写真①二川秀臣さんの版画「修験の里 求菩堤山」
=福津市津屋崎3丁目の「津屋崎千軒なごみ」で、2014年3月3日撮影
二川秀臣さんの版画・素描展
求菩堤山の四季と花々描く
――「津屋崎千軒なごみ」で開催中
福津市まちおこしセンター「津屋崎千軒なごみ」で、「求菩堤山と四季の花々 二川秀臣版画・素描展」=写真①=が、3月21日まで開かれています(火曜日は休館)。入場無料。
宗像市自由ケ丘2の二川秀臣さんが、豊前市にある山岳宗教のメッカ・求菩堤山(標高782㍍)を題材にした風景画や、修験道遺跡の「不動明王」の版画=写真②=などのほか、多くの絵はがき(1枚百円)を展示。
写真②:「不動明王」の版画
二川さんが会場に展示の挨拶文によると、北九州市小倉北区の百貨店・「小倉井筒屋」の宣伝部勤務時代の昭和43年、豊前市が同百貨店で主催した修験道遺跡・求菩堤山の調査報告展「秘境・求菩堤展」を担当。以来、求菩堤山に魅せられて四季折々に足を運び、山野の自然や修験道遺跡を素描し、後に版画にまとめた作品を展示したという。求菩堤山が平成13年に国史跡に指定され、求菩堤の農村景観が同24年に「重要文化的景観」に選定されたことにも触れ、「文化財・自然遺産保護の一助ともなれば幸いです」としています。