鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

プロ野球離れする大手スポンサー

2006-04-09 | Weblog
 プロ野球に重大な異変が生じつつある。セリーグ首位攻防戦の巨人対中日戦のテレビ中継が昨8日も午後4時から午後5時半までで肝心の最終回の攻防が中継されていないのだ。今日9日もTBSテレビで午後2時から午後3時までの一時間だけの中継で、試合開始は2時からだかr、面白い後半の状況は自ずからカットされるわけだ。そういえば、先月31日のセリーグ開幕の巨人対横浜戦の視聴率は15%そこそこで、過去最低水準だった、という。
 第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝し、プロ野球人気も盛り上がり、さあ開幕となったのにこの体たらくは一体どうしたことなのだろうか。まず考えられるのは民放でテレビ中継するにはスポンサーがつかない、とできない。昨年、巨人の大味でつまらない、しかも早くから優勝戦線を離脱した戦いぶりで、どんどん巨人戦の視聴率が史上最低を記録したことから、大手スポンサーが野球中継を下りてしまったことがあげられる。テレビの番組作り、およびスポンサーは通常3カ月単位で決まっていくため、すでに4-6月はスポンサー離れが決定的なものとなっていたのだろう。
 もともと、プロ野球はサッカー、ゴルフ、バレーボールなど他のスポーツの人気が出てくるにつれ、相対的に低下してきた。そこへ読売ジャイアンツが巨人あdけが強くなればいい、ということで過去何十年にもわたってお金に飽かせた強引なチームづくりを進め、球界の改革をないがしろにしてきたことから、急速にファンの離反を招いてきた。しかも巨人生え抜きの選手の育成を怠り、結果としてチーム力の低下を来たし、余計にファン離れを加速した。プロ野球中継のテレビ視聴率が低くなったのも自ら招いた当然の結果、ともいえる。
 しかも今年の巨人はスター選手もいなくて、一挙手一投足に心ときめいてみていたい、という選手がいない。そんなことではテレビ視聴率が上がる訳がない。
 2年前に球界の危機が起き、再編成され、新規に仙台に楽天球団が誕生したり、昨年からセパ交流戦が行われるようになったが、肝心の楽天は野村克也監督を新たに迎えたもののここまで2勝10敗とおよそ起爆剤とはならない戦いぶりである。
ぷろ野球関係者はWBC制覇に酔うのはいいとして、さらに抜本的な改革を図らないとスポンサーもファンも一段と離反することになりかねない、と心すべきだろう。
 しかも 
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