写真①:「筑後船小屋駅」ホームに入る新幹線
=福岡県筑後市津島で、2016年2月19日午9時10分撮影
〈福岡・町歩き〉014
:新幹線「筑後船小屋駅」界隈
福岡県筑後市にある九州新幹線「筑後船小屋駅」=写真①=に2月19日、初めて乗降しました。「筑後船小屋駅」前の芸術文化交流施設・「九州芸文館」=写真②=で開かれた「福岡県美しいまちづくり協議会」(事務局・県都市計画課)主催の交流会に、私が所属する福津市の町興しボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の活動発表を行うため、私費で参加して新幹線博多駅経由で「筑後船小屋駅」に降りた次第です。
展示室や工房などを備えた「九州芸文館」は、2020年東京五輪・パラリンピックのメイン会場・新国立競技場についいてデザインして採用された建築家隈研吾氏の設計で、外観は筑後の山並みをイメージ。屋根や外壁に石や金属、コンクリートなどを組み合わせたアートな建造物になっています。この日の交流会で活動発表終了後、会場付近の景観まち歩きを筑後市のご案内で楽しみました。
写真②:建築家隈研吾氏の設計で建てられた「九州芸文館」
九州新幹線「筑後船小屋駅」を中心に、東西4Kmにわたる192㌶(大濠公園の約5倍の面積)は「筑後広域公園」になっており、県内最大の県営公園です。景観まち歩きで最初に案内された同駅西側にはJR鹿児島本線「筑後船小屋駅」があり、その前の広場では珍しい「からくり時計」を見物できました=写真③=。筑後市羽犬塚(はいぬづか)に伝わる羽のはえた犬・「羽犬」伝説にちなみ、時計の下の緑色の円形収納部分から「羽犬」の人形などが朝7時から夜8時まで毎正時に現れる仕組み。一説によると、豊臣秀吉が連れて来た羽の生えたように俊敏な犬が羽犬塚の地で死に、塚を作って弔ったとの伝説で、犬を葬ったとされる塚歯市内の宗岳寺にあるという。
写真③:緑色の円形収納部分から「羽犬」の人形(中央)などが毎正時に現れる「からくり時計」
「からくり時計」近くにある「筑後船小屋観光案内所」=写真④=では、「筑後広域公園」にある筑後管理の温泉入浴施設と地元産野菜、魚介類等の販売施設を備えた「川の駅船小屋 恋ぼたる」、炭酸ガスの圧力で自噴している珍しい「船小屋鉱泉場」などお薦めスポットを紹介していました。
写真④:ソフトバンクホークス「二軍球場」や観光スポットを紹介の「筑後船小屋観光案内所」
JR鹿児島本線「筑後船小屋駅」の北側には、プロ野球ソフトバンクホークスの「二軍球場」=写真⑤=が、ほぼ完成していました。
写真⑤:プロ野球ソフトバンクホークスの「二軍球場」(中央はJR鹿児島本線「筑後船小屋駅」構内線路)