6時間練習を終えて

2014年12月15日 10時00分16秒 | オペラに挑戦
昨日は土曜日と続く2日連続の練習、しかも14時から21時までの6時間練習。さすがに疲れたな。
でもこれだけ詰めてやると、羽生君じゃないが、「自分の課題」がみえてくるというもの。収穫大。

14時前に行って、先生と顔があったとたん「岳さん、できますよ」といわれた。「何のことを言ってるのやら?」。きょとんとしてる僕に「読みました。ウェイター役もできるって。」の返事。えっ、午前中にアップしたBLOGをもう読できたってこと、うれしいことではあるが、僕ってなんでもすぐBLOGに書くタイプだから危険を感じてチェックされてる身なのかなの不安も。そうじゃないですと否定はされたが。 まっ「うれしいね」の感想だけ留めておきますか。

練習前半の3時間は指揮者の平野先生が来て歌練。夏のボエームで副指揮をやってるから教え方も解ってる。若いのに指導の仕方がうまいなの印象。どうしても硬くなる素人をリラックスさせるテクはオペラの役者をやらせてもいけそう。
全曲を通して、かつ本番のイメージで練習していくと、自信もって歌える曲、不安がよぎる箇所、発音の誤り、不完全な詞の暗記 いろいろ見つかってくるものです。
前々から不安があって、「ヤバいな」を痛感してるのがヴェルディ「乾杯の歌」の最初のコーラス。出だしの音がとれないのと、変なメロディーでついつい知ってる主旋律に引っ張られる。これから徹底してやらないとたぶん失礼をしそう。
大きな問題はこれ以外にないが、イタリア語をお経のように覚えてるから、一端詞を飛ばすと復帰不可能になる。歌ってる時に次の詞、メロディーを脳味噌の隣の部屋に常にINPUTし、次々に塗り変える回路が必要だ。他のことにちょっと気を使っただけで脱線。怖い怖い。ところが後半の演技指導時にまさしくここを「今回は・・・だから注意を」と指摘された。オレに指摘したんじゃないか?。
他の細かい誤り等は年末年始の自主練で克服可能とみた。原点に返って緻密な練習要です。

1時間の食事休憩をはさんで6時から演出の先生が来て演技指導。僕には「ボエームのウェイター役御辞退」相談という仕事がある。昨日の今日で失礼な話ではあるが、できないことはできないし、歌いたいんだから歌わせてほしいを伝えていかないと。あっさり「解りました。」と受けてくれましたがね。これで重荷が一つ解消されて、その他の演技に集中できる。ホッと。
ところがなんです、練習の最後の反省時に歌の先生から「今回のボエーム、実は夏より難しい演技指導になってるよ。動きながら歌いなさいと言われてるんだ。頭の中でタイミングをしっかり掴んでないと歌い出せないよ。歌を飛ばすこと多かったよね。夏にできたの慢心を捨ててもう一度全体を頭にたたき込んで。」の指導があった。
そういうことだったんですね。夏あれだけ歌えたから、まっ歌えるさと構えていたら歌えない。演出にも素人対象とプロ用みたいなレベルがあるんですね。納得。歌う神経と動く神経 プロは一体、素人は別ということですかね。われわれ素人の限界ということか。めげずに最善を だ。

演技が付くのはボエームだけで、他はステージ後ろの合唱隊だ。第九みたいにかしこまった雰囲気にはしないだろうけど。
今回は譜面を持って歌うことになってる。その譜面を右手で支えるか、左手で支えるかでちょっとした議論。それを聞いてた僕は「オレは持っていたくない。余計な神経使いたくないな。ない方が集中できるんだがな。」と考えてた。聞いてみることもせず場に合わせて持って出ようと決心。でも持ってる以上頁もめくらんといかんのだろうな。1人変なところでめくったりして。あ~ぁ余計な神経だ。めくらないでいこう。手に貼り付けちゃうか。

歌う順番も発表された。合唱のからまないソロも多くはいってる。知らない曲もある。それはそれで楽しみ。
このプログラムをもとにどういう衣装ででるか、どこでどれくらいのお色直しをするか それを考える。これも楽しみ。ボエーム以外は基本礼服ときまってるからそんなに選択肢はない。
今度の土曜日が今年最後の練習。新年は9日に練習するだけで翌日本番だ。 自主練にはげもう。
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