イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖、加太沖釣行

2009年10月24日 | Weblog
場所:水軒沖、加太沖
条件:小潮10:41満潮
釣果:タチウオ 5匹 真鯛33センチ以下2匹 アジ31センチ1匹

台風20号がフィリピンの近くにあるので波とうねりがありそうだ。
先週の二の舞はごめんなので保険にタチウオの仕掛けを持参した。

夜明け前に港を出てまずは築港の沖でタチウオ釣りを開始。
アタリも少なく型も小さい。アタリはともかく、この時期だからもっと型が大きくてもよさそうなものだが・・・。

天気のほうはというと、たいした波もなく、うねりもない。周りが明るくなってきたので加太へ針路をとることにした。
今日の本当の予定は船着場でアジを釣って、捨て竿で呑ませ釣をやりながら、オキアミをエサに五目釣りというのを考えていたが、加太までたどり着けるかどうかわからない中でエサを持っていくと無駄に捨ててしまうことになるので、疑似餌だけを持っていくことにした。1000円もしないのにもったいないと思う自分が悲しくなるがこれも性格だから仕方がない。もし、これが戦時下だったら、僕は自分の撃つ鉄砲の弾をケチって敵に撃ち殺される運命になっていただろう。今日も、エサがないからボウズの可能性があったはずなのに。

加太に着いてもいつ波が高くなるかわからないので田倉崎の回りで釣りを始めた。また、午前7時には潮流が南向きに変わるのでこのあたりがちょうどいいだろう。
最初の場所はまったくアタリがなく、田倉崎のすぐ西側に移動。ここで魚群探知機にいくつかの影が映りだした。それもいろいろな深さに現れてくる。このときに待望のアタリ。それもかなり引きが強い。前回は3号のハリスで一気に2本切られたが今日は4号の仕掛けだ。それでも慎重に時間をかけながら糸を巻き上げてゆく。
魚はなんだろうか。どんな魚でもこれだけ引きが強いとそこそこの大きさだろう。
水面近くに浮かんだ影は赤い・・・。真鯛だ。やったじゃないか。僕にも真鯛が釣れた。2年ほど前にも1匹釣ったことがあるがあれは本当のまぐれ当たり。今日は狙って釣れた記念すべき1匹だ。
魚をすくい上げ、クーラーに納めて仕掛けを整理しようと釣座に戻って残りの仕掛けを回収するとなにやら重い。なんと下の糸にもう1匹鯛がついていた。
最初の1匹で舞い上がってしまいその下の魚に気がつかなかった。

このあとすぐまたアタリがあったがこれは残念ながらばらしてしまった。
ここはかなり釣れるようだ。が、友ヶ島にかなり近づいてしまっていたようで隣の船の漁師に出て行けと威嚇されてしまった。どうりで釣れるわけだ。

次はどこに行こうかと回りを眺めるとかなり南の方に船が集まっている。
そこまで移動して数回仕掛けを上下させたところでまたまたアタリ。これも慎重に巻き上げると今度はアジが掛っていた。
1匹目を救い上げ下のほうを確認するともう1匹ついている。水面まで引き上げてきたが目の前で魚は逃げていってしまった。ここのアジは美味しいから残念、残念。

今日は港に戻って船の修理が残っているので午前10時に釣りを切り上げて帰途についた。最初の段取りとかなり違う仕掛けで臨んだのでどうなることかと思ったがとりあえず魚が釣れたのでこれで満足だ。

下の画像は今日の仕掛けの一部なのだが、こんなビニールの切れ端に魚が喰いついてくる。はじめて釣り方を知ったとき、「ウソだろう」と思っていたがやっぱり郷に入れば郷に従えで本当に釣れるもんだ。この前、うちの会社の社長が、「飛べないネズミ」という話をしていた。昔の経験に固執して冒険をしないネズミはおいしい餌にたどり着けないという話だったが、何でもチャレンジしてみないとわからないもんだ。
コメント
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