吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2014年3月17日/〈津屋崎の四季〉993:ヘラサギ2羽とクロツラヘラサギ6羽の混群

2014-03-17 08:55:06 | 風物

 

写真①:浅瀬に舞い降りたクロツラヘラサギ6羽とヘラサギ2羽(右端と右から3羽目)の混群

      =福津市渡の「津屋崎干潟」で、2014年3月17日午前7時撮影

クロツラヘラサギ6羽とヘラサギ2羽飛来

コブハクチョウの幼鳥1羽も頭上を飛ぶ

――福津市・「津屋崎干潟」


 4月の陽気に恵まれた福津市渡の「津屋崎干潟」に3月17日朝、クロツラヘラサギ(トキ科)6羽とヘラサギ(同)2羽の混群が飛来しました=写真①=。

 その混群の頭上を3月2日から再び飛来している幼鳥のコブハクチョウ(カモ科)1羽が、鳴き声を上げながら飛び越えて行きます=写真②=。

  

写真②:クロツラヘラサギとヘラサギの混群の頭上を飛び越えるコブハクチョウの幼鳥

     =「津屋崎干潟」で、17日午前7時撮影

 「津屋崎干潟」では、2013年11月12日には、コブハクチョウの成鳥2羽と幼鳥の5羽の計7羽が飛来。14年1月14日には4羽に減り、2月24日、25日には幼鳥1羽となった後、姿を消して、3月2日に1羽の再飛来が確認されただけに、今朝の1羽だけの飛翔は寂しげな光景です。

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〈催事〉0262:第18回あんず祭り

2014-03-14 13:38:28 | 行楽催事

写真①:ピンク色のアンズの花が五分咲きになった「あんずの里運動公園」

     =福岡県福津市勝浦で、2014年3月14日11時50分撮影

アンズの花五分咲き

16日、〈あんず祭り〉開催です

――福津市勝浦の市営「あんずの里運動公園」

 福津市勝浦の市営「あんずの里運動公園」では、植栽されている約2,500本のアンズの花が五分咲きです=写真①=。3月16日(日曜)には、第18回「あんず祭り」=写真②=が開催されます(雨天決行)。

  

写真②:第18回「あんず祭り」のポスター

 公園内にある農産物直販所「あんずの里市」では、午前9時から午後3時ごろまで、子ども太鼓の演奏やハワイアンダンス、歌謡ショー、無料乗馬体験のイベントが次々と行われます。このほか、あんずの里生産者によるおでん、お餅、ぜんざい、惣菜、芋かりんとうなどのお菓子や弁当が並ぶ手作り市や、3,000食のだんご汁の振る舞いもあり、家族連れで賑わいそう。問い合わせは、「あんずの里市利用組合」(℡0940-52-5995)へ。

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〈催事〉0262:第18回あんず祭り

2014-03-14 13:38:28 | 行楽催事

写真①:ピンク色のアンズの花が五分咲きになった「あんずの里運動公園」

     =福岡県福津市勝浦で、2014年3月14日11時50分撮影

アンズの花五分咲き

16日、〈あんず祭り〉開催です

――福津市勝浦の市営「あんずの里運動公園」

 福津市勝浦の市営「あんずの里運動公園」では、植栽されている約2,500本のアンズの花が五分咲きです=写真①=。3月16日(日曜)には、第18回「あんず祭り」=写真②=が開催されます(雨天決行)。

  

写真②:第18回「あんず祭り」のポスター

 公園内にある農産物直販所「あんずの里市」では、午前9時から午後3時ごろまで、子ども太鼓の演奏やハワイアンダンス、歌謡ショー、無料乗馬体験のイベントが次々と行われます。このほか、あんずの里生産者によるおでん、お餅、ぜんざい、惣菜、芋かりんとうなどのお菓子や弁当が並ぶ手作り市や、3,00食のだんご汁の振る舞いもあり、家族連れで賑わいそう。問い合わせは、「あんずの里市利用組合」(℡0940-52-5995)へ。

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2014年3月12日/〈日記〉536・枯れた黒松

2014-03-12 17:22:25 | 日記

写真①:赤茶けて立ち枯れ状態の黒松

      =福津市宮司浜で、2014年3月11日撮影

国道495号線の福津市・今川―「宮司浜交差点」間

海風を防ぐ松林で松の立ち枯れ目立つ

  福津市宮司浜の国道495号線の今川から「宮司浜交差点」付近までの海側の松林で、海風を防いでくれている黒松に松くい虫の被害が広がっているようです。

 今川そばの大きな黒松は、赤茶けて立ち枯れの様子=写真①=。ここから「宮司浜交差点」付近にかけての松林も緑の松葉が赤くなっているのが目立ちます=写真②=。

 

写真②:赤くなっている葉が目立つ松林

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2014年3月11日〈エッセー〉026:津屋崎庁舎再生整備計画案策定

2014-03-11 09:38:47 | エッセー

 

写真①:活用方法の再生整備計画案が策定された福津市・「津屋崎庁舎」

 

・連載エッセー『一木一草』

 第26回:2014.3.11

津屋崎庁舎再生整備計画案策定

図書館、歴史資料館など複合施設として活用へ

  福津市が津屋崎庁舎(3階建て延べ約3,800平方㍍。昭和62年建築)=写真①=の活用方法(再生整備計画)として「津屋崎庁舎再生整備計画案」を策定しました。

  津屋崎庁舎再生整備計画案は、福津市が福間・津屋崎庁舎に組織を分散して配置している分庁方式を改め、全ての部署を福間庁舎へ集約するため、建築家ら有識者や市民公募委員で組織した「津屋崎庁舎再生整備計画策定審議会」を2013年11月25日設置、審議して策定。3月14日まで市民意見(パブリックコメント)を市広報秘書課と行政経営企画課で募集、必要に応じて修正を加え、同審議会から最終的な計画として市へ答申を受けて決定します。

  津屋崎庁舎再生整備計画案によると、1階は「何度も行きたくなる施設を目指して図書館・喫茶コーナー」を配置=写真②=。図書館は、福間地区にある現在の市立図書館の補完的な機能に限定することなく、地域の中央館としての機能が発揮できる蔵書規模を確保し、特色あるものとして市立図書館との両立を図ります。喫茶コーナーは、庁舎側面の県道(つばき通り)から見て目立つ位置(南東側)に配置、開放的なイメージで整備し、特産物販売コーナーの設置など賑わいを演出します。

 

写真②:津屋崎庁舎再生整備計画案の1階レイアウト

  2階は「市にこれまで無かった歴史資料館と学習室」を配置=写真③=。歴史資料館は、市の歴史を体系的に知ることができ、市内で出土、保管された郷土資料を含む貴重な文化財をじかに見ることができる施設を目指し、世界遺産登録を目指している「宗像・沖ノ島と関連遺産群」と福津市の古墳群に関する情報発信コーナーを設置します。このほか、学習室や多目的スペースを配置、高齢者や子供がゆったりと過ごせる空間づくりに努めます。

  

写真③:津屋崎庁舎再生整備計画案の2階レイアウト

  「建築基準法により不特定多数の人の利用ができない」3階は、貸事務所と会議室を集積=写真④=。貸事務所には、公益的団体や民間事業者などの入居を想定し、既存の会議室や旧議場については入居した団体や市民が会議の規模に応じた部屋を利用できるよう大・中・小の会議室として活用します。

  

写真④:津屋崎庁舎再生整備計画案の3階レイアウト

  また、津屋崎庁舎と市文化会館(カメリアホール)との間にある「健康センター」は市民サービス窓口(地域行政拠点)として再生、現在同庁舎で行っている住民・医療・年金関係の手続きと各種証明書類の発行、健康診断業務をこれまで通り継続できる体制を整備。高齢者サービスや福祉業務、その他市の業務全般の初期相談や取り次が可能な体制の整備を行う、としています。

  津屋崎庁舎は鉄骨造りの準耐火構造のため、建築基準法上、用途変更に制約を受けることから、市では同庁舎再生整備計画案について①市全体としての施設の必要性②他施設との距離など地域的な必要性・市全体としての配置バランス③利用予測や事業効果などの有効性④建築基準法・構造上の可否、スペースが充分かなどの実現性――の四つの視点で整理。地域が賑わい活性化するような施設にすること、地域行政拠点・図書館・歴史資料館・喫茶コーナー・貸事務所などを配置する複合施設にすることなどの基本コンセプトを決め、レイアウトを検討して策定したという。

  私は2013年11月23日、市民対象の「津屋崎庁舎見学・意見聴取会」に参加し、庁舎統合後の津屋崎庁舎の活用について、(1)佐賀県の「武雄市図書館」写真⑤=のようにレンタル販売店大手チェーン「TSUTAYA(ツタヤ)」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)を指定管理者とする「津屋崎図書館」の新設(2)福津市全域の自然と歴史、文化・民族資料を収蔵展示、ギャラリーも設けた「海洋・歴史文化館」(仮称)の建設(3)「ボランティアセンター」の開設――の三用途での活用を提案。事業者・行政・利用者にとっても大きな魅力のある複合施設化の推進を図るのが、公共施設のあり方として望ましく、三用途の施設を核とする複合施設は地域経済の浮揚、賑わい拠点としても期待できるので、ぜひとも実現してほしいと要望していました。

写真⑤:佐賀県の「武雄市図書館」

  津屋崎庁舎再生整備計画案では、「津屋崎図書館」については「現市立図書館の補完的な機能に限定することなく、地域の中央館としての機能が発揮できる蔵書規模を確保し、特色あるものとして市立図書館との両立を図ります」としたうえ、「喫茶コーナー」も配置するとし、意欲がうかがえます。ただ、年中無休で、CDやDVDの有料貸し出しコーナーやコーヒーチェーン店(スタバ)を併設、来館者が激増し運営費も削減した「武雄市図書館」のようにカルチュア・コンビニエンス・クラブを指定管理者とするか、など管理運営のソフト面に触れていないのが物足りません。

 また、「海洋・歴史文化館」の建設については、「歴史資料館」の新設で要望の半分はかなえられそうです。西村幸夫・東大教授(前副学長)は平成20年(2008年)7月19日、「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が主催したカメリアホールでの講演会「〈津屋崎千軒〉まちおこしへの提言」で、「豊かな自然と歴史的環境が、両方とも身近に残っている所は、なかなかない。津屋崎の魅力と宝を活かした町づくりを」と講演されたように、絶滅危惧種のカブトガニやアカウミガメが産卵、クロツラヘラサギが越冬、福岡県内で最多の689種もの貝を産し〝貝寄せの浜〟の異名を持つ海辺の自然の素晴らしさも福津市の宝といえます。全国唯一の「うみがめ課」を持つ同市だけに、海洋の自然史や生物についての展示、学習コーナーも併設、学芸員の配置を望みたいものです。

  「ボランティアセンター」の開設は津屋崎庁舎再生整備計画案には見えませんが、公益的団体や民間事業者などの入居を想定した3階の貸事務所と会議室をボランティア団体が利用できるか同案では分かりません。「歴史資料館」の機能補完役として市民の観光ボランティアガイドが常駐できるよう活用し、観光バスの発着、中継地の役割も果たせるようお願いしたい。

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2014年3月6日/〈貝寄せの浜・「貝寄せ館」物語〉076:「浜崎しっちょる会」観光団

2014-03-06 09:40:37 | 「貝寄せ館」物語

 

写真①:「豊村酒造」で銘酒「豊盛」を求める「浜崎しっちょる会」の人たち

     =2014年3月5日午前10時30分撮影

 山口県萩市浜崎町・「浜崎しっちょる会」の25人

〈津屋崎千軒〉を観光ガイドしました

 江戸時代から北前船の港町で栄えた山口県萩市浜崎町で、町並みの保全・活用を目指しているまちづくり団体・「浜崎しっちょる会」の25人が3月5日、萩観光の貸切バスで福津市・〈津屋崎千軒〉を訪問。私が所属する「津屋崎千軒 海とまちなみの会」では、事務所・「貝寄せ館」を臨時開館し、ボランティアガイド2人で鏝絵のある「豊村酒造」①=写真=や卯建の建つ町家・「麦屋惣平衛邸」など約2時間、町家を巡って観光ガイドしましたが、観光先進地・萩市からのお客様から多くの刺激を受けました。

 浜崎町は、江戸時代は廻船問屋や大商家が建ち並び、藩都萩の商業・経済の中心地として栄えました。国指定史跡「旧萩藩御船倉」や江戸後期から昭和初期の建物が130棟残っています。「浜崎しっちょる会」は住民約30人で平成10年に結成、同13年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された町並みを保全、昔の賑わい取り戻そうと、観光ボランティアガイドやまちづくりイベント「浜崎おたから博物館」を開催、山口県から「県パワーアップ大賞」、同14年には萩市から「おもてなし大賞」を受賞しています。

 この日午前9時30分、福津市まちおこしセンターから町歩きをスタートした「浜崎しっちょる会」の一行は、江戸時代から続く「津屋崎人形原田半蔵店」=写真②=を訪ね、津屋崎人形の玩具「モマ笛」を次々と購入され、品切れに。

  

写真②:「津屋崎人形原田半蔵店」を訪ねた一行

  次に訪れた江戸末期から営業の老舗和菓子屋・「上田製菓」では、平成25年10月、KBC九州朝日放送が九州・山口で放送したテレビ番組『おす街 津屋崎千軒』で、タレントのおすぎさんが味わった白餡に青海苔入りの「恋の浦饅頭」(60円)を、お買い上げ。「豊村酒造」では、銘酒「豊盛」を試飲の後、お土産に求められていました。

 国登録有形文化財の「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」では、1階座敷に上がってお茶の接待を受け=写真③=、2階の「塩木」の梁も見学。〈津屋崎千軒〉の町家の雨戸が三枚の揚げ戸になっていることや、格子が取り外せて室内に展示した商品を外から見えるようにしてある特長も確認するなど、江戸時代の町家の造りにも詳しい様子でした。

  

写真③:「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」でのお茶の接待

 これまで「海とまちなみの会」が〈津屋崎千軒〉の観光ガイドをした団体客では、山口県下関市からの2件が最も東方でしたが、さらに東方にある萩市の団体まで〈津屋崎千軒〉観光の魅力が知られるようになったようです。山口県で2番目に大きい阿武川の河口に位置する港町・浜崎町を、今度は津屋崎から訪ねて町歩きしたくなりました。

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〈催事〉0261:二川秀臣版画・素描展

2014-03-04 09:48:36 | 行楽催事

写真①二川秀臣さんの版画「修験の里 求菩堤山」

   =福津市津屋崎3丁目の「津屋崎千軒なごみ」で、2014年3月3日撮影

 

二川秀臣さんの版画・素描展

求菩堤山の四季と花々描く

――「津屋崎千軒なごみ」で開催中

 福津市まちおこしセンター「津屋崎千軒なごみ」で、「求菩堤山と四季の花々 二川秀臣版画・素描展」=写真①=が、3月21日まで開かれています(火曜日は休館)。入場無料。

 宗像市自由ケ丘2の二川秀臣さんが、豊前市にある山岳宗教のメッカ・求菩堤山(標高782㍍)を題材にした風景画や、修験道遺跡の「不動明王」の版画=写真②=などのほか、多くの絵はがき(1枚百円)を展示。

 

写真②:「不動明王」の版画

 二川さんが会場に展示の挨拶文によると、北九州市小倉北区の百貨店・「小倉井筒屋」の宣伝部勤務時代の昭和43年、豊前市が同百貨店で主催した修験道遺跡・求菩堤山の調査報告展「秘境・求菩堤展」を担当。以来、求菩堤山に魅せられて四季折々に足を運び、山野の自然や修験道遺跡を素描し、後に版画にまとめた作品を展示したという。求菩堤山が平成13年に国史跡に指定され、求菩堤の農村景観が同24年に「重要文化的景観」に選定されたことにも触れ、「文化財・自然遺産保護の一助ともなれば幸いです」としています。

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2014年3月3日/〈津屋崎の四季〉992:「寒緋桜」満開

2014-03-03 13:23:50 | 風物

 

写真①:満開になった「寒緋桜」

      =福津市宮司元町の「宮地嶽神社」で、2014年3月3日午前9時45分撮影

 

「寒緋桜」の花が満開です

――福津市の「宮地嶽神社」

  福津市宮司元町の「宮地嶽神社」で3月3日、拝殿前にある「寒緋桜」の花が満開になりました=写真①=。樹齢約百年という2本の「寒緋桜」で、参拝客の目を楽しませています。

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2014年3月2日/〈津屋崎の四季〉991:コブハクチョウの古里は

2014-03-02 19:07:27 | 風物

 

写真①:浅瀬を泳ぐコブハクチョウの幼鳥

     =福津市渡の「津屋崎干潟」で、2014年3月2日午前7時30分撮影

古里は鹿児島県薩摩川内市?

コブハクチョウの幼鳥1羽が飛来

――福津市・「津屋崎干潟」


 福津市渡の「津屋崎干潟」で3月2日朝、幼鳥のコブハクチョウ(カモ科)1羽が浅瀬を泳いでいました=写真①=。人慣れした感じのこの個体の古里は、鹿児島県薩摩川内市で観光用に飼育されていた池かもしれません。

 「津屋崎干潟」では2012年11月9日朝、上くちばしの基部にこぶ状の突起があり、オレンジ色のくちばしをした成鳥のコブハクチョウ2羽の飛来を私が確認、13年2月22日まで滞在しているのを観察。2013年11月12日には、成鳥の2羽と体が淡い灰色でくちばしのこぶがない幼鳥の5羽の計7羽が飛来している姿を撮影しました。いずれも警戒心が薄く、12年に来た2羽が繁殖してファミリーでの津屋崎入りか、とも思われました。 

 朝鮮半島で越冬する野生の個体が、迷鳥として飛来したのなら嬉しいニュースでしたが、宮崎市青島の遊園地・「こどものくに」から逃げ出した飼育鳥が十数年前から同市内の加江田川や清武川などで繁殖した例もあり、「津屋崎干潟」へ飛来の7羽も動物園や公園での飼育鳥か、その子孫が野生化した個体の可能性が強いと見ていました。

 そんな中、鹿児島県薩摩川内市の「藺牟田池(いむたいけ)」では2012年秋、観光用に餌付けされていたコブハクチョウ約30羽のうち約7割が姿を消し、うち7羽が十数㌔北東の同県さつま町で確認されたが、池にとどまっているのは現在7羽だけ――と2014年2月25日付読売新聞に掲載されました。

 「藺牟田池」で多くのコブハクチョウが姿を消した2012年秋と、私が「津屋崎干潟」で成鳥の2羽を初確認した12年11月9日は同時季とみていいでしょう。また、13年11月12日に飛来の7羽は、14年1月14日からは4羽に減り、2月24日、25日には幼鳥の1羽が確認されるだけとなっていました。福津市の久末ダムでは1月22日、4羽の飛来を市民が観察しており、「津屋崎干潟」の群れが移動した可能性もあります。

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2014年3月1日/〈貝寄せの浜・「貝寄せ館」物語〉075:北前船の港町から観光団

2014-03-01 08:22:02 | 「貝寄せ館」物語

 

写真①:「貝寄せ館」に掲示された「ふくおか地域づくり活動賞」・奨励賞の「津屋崎千軒 海とまちなみの会」表彰状

    =2014年3月1日撮影

北前船の風情を残す山口県萩市浜崎町から観光団

5日、〈津屋崎千軒〉の町並みをガイドします

  江戸時代から北前船の港町で栄えた山口県萩市浜崎町から3月5日、福津市・〈津屋崎千軒〉観光団が貸切バスでやってきます。私が所属する町興しボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」がお迎えし、観光ガイド拠点事務所・「貝寄せ館」を午前9時30分から正午まで臨時開館してガイドします。

  この観光団は、まちづくり団体・「浜崎しっちょる会」の22人と旅行会社の添乗員1人です。これまで津屋崎の東方からの観光ガイド申し込みは山口県下関市から2件ありましたが、さらに東にある萩市の旅行会社の斡旋で〈津屋崎千軒〉観光の魅力が知られるようになったようで、嬉しい限りです。

  浜崎町は、山口県で2番目に大きい阿武川の河口に位置する港町で、江戸時代は北前船との交易の場となり、廻船問屋や大商家が建ち並び、藩都萩の商業・経済の中心地として栄えました。大正時代に萩の町に鉄道(山陰本線)が開設されて、町は衰退しましたが、国指定史跡「旧萩藩御船倉」や江戸後期から昭和初期の建物が130棟残っています。「浜崎しっちょる会」は、昔の賑わいを取り戻そうと、地区住民約30人で平成10年に結成。同13年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された町並みの保全・活用を目指し、観光ボランティアガイドやまちづくりイベント「浜崎おたから博物館」を開催、山口県から「県パワーアップ大賞」、同14年には萩市から「おもてなし大賞」を受賞しています。

  「海とまちなみの会」は2月15日、福岡県と県内市町、地域づくり団体で組織している「地域づくりネットワーク県協議会」(江口勝会長、事務局・県広域地域振興課)から平成25年度「ふくおか地域づくり活動賞」・奨励賞(協議会会長賞)で表彰されましたが、3月1日に額に入れた表彰状を「貝寄せ館」内に掲示しました=写真①=。

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