イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

紀ノ川河口~水軒沖釣行

2022年05月07日 | 2022釣り
場所:紀ノ川河口~水軒沖
条件:小潮 8:15満潮
釣果:セイゴ1匹 エソ1匹

今日はやっと小船を動かせる。4月12日以来の乗船だからほぼ4週間ぶりということになる。2週間に1回はエンジンを回しなさいというのがエンジンの面倒を見てくれているおにいちゃんの忠告なのでその倍の期間、放置してしまっていたことになる。
セルモーターのスイッチを入れるとき、はたしてエンジンは回るのか、いつもこのひと時に緊張が走る。
と、いいながら、日本の機械工業のレベルは僕が思っているよりもはるかに高く、今日も一発で始動してくれた。(バッテリーは韓国製の安物だが・・)

前回もそうだったが、今回もとりあえずはエンジンの性能維持が目的であって、釣果は二の次だ。それに加えて、今日は前回見逃した土星の姿を見ることができればそれでいい。うまくいけば、4個の惑星が一列に並んだ姿を見ることができる。それに加えて、みずがめ座η流星群というのがピークになるらしく、運がよければ流星も見ることができる。その姿を捉えるべく、今日は高性能なほうのカメラもカバンに入れ、ただの魚釣りにもかかわらず、カメラ2台態勢という重装備で家を出たのである。

防波堤沿いを走りながら東の空を眺めてみると、今日も金星がはっきり見える。東の空が開けている場所にバイクを停め、じっくりと観察すると、東から南東の空にかけて明るい星が4個直線状に並んでいる。これらが金星、木星、火星、土星に違いない。カメラの液晶モニターには火星と土星は映らないので適当に位置を決めてシャッターを押した。家に帰って画像処理をすると4個の惑星がはっきり映っていた。残念ながら流星は映っていなかったが・・。



ホームページで惑星の位置を確かめてみるとこんな感じだ。確かにこの並びで見えそうな位置に並んでいる。しかし、世の中便利になったものだ。素人でも惑星の現在位置を知ることができるとは・・。



と、いうことで、今日はここまでで僕のミッションは終了したも同然だ。
おまけの釣りのほうはというと、この季節、近場では何も釣れそうにないので紀ノ川河口でルアーを投げてみてさっさと家に帰ろうと考えていた。
今年に入ってからここはいいのじゃないかと思っているポイントに碇を入れてキャスティングを始めた。



あまり釣れる気もしないのでやる気なく投げていたのだが、突然アタリが出た。大物ではないがゴミを引っ掛けたのでもなさそうな感じだ。とにかく姿を見なければと慎重に魚をひきよせタモに入れる。30センチを少し超えたくらいのセイゴだが、このくらいのサイズでも塩焼きにしたら美味しいのがスズキだ。ありがたく持って帰ることにした。

ちょっと気分がよくなったので今度はメジロを狙ってやろうと新々波止に向かった。



テトラからのキャスターがいない場所に碇を下してメタルジグをキャスト。
何度かキャストしたのち、アタリがあった。これもまったくアタリがあることなど期待もしていなかったので驚きだ。
かなり小さな魚らしくまったく引きもしないので何かと思ったらエソであった。



たかがエソだが、メタルジグで魚を釣ったというのは初めての体験だ。それも、このメタルジグは100均で売っていたものだ。
しかし、世の中便利になったものだ。素人が110円を出せば魚が釣れるとは・・。
これもハンペンにできるのでありがたく持って帰ることにした。

さらに欲が出て、今度はアコウを狙ってやろうとザリガニの形をしたプラスチックワームに変更して底の方を探ってみた。まあ、そこまで海は優しくはなく、根掛かりでリーダーごとロストしてしまったので今日はここまで。

家に帰り着いたのはまだ午前7時半。BSの「ちむどんどん」を観ることができる時間だがそれを我慢して魚を捌いて道具を洗い、ついでに車も洗った。
2回の山菜採りで車は汚れたままだ。少し暖かくなってくると虫がたくさんヘッドライト目掛けて飛んでくる。それがフロントグリルにぶつかって潰れた状態でこびりついてしまうのだ。これはボディコートの被膜には大敵らしいので早くきれいにしなければと思いつつ放ったままになっていた。
今日は新しく買ったコーティング剤を使ってきれいにしてあげた。奥さんと共有している車なので虫なんかがこびりついたままでいるとすごく機嫌が悪いのだ。しかし、自分では一切洗車などしようとしないのに片や車が汚れていると、特に僕の趣味で乗っていたときに付く汚れに対しては特に怒りを発するのには納得がいかないのである。

それを終えてから図書館へ。本を選んでいると今日もきっちり便意をもよおす。出港時刻が早くなるほど、朝、きちっと出なくなるのでこの性癖はありがたい。ほぼ100%の確率で大きい方が出てくるのであるから。世の中に図書館が存在する限り僕の辞書には便秘という言葉はないのである。



ぼくはずっと、こういうことは自分の身だけに起こっているものだと思っていたのだが、かなり前になるけれども、同じような体験をするとウッチャンがテレビで言っていた。そのときに、僕だけじゃないんだとホッとしたのだが、改めて調べてみると、これは「青木まりこ現象」と呼ばれているそうだ。しかし、世の中便利になったものだ。ネットではこんな悩みも簡単に共有できてしまう。(僕にとっては悩みではなく恩恵なのではあるが・・)
ただ、この現象については原因が解明されておらず、当然ながら治療法も確立はされていないらしい。確かにこんな症状、死に至るほどのことでもあるまいし、誰も真剣に研究はしないだろう。
そして、青木まりこ現象の既往がある者は「書便派(しょべんは)」と呼ばれているそうだ。一般に文筆家や出版関係者では罹患者が多いことが知られているらしく、一応、僕にもその素養があるのかもしれないと思うと、ちょっと嬉しくもなったりするのである。

こういった一連の話題が人々の中に広がったというのは「本の雑誌」が一役買っていたそうだ。さすが椎名誠、面白いところに目をつけたものだ。

今日もしょぼい釣果で終わってしまったので大半が魚釣りにはまったく関係のない内容になってしまった・・。

コメント
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