吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2012年5月5日/〈貝寄せの浜・「貝寄せ館」物語〉023:旧「寺島硝子店」町家風改装

2012-05-05 06:40:03 | 「貝寄せ館」物語

 

写真①:おしゃれな格子が美しい町家風に改装された旧「寺島硝子店」

     =福津市津屋崎3丁目で、2012年5月1日撮影

 

貝寄せの浜・「貝寄せ館」物語 23

:旧「寺島硝子店」町家風改装

 

「貝寄せ館」の3軒東隣

「寺島硝子店」が町家風住宅に改装

――天神町の〈津屋崎千軒通り〉

 「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の事務所・〈貝寄せ館〉(福津市津屋崎3丁目=天神町)の3軒東隣にある寺島硝子店(寺島三男さん経営)の建物(木造2階瓦葺き)が、ガラス・サッシ戸の外観から町家風建物に改装=写真①=されました。〈津屋崎千軒〉の町家の特長である格子=写真②=が1階に新設した居間の表側に設けられ、おしゃれな住宅に様変わりしたと建築関係者にも注目されています。

 

写真②:格子に覆われた居間の右手に木製の引き違い戸の玄関がある1階表側

     =5月1日撮影

 寺島さんは「海とまちなみの会」会員で、硝子店を閉じられることになり、3月17日に同店手づくりの立派な陳列ガラスケース2台を〈貝寄せ館〉に寄贈されました。このあと、同会員で〈貝寄せ館〉の設計・施行工事を請け負ってもらった「金氣順也建築工房一級建築士事務所」(福津市宮司浜2)に同店1階を住宅向けに改装する工事を依頼され、5月に完成。私とボランテイアガイド当番で〈貝寄せ館〉に詰めていた同会員らと4日、住宅内部を見学させていただきました。

 以前は商品の陳列スペースだった1階の表側に居間が新設されており、内部から格子越しに見る〈津屋崎千軒通り〉は明るく、日差しもいい感じです。居間のそばには風呂を設け、土間から居間へ上がる階段は2段の幅広い板が使われ、手すりにすがって上がり下りできる高齢者住宅仕様となっています。

 表側に格子を設けて改装した〈貝寄せ館〉側から旧「寺島硝子店」=写真③=を見ると、〈津屋崎千軒通り〉の北側に格子が目立つ町家風に改装された建物2軒が並び、同店の斜め前には江戸時代から続く和菓子店・「上田製菓」の町家(木造2階)があり、天神町にも古風な町並みがちょっぴり復活した印象で、嬉しく思います。

写真③:〈貝寄せ館〉(左端)側から見た〈津屋崎千軒通り〉の旧「寺島硝子店」(左奥の2階建て)と「上田製菓」(右奥の2階建て)

     =5月5日撮影

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