鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

日本では人気出ずシャリーズ・セロン

2006-04-02 | Weblog
 シャリーズ・セロン主演の「イーオン・フラックス」を東京・渋谷に観に行った。シニア割引をねらって行ったら4月1日のファン感謝デーとかで、オール1000円だったので、ちょっと損したような気分。以前にスクラップしておいたスケジュールだと、11:45分開始のはずだったが、前日の夕刊によると、10:30かrに変更となっており、しかも2回目からは「有頂天ホテル」上映という変則スケジュールに変更となっている。よほど入りがよくないので、前の興行で評判のよかった映画を再度上映にしたような感じである。観客の入りも広い館の中、30人くらいで、ゆったり観られるのはいいが、折角観に来たのに映画鑑賞力がないことを見透かされているような気もしてなんか淋しい。
 映画は西暦2400年頃の未来もの、王国の転覆をねらうグループを抑えようとする保守派に次の国王をねらう一派がからんで対立するお決まりのストーリイ。シャリーズ・セロンは改革派の殺し屋で、国王の暗殺を命じられる。ところが、国王はかつての恋人であることが判明し、暗殺に失敗する。黒ずくめの忍者衣装で闇夜を駆け回り、敵をバッタバッタと薙ぎ倒すシーンはシャリーズ・セロンの魅力がいっぱいで、シャリーズ・セロンのための映画とさえ思えてくるほど。
 この映画を観ようと思ったのも「モンスタ-」でアカデミー主演女優賞を受賞し、「スタンド・アップ」でも同じ候補に上ったシャリーズ・セロンの最新作であり、地下鉄の横断広告が出ていたのを見たからで、ちょっとしたシャリーズ・セロンのファン心理からだろう。美しい人は何をやっても様になるから、得だ。
 でも映画としてはB級の娯楽作品だろう。なにかを訴えたい、というものでもないし、なにかを教えるといったものでもない。単にシャリーズ・セロンの魅力を浮き立たせるための作品といいたらいいのかもしれない。シャリーズ・セロンはアクション敵なものもできる、というアピールをした、ということか。
 ただ、日本ではこうした正統派の美人女優は人気がそれほど出ないだろう。きれい過ぎて親しみが湧かないからだ。興行成績がパッとしないのもうなづける。

 
コメント
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