる。
ごはんにはやっぱり味噌汁だね。
というわけで味噌汁も作った。
お湯に味噌を溶かせて、ネギや豆腐を入れた。
でも全然うまくない。
敗因は何だったのだろう?
原因がわからないまま、早々とみそ汁を作る才能はないのだとあきらめて、
味噌汁の代わりにビールを飲むことにした。
この方がずっと実益にかなったいる。
後で知ったのは味噌汁には出汁がいるということ。
そういえばみんな昆布とか煮干しとかを使っていたなぁ~
味噌だけじゃだめなんだ。

というわけで意外とまめな人間なんだよ。