とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

旭山動物園:その1

2015-12-08 19:30:07 | 観光
何度か北海道には行っているが、まだ一度も行ったことのない旭川の旭山動物園に行くことになった。札幌を7時半頃出発して、約150キロ先の旭川を目指す。高速道路に入ってしばらくは問題なく走れたが、後半は雪が降り出し、ホワイトアウトになりそうな天気となって車を運転するのも一苦労だった。

旭川市旭山動物園は、日本最北の動物園だ。一般的な動物の姿形を見せることに主眼を置いた「形態展示」ではなく、行動や生活を見せる「行動展示」を導入したことで注目を集めた動物園である。日本はおろか世界でもトップクラスの集客力を誇る動物園でもあるそうだ。行く前から、どんな動物園か大いに期待していた。

午前10時すぎ、なんとか旭山動物園の西門駐車場に到着する。正門、東門もあるが、人気のあるアザラシ、ホッキョクグマ、ペンギン館には最も近い入口である。冬場は開演時間が10:30からということで、入口で待つ。天気が悪いためなのか来園者も少なく、開園と同時にすぐ入場できた。


まずはアザラシ館に入る。通路を通って中に入っていくと水槽の中をアザラシがスイスイと泳いでいるのがよく見える。




水槽は円柱状の透明なチューブが上下につながっていて、その中を時折アザラシがくぐり抜けていく。人間がよりアザラシの泳ぎを観察しやすいように作ってあるのだろうが、アザラシもチューブの中から人間を観察しているのかもしれない。




次はペンギンだ。何種類ものペンギンが飼育されているそうで、そのユーモラスな動きは、いつまで見ても飽きることがない。12月下旬になると、冬のペンギンの運動不足解消から始められた雪上散歩が行われるそうだが、今回はまだ時期になっていなかった。ペンギンが群れをなして散歩している様はさぞ面白いだろう。


プールの裏側からも観察できるガラス窓が有り、ペンギンを見ている人たちを観察するのも面白い。時折、大きな鳴き声を上げるペンギンがいたりして驚かされた。




飼育員が出てきて餌遣りをしながら、ペンギンの解説をしてくれた。この日は、空いているかと思っていたが、いつの間にかお客が増えて、見える場所に行くのも順番待ちになっていた。


屋外での観察を終え、ペンギン館の中に入っていく。これが、噂の水中トンネルだ。水の中に人間が入っていけるよう透明なトンネルが出来ていて、ペンギンが泳ぐ様子を水の中から見ることが出来るのが素晴らしい。


時折上を見上げれば、まさにペンギンが空を飛んでいるかのような光景に出会える。実に面白い。




プールの上まで上がると、水中トンネルの中を歩いている人間がよく見える。こんなふうに動物及び人間を観察できるようになっている動物園は、初めてである。人気があるというのも頷ける訳だ。




続いて入ったのが、ホッキョクグマ館だ。地上最大の肉食動物ということで、その迫力はすごい。ノッシノッシと雪の広場の中を何度も何度もぐるぐる歩き回っていた。




プール側に観察できるガラス面があり、水を飲みに来たホッキョクグマが間近に見える。本当に大きい。何にもないところでは鉢合わせしたくない動物である。


反対側の展示ゾーンでは、別のホッキョクグマがボールと戯れていた。よほど好きなのか、飽きることなくボールと遊んでいたのが面白かった。




このゾーンでは、シールズアイと呼ばれるのぞきカプセルが設置されている。ホッキョクグマのいる足もとにドーム型カプセルが設置され、カプセルからホッキョクグマを観察することができるようになっている。アザラシが氷の穴から顔を出すイメージで作られたもので、運がよければ間近にホッキョクグマと対面することもできる。


こちらはレッサーパンダだ。いつまでもいつまでも笹の葉を食べていた。




運がよければ、この吊り橋を渡るレッサーパンダが見られるかもしれない。


シロフクロウ。止まっている場所から全く動くことなく、時々首だけがぐるっと回る。まるでロボットみたい。


絶滅危惧種とされるアムールトラ。顔つきが凛々しいトラだ。




悠々と寝そべるメスライオン。


お昼を過ぎていたが、まだまだ半分しか見ていない。昼食を済ませてから残りを見て回ることにした。

「旭山動物園:その2」に続く。