イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

「サバがマグロを産む日」読了

2016年06月11日 | 2016読書
この本は魚を通して社会貢献をしようという熱い心を持った人たちの物語だ。

魚の人工的な生産、有用物質の抽出、自然環境の改善などなど多岐にわたりイノベーションを起こそうとしている人々が熱く語っている。
どうしたらそこまで熱くなれるのか、やはり好きなことを突き詰めて生きるべきなのか・・・。ぼくの父親は「自分の好きなことを職業にするとしんどい。」といっていたが本当にそうだったのだろうか。
もちろん、僕は魚が好きだからと言ってこんな水産の勉強ができる大学に入れたかというとそれはまったく無理な話だったので今のような仕事が精いっぱいだったのは間違いがない。
でも、もしそんな野心があったなら僕ももっと生きがいのあるような生活を送れたのだろうか。でも父親の言うとおり、自分の好きなことを仕事にして魚釣りができなくなるほど忙しくなってしまっては本末転倒ではないかとも思ってしまうのだ。

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紀ノ川河口釣行

2016年06月11日 | 2016釣り
場所:紀ノ川河口
条件:小潮 4:43干潮
釣果:エソ 1匹

今日は急きょ会社を休むことにした。どうも母親の体調がよくないらしい。重篤ではないのだろうが、右腕と右足にしびれがあるというのだ。3日ほど前も同じようなことを言っていたのだが、寝相が悪くて腕を頭の下にでも敷いていたからだろうと放っていた。事実、その翌日は釣ってきたマルアジを16匹、全部さばいてくれていたのでどうもなかったはずだったが、また調子が悪くなってきたらしい。
昨日、医者に診てもらうと軽い脳梗塞の疑いがあるそうで、今日、精密検査をすることになった。
僕には悔いても悔いきれない思い出がひとつある。父親が死んだとき、会社にいたのだ。もうダメなんじゃないだろうかと思いながら誰にも代ってもらえない作業があったのでこの日の朝普通に出勤した。それでもそんなものどうでもよかったはずなのだ。
看取ってやれなかったということは後々ずっと心の下の方にしこりとして残ってしまった。
だから、母親だけは最初か最後までちゃんと見ていてやりたいと思っている。


しかし、診察の指定時刻までは自由時間だ。
天気がいい日は釣りに行く。それでも母親の状態が気になるし、早く帰れて何かあってもすぐに引き返せる紀ノ川河口を目指した。そして小船のほうも長らく動かしていない。こっちのエンジンも放っておいてどこかを詰まらせてしまうとえらいことだからたまには動かさないといけない。なにしろこっちは健康保険みたいなものがないから全額自己負担になるし、自然治癒みたいなことも望めないのだ。


夜明け前に出船していつもの場所に投錨してキャストを繰り返すがアタリはない。そんなときふと、最近このへんでハマチが釣れているという情報を思い出した。では水軒一文字の沖でナブラを見つけて狙い撃ちでもしてやろうと旧と新の一文字の間を抜けてゆくと、どこかで見たことがある船が何かを釣っている。久々に出会う前の職場の釣り仲間だ。



今日の一番の収穫はこの出会いかもしれない。
エソを釣っているということだったので僕もこの辺りでミノーでトローリングを開始。アタリらしきものがあるがフックには乗らない。ここをあきらめて双子島を1周。エソを1匹で今日は終了。

家に帰ってすぐに病院へ。



やはり大層ではないが梗塞していることろがあるらしい。大事を取って入院とあいなってしまった。
父は母と結婚するとき、ソ連のブルドーザーみたいに丈夫な人だと紹介されて、それならと決めたらしいが、さすがに80年の年月には勝てなかったのかもしれない。
(どうしてソ連だったのかいまだに謎ではあるのだが・・・。)

病室からは片男波から浜の宮までが見渡せる。こんなところにいないであそこでキスを釣りたいものだと不遜なことを考えられるのも病状が深刻ではないからで、これはこれで不幸中の幸いと思っておこう。



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